ヘブンズ・ドアー
▼小説『岸辺露伴は叫ばない 短編小説集』

複数の作家によるジョジョ4部スピンオフノベライズ集。
期待どおりにいい。
いやいいわ。
今の原作者による『岸辺露伴』シリーズとはまたちがう良さがある。

荒木飛呂彦が露伴の物語を描けば、当然それはどうしたって純度100%の露伴シリーズとなる。
なにがどうであっても今の露伴はこうなのだってなるから。
でも別の人の手による露伴となると、下手な冒険はできないぶん、より大多数の読者のイメージに沿ったかたちで見せてくれるので、その意味での安心感はより強い。

内容を大まかにまとめていえばホラー小説アンソロジー。
日常に不可思議な非日常が入り込み、渦中の人物が翻弄され、破滅に向かうといったような。
一個一個がそういう小説として十分通用するようなネタばかり。
ただし渦中の人物がこの岸辺露伴でなければな!!といった。

もともと自分は短編の怪談怪奇ホラーものが好きだ。
読んでおびえて嫌な気分で読み終える、この世には人にはどうにもならないワケのわからないものがあるのかもしれない・・・そういうものを感じていたい。
だから基本はそういう形あってほしいんだけど、でも逆に、脅威には抵抗したい、そうした脅威のドヤ顔に一矢報いたい、って思いもあって、岸辺露伴はそれをやってくれるのがいい。
実に痛快。

たぶん露伴なら八尺様やらくねくねやら貞子やらなんて存在であっても、

うおおおおォォオオオオオオ『ヘブンズ・ドアァーーッ』!!!

・・・つって何かはしてくれるって期待感がある。
まあたぶん、この小説集でもそうだけど、根本的な解決はできなかったがなんにせよ自分は無事だった、てとこまでは持ち込んでくれる。
それってもう勝ちでしょって思うから。
ねじまげてくれる。
本当に話の基本形式がバトルでなくホラーものなので、最後の最後にだけそうしたチートをぶっぱなし、ハイギリギリなんとかしましたー!!!ってなるのがいい。
怖さと安心が絶妙に保たれたまま終わるバランスが。

2冊目が電子書籍でまだ出ていないので待ち遠しい。
このシリーズずっと続いてほしい。
▼アニメ『僕のヒーローアカデミア』

デク以外のみんなの職場体験回。
と見せかけた梅雨ちゃん回というか梅雨ちゃん祭。
アニメオリジナルらしい。
というかこの子めちゃめちゃかわいい。
今回作中で先輩ヒーローに対し梅雨ちゃんが「かわいいわ・・・」独白する場面あったけど、いやかわいいのはあんただろと。
かわいいなーかわいいなーって思いながら見てたもんだから最後の笑顔でそらやられる。
アニオリメイン回作られるってことはやっぱり人気なんかな。


▼小説『恥知らずのパープルヘイズ-ジョジョの奇妙な冒険より-』

上遠野浩平による『ジョジョの奇妙な冒険』小説版。
ノベライズの中でもこれはそのうち読みたいなー思ってたやつ。
読んだらかなり『ジョジョ』というか『5部』。
いや良い、おもしろい。
なんかすげーな『5部』の新作読めてるわ感がちゃんとある。
フーゴって人物がまた個人的にかなり感情移入してしまうキャラってこともあり。

フーゴ好きだったから6部での再登場をすこし期待していた。
6部は舞台が刑務所だったし堕ちた彼がジョリーンと出会うってのもあるんじゃないかと。
結局そんな気配は皆無だったけど、でも作者にその気がなくても、作者公認で、こうしてフーゴがあの時から再びどう歩み始めたのか?の物語が作られたのはとてもうれしいことだ。
フーゴのその後なら他にもノベライズであるけど・・・はまあそれとして。

フーゴ以外のオリジナルも皆キャラが立ちまくってるのも良い。
つい敵側にも感情移入してしまうのがまたある面での『ジョジョ』っぽくもあり。
状況がちがえば、人物だけ見ていえば、フーゴたちと敵側の立場が逆であってもおかしくなかったようにも思えて。

オリジナルのなかでは特にムーロロが良かった。
どうにも憎めず、当初はちっぽけな人物ように描かれていて、でも人間なんてこんなもんじゃないのか?そう思うのは自分がこいつに似てるからなのか?ってふうにも思えてしまい、しかしムーロロもまたそんな自分を乗り越えようとしている、この作品のテーマを担うもうひとりの人物だったのだとわかりますます好きになった。

原作とはまた違った形であっても「あの頃の『ジョジョ』」を味わいたいなら小説でも全然ありとわかった。
今作は上遠野浩平の小説家としての力量とジョジョへの愛が尋常でないことも大きかったのだろうけど。
次は露伴のやつ読む。

無呼吸連打

2018年7月23日 趣味
▼アニメ『バキ』

おもしろい。
おもしろいとこアニメ化してるんだからそらおもしろい。
そして詰め込み感がすごいのにそこまで無理は感じない矛盾。
今回だけで6、7話分はやってそう。
ただ原作通りにやるとアニメとしてのテンポはちょっと微妙な感じにはなるんだな。

原作はふわーっと・・・あ、死刑囚編終わってたんだ・・・で終わってたけど、アニメはどこまでやるんだろ。
大擂台賽編が始まる!?!?・・・なとこで終わってもよさそう。


▼小説『鞍馬天狗傑作選① 角兵衛獅子』

読み終えた。
途中から鞍馬天狗ずっと捕まってたな・・・という感想。
つか戦闘描写もなんか鞍馬天狗より近藤勇のほうがカッコ良く書かれてたような気もしたし。

内容が薄いというのではないかもだけど、ページ数のわりにはそこまでのあれこれもなかったような・・・とも。
でも終わり方が好みな感じだったし、なにより剣劇描写で十二分に楽しめた。
▼映画『男はつらいよ 私の寅さん』

1973年12月26日公開シリーズ第12作。
19作目からさかのぼって見ているけどあまりいい見方じゃなかったなと今さらながら。
前作までがこうだったから今作はこうきたかー、みたいな工夫があってもそれをくみ取りにくいだろうし。

それでも「今作は他シリーズとここがちがうな」って箇所が一作ごとにわりと明確なのでそれはそれで楽しめたりはする。
今作では寅さんが、九州旅行へ立ったとらやの面々に代わり留守を預かる立場となる。
通常とは逆に待つ身となりあれこれ心配ばかりする寅さんの姿がじつに新鮮。

やがてとらやへ帰宅してきた一家の疲れと安どの混じったにぎわいが、なんだかとてもリアルで、それを受けてうれしさの照れ隠しな寅さんにも感情移入しやすかった。

マドンナは岸恵子演じる画家。
寅さんはなにかと芸術家と絡むことが多いように思うけど、たしかにギャップのおもしろさは作りやすそう。

そして常のごとく寅さんはバレバレであっても恋心を決して認めようとはしない。
勘ちがいであっても自分の中で「成就している」と確信していないかぎり「オレがあの人に惚れてるって?冗談いっちゃいけねぇよ」と返す。
なんでだ。
苦しみたくないからか、カッコ悪くなりたくないからか。
それを告白することは弱みをさらけ出すことになるからだろうか。

寅さんは本音、本心を隠す。
それをぽろっと出すときは、もう物語も終わり際の、妹さくらに対してばかりだ。
そんな姿を惚れた女性にみせることができていたら、成就した恋だっていくつかあるんじゃないだろうか、などとつい思ってしまう。

また今作では短い期間ながらも寅さんが穏やかにとらやで暮らす日々がある。
その姿に思うことありげなさくらに対し、夫の博が「けんかもしない恋もしない兄さんなんか兄さんらしくないって言いたいんだろ」とからかう場面があって、勝手だしおかしな話だけどなんだかそういうことなんだよな・・・とも思ってしまった。

岸恵子は画家である自分と女である自分、二つの人生を考えた末に画家をとったようで、やはり寅さんの恋は実らぬかたちとなる。
それでも岸恵子は大事な友として寅さんにはいてほしかったというけれど、それは寅さんにとって残酷な話なんだろうか。


▼アニメ『僕のヒーローアカデミア』

ヒーロー殺し編の終わりまで見た。
おもしろい。
この作品で語られているすべてに納得するわけじゃないけど、そんでも盛り上がるシーンは本当にカッコイイし毎回泣けてしまう。
努力と学び、発想と工夫からの成長が具体的に描かれていくので、単純だけど見ていると自分もがんばろう、もっとできることがあるはず、って思えるのがありがたい。


▼ゲーム『OCTOPATH TRAVELER』

今挑まなくてもいい相手に挑み続けて連敗中。
いったんもうストーリー進めながらレベル上げるか・・・思うんだけどストーリーにいまいち吸引力がないのでややしんどくもあり。
ゲーム部分はおもしろいんだけど。
▼ゲーム『OCTOPATH TRAVELER』

町のモブNPCの中にぼったち無反応なのがまじっている件、聞いた人によって反応ちがう。
「それは違和感あるね・・・」
「いまどきのRPGではたまにある」
「そんなとこ気になるの?」
に大体分かれる。

最初のはやはり同世代だったり最近のゲームやってなかったりの人で、あとのふたつは若かったり現役ゲーマーだったりからのもの。
だからまあそういうことなんだなと。
納得はするけどやっぱり少しさびしい。

このゲームに関しては当分ネットからは情報を得ないと決めているけど、リアルな知り合いならOKとしている。
で、自分は30時間以上やってるけどまだジョブチェンジの気配すらないよー、と話したら「えもうとっくにジョブチェンジしてるけど・・・」とまだ3時間しかやってない人に言われ・・・。

てっきりストーリー進めるとか、村人のうわさとかから情報を得て可能になるのかと思いきや、場所さえわかれば簡単にいけるとこで即ジョブチェンジできる仕様だったという。
なんで気付かなかった・・・

なのでようやく、メインなのにSPタンクマンと化していた盗賊テリオンが剣士に転職、バキバキ物理攻撃マンとして活躍できるようになった。
よかったよかった。
あとやっぱりこういうのはリアルで人と話して情報を得るのが楽しいよね!となんだか学生のころを思い出す感じでもあった。


▼配信『Daigo the BeasTV』

序盤のトークを『OCTOPATH TRAVELER』やりながらラジオ感覚で聞いてたら、「オクトパスなんちゃらっておもしろそうだよね」とウメハラ。
や、今まさにやってるよウメちゃああああん!!!おもしろいよ!!!!
思ったけど自分が打つまでもなくチャット欄が一気にそういう感じで埋まってた。
やっぱりこのわれわれ世代のゲームなんだよなーって。
ジャスティンも「オクトパストラベラーもう出たの?」ツイートしてたし。

なんなら一回くらいは『OCTOPATH TRAVELER』で配信するっぽいので楽しみ。


▼アニメ『僕のヒーローアカデミア』

体育祭編。
第二種目は騎馬戦。
デクが最後に選んだチームメイトは・・・なんと常闇!!!
・・・ってべつに実力的にはだれが選んでもおかしくないキャラなのでその意味でのおどろきはなく。
むしろなんでデクが勧誘できたんだ?って思うくらい。

常闇の個性はこれまでチラチラっとしかお披露目はされてないけど、そんでもかくしきれない強キャラ臭はだだもれてた。
影の魔獣を使役するとかそれもう”個性”とかの範疇なの?エディなの?って感じだったし。
ただオーここで常闇がひっぱりだされるかーの期待感はあって実際大活躍。
昼間は魔獣の力が弱まるらしいけど、そんでも十二分の働きでやはり期待を裏切らないキャラだった。

でもなんだかんだあって一番カッコ良かったのは飯田さんってのがね。
スピード系はずるい、あんなん泣くわ。


▼マンガ『僕の心のヤバイやつ』

Karte.11 僕は突破した
https://mangacross.jp/comics/yabai/11

なんかもう・・・ここで終わっとかない?
いや悪い意味じゃないけど、もうこれで最終回でいいんじゃない?作者的にも長くやるつもりないっぽい作品だし?
とかちょっとまじめに思ってしまった。
この物語に結末やゴールが必要だろうか。

盗公子エベル

2018年7月15日 趣味
盗公子エベル
▼ゲーム『OCTOPATH TRAVELER』

とりあえず30時間やった。
それでようやく1キャラの第2章が終わったくらい。
好き勝手寄り道しながら全8キャラ分やるとそうとうボリュームありそう。

メインにした盗賊テリオンは一応基本の全アビリティおぼえた。
でこっからさらにジョブチェンジできるようになるのだけど、今のところその気配まったくなし。
このやりごたえはありがたいなーな反面、しかしあきらかな不満もあったり。
それは体験版でも感じてたことだけど。

やっぱりどうにもシナリオというかテキストがパッとしない。
あきらかにおかしい!ってほどでもなく、おおまかな流れ自体はまあRPGの物語ってこういう感じだよねーではあるものの、全体的にそこはかとなく面白味や魅力がない。
場面場面がいちいち三文芝居的というか。
声優の演技とかそういう話ではないのだけど。

RPGはバトルがすべて!!ストーリーなんかバトルのためのお膳立てにすぎないしー。
とか昔からのたまってた俺は、だから完全に間違ってた。
ごめんなさい。
まさかこんなに萎えるとは思わなかった。
そんなエラソーなこと言えてたのも、これまでやってきた数々のRPGのシナリオが、わざわざ意識しないでもいいレベルでほんと自然にあるべき形で作られてたからなんですね・・・にいまさら気付かされた。

このゲームはバトルはまあおもしろいのにイベント入ると「あーイベントかー・・・」って感じにすら今やなる。
いや本来はそこもふくめてワクワクするとこちゃうの?と。
退屈っていうかもはや付き合うのに少し疲れるってレベルだし(でもスキップするまでは割り切れない)。

あと村人とかのモブが動かない。
こういうRPGって、たとえば町とか村とか入ると住人がウロウロしてたり、子供がキャッキャ走り回ってたりな光景が定番だと思うのだけど、そういうのまったくない。
それだけならまだしも、さらには会話できるNPCとそうでないNPC(というか動かないのだからもはや背景)とがいるものだから味気無さがいっそう加速する。
状況にともなっての会話の変化もとぼしいし。

体験版の時点で動かない話しかけられないぼったちキャラが町中に点々といたから、あーこれは製品版だと会話できるようになってるんだなー思ってたらまさかそのままとは・・・。
というか正直いまだにワンチャンバグの可能性疑ってる。
俺のをふくめた一部の製品版だけバグバージョン説。
ツイッターで「オクトパストラベラー ぼったち」「バグ」「会話」とかで検索してみたいけど、それでうっかりネタバレとか、あとやっぱり”負”な感情のツイートはまだ目にしたくないので我慢してる。

でもシナリオとちがってここらへんのことに関してはむしろ制作者に同情もしている。
作った人たちもぜったいこの形では世に出したくなかったと思うから。
ほんとに、こんなにもかつてのRPGの楽しさを今一度作ろうとしてくれた人たちが、ここをこれでいいとなんて思うはずがないだろうし。

だからいってしまえば上記二点以外は本気で楽しめてるので、それだけに残念な思い。
自分がRPGにおいて重視してる部分はほんとおもしろいから。
あーこういう楽しさだったわーって。
この形のパーティーでザコ戦効率よくこなすにはどうするか、じゃあこの組み合わせならどうか、ボス戦ではどう動かすか、アビリティの連携でもっとできることはないか、装備は完全効率重視よりお気に入りキャラびいきにするか等々・・・

とにかく区切りつくまではネットでは情報検索しない。
明日はたぶん同じく買った知り合いと会えるから「村人って動かないよね?あとストーリーどう思う?」は聞く。
プレイスタイルは人によってかなり違うだろうから楽しみだ。

ガチくんが!

2018年7月8日 趣味
ガチくんが!
ガチくんが!
ガチくんが!
▼映画『バーフバリ 伝説誕生』

バーフバリ!バーフバリ!
バーフバリ!バーフバリ!
ってお前かよ!!(つづく)


▼ドラマ『ハンドメイズ・テイル』

第8話「イゼベルの店(Jezebel’s)」
ジューンってなんでこんな強いんだろ。


▼マンガ『BEASTARS』(9)

このマンガはネタを無駄にもったいぶらない感じがあって、それをしばらく忘れてたけど、今巻もいきなりきた。
ここでか!?と。
でそっからさらに意外、おおこいつが・・・展開。
ありがたい。


▼マンガ『風都探偵』(3)

1巻まるまる使って1エピソード。
ミステリー要素をしっかりやるならこれくらいがちょうどよいのかも。
相変わらず『W』な雰囲気あって楽しいけど、でもこのマンガにがっつりなハダカ要素いる?しかも今回は死体のだし・・・ってのは大人になった自分だから思うことなんだろうか。

絵が下手みたいに言われてるけど単純に絵ってだけなら十分うまいと思う。
ただマンガとしての見せ方が、特にやはりアクション部分にまだ難があるような感じ。
すごい生意気なことをいえばむしろ常にやや描きこみすぎてるのが場面や動きを把握しづらくしてる要因に思える。

早くも(?)エクストリームとトライアル出たってことはさらなる上位体も登場するんだろうし、ストーリー展開と共に見せ方の進化にも期待したい。
また今巻は木ノ本嶺浩(照井竜/仮面ライダーアクセル)へのインタビューもあってファンには大変お得な巻。
言われてたようにマンガからの再実写化はほんと望むとこだけど・・・最大の壁はやっぱりフィリップ売れすぎちゃった問題なのかな。


▼CPTアジアランキング大会『Abuget Cup 2018』

ガチくんが復活シャオハイをはねのけ見事優勝。
勇ましさゼロなそのガッツポーズのかわいさよ。
ガチくんはずっとほんわか好める感じが変わらなくて良いな。
おめでとう!!!
モテないしダメだしつらい
モテないしダメだしつらい
モテないしダメだしつらい
▼映画『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』

1974年8月3日公開シリーズ第13作目。
今作は開始30分で寅さんがフラれる。
とらやに帰ってきた寅さんは、山陰の温泉津で子持ちの絹代に恋し、所帯をもってささえてやりたいという。
寅さんがついに結婚する!と柴又は沸くも、しかし当の絹代とそうした話はなにもしていないらしい。
とにかくさくらとタコ社長が連れ添って三人で温泉津へとおもむく。
家をたずねると、寅さんの姿をみてうれしそうに飛んでくる絹代。
これは脈ありか!!・・・思いきや、蒸発していた旦那が昨日帰ってきたの!・・・と満面の笑みで。
はい。

そんなこんなあってからの今作真のマドンナは吉永小百合演じる歌子。
しかし今作は見方に失敗した。
19作目からさかのぼって見ていっているわけだけど・・・歌子の登場は二度目なんだな。
第9作目の『柴又慕情』でも歌子はマドンナとして登場していて。
リリーの作品には注意していたけど、まさか再登場マドンナがほかにもいるとは知らなかった。

今作は評判的にそれほど評価高めではないっぽい。
たしかに歌子に対する寅さんの一部のテンションとか、また父親に反発しわが道をいく歌子のことを話す博が、自身も同様の経験があるのにそのことにまったく触れないのはすこし違和感をおぼえたり。

でも歌子と父親の和解のシーンで、とらやの面々が涙するなか雰囲気をきりかえるべく最初に声をあげたのがおいちゃんで、寅さんはそのあともななめ背をむけ静かに泣いているところは印象的だった。
もしかしたら自分と父親のことを重ねているのかなと思うと。

また『男はつらいよ』シリーズの根幹に迫るようなセリフもあったり。

「いくら心の中で思ってても、それが相手に伝わらなかったら、それを愛情っていえるかしら」

これは父親が自分に対し愛情がないと思い込んでいる歌子の、さびしさから出た言葉だと思う。
実際のちには父親は不器用なだけで娘に愛情をもっていたことがわかるし。
でもこれを寅さんの恋愛事情にあてはめると・・・ひとつそういうことでもあるかなぁって。

終盤に寅さんは縁側で歌子と一緒に花火をみる。
寅さんはそっと、それこそ歌子の一挙手一投足に目をやるようにし、花火をみつめる歌子の背中に思わず「浴衣・・・きれいだね」と声をかける。
しかしうまく声はとどかず「なあに?」とふりかえる歌子に対し「えっ・・・なんでもない」。

二人がもっと進んだ仲であればこのやりとりでも十分なのかもしれない。
でもそうではないのだから、個人的な解釈でみるとこの場面は・・・これでよかったのだろうか・・・とどうしても考えてしまう。
おそらく自分も寅さんと同じリアクションをとる気がして。
寅さんも俺もそういうとこなのかなぁって。
まあこのシーンは恋愛うんぬんというのでなく、べつのもっと純粋なものだったようにも思えるのだけど。

「歌子さんにいつまでもうちにいてほしいのと言うのは、お兄ちゃんの気持ちでしょ。それじゃ、歌子さんが幸せなんじゃなくて、お兄ちゃんのほうが幸せなんじゃない」

さくらが寅さんに言ったこのセリフもシリーズ全体に通じるものがある気がする。
寅さんはなんだか、恋をすると、生身の相手というより自分の気持ちや願望の中にある相手をひたすら愛でているように見える。
それだからたとえば相手が別の男へ傾いたり、また自分のほうへ真に迫ってきたときなどは、ああこれはなんだかちがうってなって、どうしていいかわからなくなってしまうのではないだろうか。

結局寅さんは歌子にフラれるわけではないのだけど、ラストに歌子のもとではなく絹代のもとを訪ねたのは寅さんなりのさくらのセリフに対する解釈であり答えだったのだろうか。
劇中には出ないけど映画のキャッチコピーにも”兄ちゃんは恋をしたんじゃねえ ただあの人が幸せになればいいな そう願っただけよ”とあるし。
でも、いや・・・歌子を訪ねていってよかったんじゃないのかなぁ・・・って思えたんだけどな・・・・・・・・自分にはもうこれ以上はわっかんないっすわ。


▼マンガ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』

第3巻読んだ。
ぼっち文化祭編。
そういや自分はどうしてたんだっけ・・・と思い返す。
高校1~2年の半ば頃までクラスでぼっちだった自分は文化祭どう過ごしてたかな~?って。
あっはっはっはほとんど記憶にねーや!(本当に)
ってのがね。
人間の脳てよくできてるよねって。

まあ2、3年のときはどうにか文化祭ふつーに過ごせてそんときの記憶はしっかりあるんだけども。
1年ときはまーじもこっちみたいに、準備の段階でもう自分何すればいいんだろ・・・これ切るの手伝・・・ああ手伝わなくていいんだ・・・とにかく座ってよ・・・みたいになってた覚えだけはある。
そんで当日はなんかブロック塀を眺めてただかなんだかしてたような。
だったら休めよなんで学校いったんだ俺は。

でも部活ではちゃんと人と交流できてたしそこで救われてた。
だからぜんぜんもこっちさんよりマシなんだろう。
もこっちさんも状況改善のため自分で部活作ろうとして、結局ダメだったけど、どっか部活入ればいいのに。
結果はどうあれ入らないよりは入ってみればいいのに・・・


▼マンガ『ダメおやじ』

モテない男の映画を見て、モテない女のマンガを読み、ダメなおやじのマンガを読む。
まるで心が疲れてる人の一日みたい。
漫画家・山野一の双子娘たちがボロボロになるまで読んでるマンガだというので買ってみた。
ちょいちょい集めていく。
▼アニメ『最強ロボ ダイオージャ』

初回1時間スペシャル。
元ネタ水戸黄門で宇宙スーパーロボをやろうアニメ。
主人公ミト王子が痛快な人物で作風も明るくたのしくみれた。
ダイオージャの必殺剣なかなかスパロボ映えしそう。


▼マンガ『白服の美少年』(伊藤潤二)

なんかしらんけど電子書籍で伊藤潤二の未発表(?)ふくめた短編作がバラ売りされてるのでちょいちょい買ってる。
なかには出来的にどうだろうと思えるのも正直あるけど、かえってそれがめずらしい感じもしてこれはこれでと。

『白服の美少年』は『死びとの恋わずらい』のエピローグであり「こんなんあったん!?」て感じ。
もっている『死びとの恋わずらい』には収録されていなかった。
調べたら単行本によってはこれも入っているらしい。

内容は読んだほうがいいとも言えるし読まなくてもいいとも言える感じ。
自分の知っていたラストでは”白服の美少年”の存在は人々のうわさで語られたのみだった。
それで、ああしかしこの町には希望のような存在もまた生まれたんだな・・・って想像で終わるあの余韻も良い読後感だったと思うから。

でもせっかくだからそれを見たいって人も見て損はないはず。
なにひとつ裏切らない内容にちゃんとなってる。
まあ本編読んでこれも知ってしまった人が読まないなんてことはありえなさそう。


▼明日と明後日の予定

土曜日
・『男はつらいよ 寅次郎恋やつれ』
・『ハンドメイズ・テイル』
・『鞍馬天狗傑作選① 角兵衛獅子』

日曜日
・『バーフバリ』
・怖い話考える

2018年7月4日 趣味
録
▼アニメ『アドベンチャー・タイム』

第91話「ファイアー王国の危機/伝説のマシューの山」

「ファイアー王国の危機」
これよかった。
今までの積み重ねありきとはいえたった15分足らずでこの内容はさすATと。
バブルガムほんま・・・ってところからはじまり、あーでもそうかー気もちはわからなくも・・・ってなって、最後にはバブルガムの決断を素直に称えたくなる。
ほんとうのところはどちらが正しいかはわからないのだけど。
ただこれがバブルガム個人にとって大事な転機になるといいな。

「伝説のマシューの山」
かなりカオスなんだけど、まとめると、作中世界にとって実はすっごい重要そうなことをなんかわけわからん調子といつもの調子で台なしにしてしまったんじゃ・・・な話。
ある意味じつにこの作品らしい。
レモングラブの使い道もなかなか幅広そうでおもしろい。


▼アニメ『中間管理録トネガワ』

なんか・・・んー・・・って。
言われてるようにナレーションとざわざわのせいなのかな。


▼マンガ『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』

どうせおもしろいんだろうからいつ買ってもいいや。
って思ってたのを買い始めたらやっぱりおもしろかった。

人間標本館

2018年7月3日 趣味
▼ゲーム『OCTOPATH TRAVELER』体験版

剣士オルベリク編プレイ。
オルベリクのフィールドアビリティは町中の人と試合ができる。
基本的にほとんどのモブNPCとバトル可能っぽい。
腕をみがきたがってる村の自警団はもちろん、「わしはべつに戦わんでいいんじゃが・・・」な村長もボコれるし、「あの子をたすけてください!」と我が子を誘拐され心配している母親もボコれる。
戦闘後には敗北キャラはぶったおれて「・・・う、うーん」となる。
シュールだ・・・

そんなわけでパッケージ版予約した。
これもうやらないはないだろと。
いっそここからの情報はできうるかぎりシャットダウンしようかとも考える。
まだパーティ組んでから何ができるかも公開されていないし、連携はあるのか、物語的にどの程度メインキャラ同士がからむのかも不明。
冒険の出だしはどれも各キャラ個人の因縁によるものだけど、後には世界を巻き込むような脅威にみなで立ち向かうのか、まあ立ち向かうんだろうけどそれがどのような存在なのかもまったく不明だ。

昔はそういうの雑誌なんかで発売前にふわっとでも知っちゃってたわけだけど、そういうのなしで始めてみようかなと。
おーやっぱりこれあるんだ、えこんなんできるようになるんだ、とかそっちのほうが絶対楽しいと思うし。
あれできねーのかよ!はこのゲームにかぎってはなさそうだから。

「OCTOPATH TRAVELER」レビュー|4Gamer
http://www.4gamer.net/games/368/G036845/20180619012/


▼アニメ『僕のヒーローアカデミア』

第6話~第8話見た。
いやおもろい。
俺の予想ではこのマンガは売れる。
つかジャンプ+で無料公開中の原作ちょっと読んでみたけどアニメやっぱりよくできてんだなと。
もちろん原作にある味をぜんぶ出しきることはできないだろうけど、でもほんと相当アニメ作品としてしっかりしてる。
まあ自分が最初に見たのがアニメのほうだからってのもあるんだろうかな。

今日のメインはデクと爆豪の直接対決。
私情でいきりすぎ爆豪に対しなんだかんだしっかり授業をこなそうとするデク。
そらデクが勝つのがものの道理ってもんよ。
しかし結果的に一番評価されたのはエンジンの人というストレートなお約束から少し外したお約束的展開。
まあ最も無難にそつなくやってたって意味ではたしかにあの人だろうし。
とはいえ露出姐さんのヒロインポジに対する「やり方が乱暴」はやや言いがかりではないだろうかどうだろうか。

ヒロインポジが最初から主人公デク寄り安定なのはなんかもう逆に新鮮。
思えばこんな感じだけど実は別にもう彼氏いまーすみたいな作品ばかり見てたような気がする。
俺だってたまにはこういう要素でほのぼのしたい。


▼反省

時間あると『OCTOPATH TRAVELER』の記事とか評判ばかり見てしまってる。
いったんこうなるとそればっかりになる性格がいけない。
それでゲーム終わったら「俺ってなんもない人間だな・・・」ってまたなるんだから。
人生ってやること多いな。
『鞍馬天狗』今週中には必ず読み終えることにする。

脳月祭

2018年7月2日 趣味
▼ゲーム『OCTOPATH TRAVELER(オクトパス トラベラー)』体験版

体験版でプレイできる3時間やりきった。
途中からはずっと雑魚狩りしてた。
このゲームは8人のメインキャラのうちどれを主人公にしても各キャラの物語を楽しめるっぽいんだけど・・・もうそういうの無視してフィールド出られるようになってからはずっとソロで雑魚狩りしてた。

つか盗賊テリオン、HP吸収技とSP(MPみたいなの)吸収技おぼえたらあとは回復アイテムも宿屋もいらずこれ一生戦えるモードじゃん・・・なるし。
そんなんずっとやっちゃうわって。
雑魚敵の大体のHPとあたえるダメージ&吸収値をざっくり計算しながらうまいことやってハイ全回復のくりかえし。
実際はすんごい大雑把なんだけどなんか俺うまいことやってるぜ感が楽しすぎる。
こういう自己満足がまたひとつRPGの醍醐味だろうし。
この無駄で贅沢な時間のつかいかたよ。

システム的にはFFとかロマサガとかほんとそっち系。
アビリティにもバリエーションあってバトル時にコマンドで使えるものとオート発動のもの、その他にバトル以外で使えるフィールドアビリティがあるのがおもしろい。
盗賊テリオンの場合は話しかけられるキャラならほぼどんなキャラに対しても盗みを働けたり。
さらにはシナリオを進めるとジョブチェンジまでできるようになるというのだから(体験版ではそこまでいけない)もうほんと。
なんか自分が好きだった往年のスクウェアRPGの集大成じゃない?くらいの感じすらある。

ただかなり自分的にどストライクな内容なだけに、でもそういうゲームってもうさんざんやってきたからなぁ・・・って思ったりするところも正直。
だからそういうの、もういいんじゃない?ってなってゲームやらなくなってたわけだから。
まあでもひさびさだし今またあえても悪くはなかろうよ。
次は剣士オルベリク編やってみる。
http://www.jp.square-enix.com/octopathtraveler/


▼アニメ『THE ビッグオー』

アマゾンプライム会員なら『THE ビッグオー』が見放題!!
・・・じゃなくなってた・・・・・・・・・・・・・
有料配信になってた・・・・・・・・・・・・・・・
うううおおおおおおおおおおおおおおおお



▼アニメ『僕のヒーローアカデミア』

『THE ビッグオー』の代わりに見た。
入学して一発目の授業。
とっさの工夫による打開いいな。
おもしろい。
陰から見守りまくりなオールマイトもすごくいいよ。



▼小説『鞍馬天狗傑作選① 角兵衛獅子』

鞍馬天狗さんは常日頃から死を覚悟してるんだ。
でもだからといって窮地であきらめたりはしない。
どんな状況でもやれることやるべきことを必ずやりきるつもりでいる。
簡単にあきらめてしまうのは卑怯だと考えているからだ。
身につまされる。
Switch買ったよ!!
▼映画『男はつらいよ 寅次郎子守唄』
1974年12月28日公開シリーズ第14作。
踊り子とできた男がその踊り子に逃げられ、子供だけ押し付けられ、その男が今度は寅さんに子供を押し付けてのスタート。
なんともはやだ。

しかし恋愛模様にこの赤子は直接関係がなく寅さんは故郷地元の病院につとめるナースに惚れる。
で同じくそのナースに惚れている青年に例によって恋愛指南をしてしまい(どうせフラれるだろうと)、思惑とは逆にナースと青年がくっついてああ失恋。
はあ。
やっぱり、どうあれ、可能性があるなら気持ちを伝えたもん勝ちよねって、そういうことなんでしょうかねっていうかそういうことなんでしょう。

最も心に残ったのはほんとにラストもラストの一番最後のシーン。

赤子については物語の途中、父親と、そして母親とはべつの踊り子が柴又にひきとりにくる。
どうにも情けなくたよりない父親にとらやの面々は不安をおぼえるも、物語冒頭から登場し赤子のことを心配していた付き添いの踊り子が、涙を流して「この子は自分が立派に育てます」と言ったその姿にようやく安堵する。

で、ラストに失恋した寅さんがその踊り子を訪ねていくと、赤子はしっかり愛情十分に育てられている様子。
渡し船に乗りこみ話をする二人。
向こう岸にはあのダメな父親が待っている。
聞けば父親もいまは自分と共に暮らしていると聞き、そうかい、と寅さんは笑う。
・・・んだけど、それが笑みとさみしさの入り混じった表情になって、映画は終わる。

もうさ・・・・・
もう・・・


▼CEO
マゴさん、藤村ときどラッシュで敗退。
残念だけど内容的にはかなり良かったっぽいので次に期待したい。
そして嫁さんがホラゲ配信でビビりまくりな中sakoさんがウィナーズTOP8。
これは応援したい。


▼Nintendo Switch
SwitchとPS4、まーだどっち買うか迷うとこあって・・・
もういっそ例のあの人にゲームする人なのか確かめてから、「じゃあどっちがいいと思います?」って聞こうかとか意味わからんこと考えるくらいの迷いで。
でもべつの同僚(男)が、そういやSwitchはオクトパスなんちゃらが出るよねーFFっぽいのー・・・とか言うてたのーと思い出しネット検索。
でその1時間後にはSwitchを購入していた次第。

だからもう、こういうのでいいじゃん、の、自分にとってのそういうRPGがようやくきたかと。
ようやく帰ってきたかと。
結局ドットが俺のRPGの原風景なんだなーって。
でもって、ゲームの中でまで知らない誰かとつながりたいなんてみじんも思わねーし、俺つえー、これ思いついたのきっと俺だけー、こんなプレイしてるの自分だけー、って思いながらやりたいわけなんだから。
攻略サイトなんかも見ないで、まああとで見るかもだけど、あとで見たときに、こんなところに宝箱あったんかーこんなアイテム盗めたんだーって思えればそれでいいんだよって。
そういうのやってくれないならもうゲームなんてやらないから!!
ってすねて泣き疲れて眠ってた俺の中のゲームっ子がようやく目を覚ましたよ。

あとまあ、部屋にテレビがないのでPS4だとテレビごとってなるのがだるかった。
その理由かなりでかい。
やっぱ任天堂すげーなってものすごい今更思った。


▼ゲーム『OCTOPATH TRAVELER(オクトパス トラベラー)』体験版
そんなこんなでやってみた今作。
うん、まあ、はい、って。
いや、うん。
おもしろいよねって。
バトルねって。
個人的にRPGの楽しみはバトル9割、ストーリー?そんなんバトルの演出の一環でしかないって、物語楽しみたきゃ別媒体にいくらだってあるんだし。

ということで、正直テキストはいまいち・・・かなぁ・・・と。
いやいいんだけども・・・・・・あー・・・・・と。
盗賊テリオンで始めて、せっかくの王道的かつカッコイイ風ストーリーっぽいのに、なんかその、いまひとつ洒落に欠けるやりとりとか、え、それいま言うの?みたいのとか、なんだか。
んー・・・・・でもそこじゃないから!
ゲームってそこじゃないから!!!!!!

まあでも、今日は甥っ子への誕生日プレゼントとして『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』も買ったんだけど、やっぱ俺もこっち買おうかなぁ・・・ってのも正直考えてる。
とにかくもう少し体験版やってからだ。

逮捕

2018年6月30日 趣味
逮捕
▼マンガ『BEASTARS』
少しずつ買っていってる。
1巻1巻が濃くて重いもんだから。
キャラも世界観も見せ方も魅力的でむちゃむちゃおもしろいだけにえぐられるもんがある。
それでいて楽しさも十二分にあるこのエンタメ感よ。

ウサギに恋するオオカミ、でもそれって本当にまっとうな恋なの?単に相手をエサとしてみる本能がゆがんだ形で出てるだけなんじゃないの?
てなことをつきつけられ悩むレゴシくん。
現実の人間にはないはずの問題をリアルに思わせ共感させるのってなんかすごい、とても挑戦的だしわくわくする。
とか思ったけど、いやなんらかの感情の根っこに迫り向き合ったうえで真実正直であろうとする、相手に真摯でありたいならまず自分自身のことをよく知っておくべきだ、という物語でもあるのだから現実的な共感があっても不思議じゃないのか。
だからこそ「なぜ好きなんだろう?」の理由をレゴシなりの形で具体的にしつつある姿、健気さにどうにも泣けてくるのだろうし。
それと単純なとこではやっぱり恋愛劇は互いの間に高い壁があるほどおもしろいってことなんだろうな。

レゴシとハルだけでなくそれぞれのキャラクターたちが自分の種や本能を踏まえた上で見せる在り様にも魅かれる。
特にビルのイイヤツともワルイヤツとも言えないリアルな悪友感が好きだ。


▼CEO
マゴさんメナRDに勝ってウィナーズプール抜け。
朗報に沸く格ゲー界隈だったが・・・


▼逮捕
あーはいはいw
あーまー似てるっちゃ似てる?w
んー・・・
あああ・・・・・・

そうなった。
格ゲー配信チャット欄、Twitter画像、動画の順で。
なぜか知り合いが逮捕されたかのような生々しさ。
まさか!?というより、なぜ今!?感。
ギャグマンガのオチかよと思えてしまうのが悲しい。

映画のことも含めてひたすら残念。
ウメハラが何を言うかだけ気になる。


▼感謝
写真右ぺぺだい。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180630-00000533-san-soci
格ゲー界色々ありすぎな一日だった。

杉作

2018年6月28日 趣味
▼アニメ『巨神ゴーグ』
第6話「ゴーグの秘密」
ゴーグの胸の中に人間が。
でも外気に触れたとたん白骨風化。
そのあとも変わりなく自律しているゴーグ。
ユウを守るため(?)に今度はユウを胸の中に入れようとするゴーグ。
なんかやばそう・・・?と感じたユウはビビッて拒否。
ゴーグってなんなんだろ。


▼アニメ『バキ』
Netflixにきてたので見た。
あーまあーといったような。
見ててあんまり気持ちよくなかった。
どの描写もいまいちツボにこないというか。
おもしろいはおもしろいけど原作のおもしろさしかないという感じ。
それでいいじゃんってなら原作読み返した方がいいだろうし。
でも見てく。


▼小説『鞍馬天狗傑作選① 角兵衛獅子』
思ってたのとちがってた。
読もうと思ったきっかけの『男はつらいよ 寅次郎と殿様』では、敵味方が丁寧な口調でやりとりしてるのが新鮮で興味もったわけなんだけど、なんかそういう感じじゃないっぽい。
あれはドラマ版が元ネタだったからなのだろうか。

とはいえこの原作小説もじつに時代劇な感じで良い。
チャンバラ時代劇、最近は見る機会なくなっちゃったけど、あー小説で読んでけばいいかなって。
作品的には児童向けで地の文章もですます調で丁寧なんだけど、バトルシーンの描写や息遣いなんかかなりカッコ良くて。
相当楽しめる。

あとこの本は電子書籍化されておらず中古で購入したのだけど、やっぱ紙の本いいなって。
もうぜんぶ電子書籍でいいじゃん、慣れれば同じだよ、とかもちょっと思ってたけど、そんなことねーなと。
やっぱりより馴染んでるのは紙なわけだし、ページの厚みの増減からくる実感もわりと読書の醍醐味よねって思ったりした。

運営(神)

2018年6月27日 趣味
▼『内村さまぁ~ず』
アマゾンプライムで見放題良い。
適当につまみながら見れるのが。
結果、最初のOPトークがいちばんおもしろかった気がする回もあるけど、それもまたよしで。

でも『内さま』にかぎらずだけど最近途中で動画がよく止まる。
Huluも同じような感じだからiPad miniかルーターが悪いのか。
PCだとそんなことないからやはりiPad miniだろうか。
使えるうちはなんとかもたせたい。


▼今日の知識
好きな人の顔は思い出しにくい説、これあるな。
思って調べたらやっぱりあった。
だってメガネをかけているのは確実に知っているのに、思い出す像はそれすらもあいまいなんだから。
おかしいだろバグだろこれ思ってたけど、要因の諸説を読むとなるほどねーと納得。
なのでそういう気持ちがありつつもないフリをしているのに、うっかり「あなたの顔はどうも思い出しにくいんだよね」みたいにいってしまうとバレる可能性があるのは知っておいたほういいことだ。
学校では教えてくれないことだ。


▼読書
『鞍馬天狗傑作選① 角兵衛獅子』を読んでいく。


▼創作
プロットはできた。
▼『THE ビッグオー』
Act10:「Winter Night Phantom(悲恋! 爆破1秒前)」
昨日見た。
今回は最後でやられた。
よーでけた話でごつ。


▼『僕のヒーローアカデミア』
第3話、第4話見た。
ストレートな努力を見せる作品なんだな。
良いふつーに好感触。
オールマイトはひいきするわけじゃないけど近くから見守るかたちになるみたいだし、なんかそういうのもいいな。


▼その他
距離が近い。
警戒されてないのはうれしいけど、にしても近ない!?って。
いうような事があり。
たまたま俺はあなたのことが好きだからいいけど、でももしそうじゃなかったら、これ大丈夫なのか、痛くないのかと。
いや痛かろうがこっちはそういうとこも含めてなのでいいんだけど。

だから意外にもというか人見知り度は結局こっちのが上なのかもしれない。
いや俺はまだそこまではムリやで?ってなってしまったわけだし。
それか、こっちには気持ちがあるから難しいわけだけど、向こうにはそれがないから気軽に詰められるのか。
あえて若干考えすぎの可能性として、もし俺個人を翻弄する目的ならべつにそれはそれでよくても、実際これあなた的にもリスク負ってるよね?ってところがわからない。

もう気持ちとか関係なく単純に聞きたい。
あの距離感どういうことだったの?って。
なんであそこで昇龍うったの?みたく。
格ゲー対戦後の事実確認みたいなのすごいしたい。

とにかくこれを、あまり自分に有利なように解釈するのだけはやめておこう。
・・・と思う反面、いや、警戒するばかりが正解なのか?とも考える。
そんなわけはないはずだし。
寅さんはそれで結局かなりのチャンス逃してない?ってのも思うし。
実際寅さんだったらどうしてるんだこれ。
それがわかれば俺は逆の選択肢をとるんだけど。
新しい日々を駆けて行くのさ
新しい日々を駆けて行くのさ
▼『デッドプール』
うん、まー、うん。
というような。
不死身&第四の壁突破使えばならもっと色々できたんじゃないかな?思えてしまった。
例えば高いとこから落ちそうになりつつ必死こいて登る場面なんかアクションとしてはお約束だけど、デッドプールならいっそあえて一度落ちてしまってやり直すとかも有りじゃないかと思えたり。
第四の壁突破なんかも扱いがむずかしそうだけど、一つくらいはもう映画としてはギリギリ反則級の、作中の出来事に影響及ぼすくらいのものを見たかったような。

結局は無くも無さそうなスーパーヒーロー映画に収まってしまっていたのがちょっと残念だった。
そんでも良くも悪くもな出来であって良い部分ではまずまず楽しめた。
あとヒロインの人めっちゃ美人だなー思って、自分の人生ではっきり「美人だ」と感じたのは『ファイヤー・フライ』のイラーナ以来だなと思い返したんだけど、あとで調べたら同じ人(モリーナ・バッカリン)だった。


▼『ハンドメイズ・テイル』
第7話「向こう側(The Other Side)」
前回でなんだかんだ秘密の恋人をこさえたジューンに、実は旦那さん生きとるで・・・の事実発覚で、えーって。
なんだか例え創作でもそういうの見るの気まずいなぁ・・・思って躊躇してたんだけど、見たらまあ。
今回思いっきり旦那さん視点の語りになってておもしろいって表現はどうかと思うんだけどでもおもしろかった。
つか旦那ことルークはどうにか国境を越えて、ジューンのいる地獄と比べたら天国ともいえる環境に落ち着けてるし。
なんか親しげな女友達もできとるし。
とっとと見ればよかった。


▼『忍風戦隊ハリケンジャー 10 YEARS AFTER』
Huluに来てたので見た。
タイトルそのまま『忍風戦隊ハリケンジャー』の10年後の話。
細かいことはともかく懐かしさと勢いと作品愛で押し切ってた。
混沌としたとこもあったけど(特に「えっシュリケンここで!?」って)まあ楽しめた。

役者のイメージあまり変わってないなー(クワガライジャー以外)ハリケンブルーとか当時のままに見える・・・。
とかも思ったけど、過去の映像が流れるとやっぱりちがう、当たり前だけど本編時の若々しさ初々しさよ。
ハリケン側はシュリケンの声と御前様以外キャスト全員集合してて、敵側はフラビージョとウェンディーヌのみ出演。
ウェンディーヌの人は結婚して芸能界引退していたのだけどこのために復帰、でも全然記憶にあるウェンディーヌのまんまだった。
また10年後やる・・・かもしれないっぽいので是非やればいいと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=zPShkUBlh0I
ほっこりの正しい使い方
ほっこりの正しい使い方
▼『Eリーグウメハラ応援配信』
最終試合で藤村を怒涛のウメフラッシュで圧倒し1位通過!
ふ~どの「はいサマソ~」がおもしろすぎたんだけどアーカイブ残らないのか・・・。


▼『CPTアジアオンライントーナメントsako応援配信』
sakoさん優勝!!!
2位はボンちゃんだし今日はウメハラゴールドDAYだった。
そしておまけ的なオチはしっかりマゴさんがつけてくれた。
プリン残念。


▼『男はつらいよ 葛飾立志篇』
シリーズ16作目1975年12月27日公開。
19作目からさかのぼって見ているので当然ながらキャストが徐々に若返っていく。
とくに寅さんの甥である満男の若返りがいちじるしくてちょっと不思議な気分にもなる。
以下ネタバレあり。

今作も意外な展開があった。
まずはよくあるように寅さんが惚れたマドンナ役(樫山文枝)に、同じく恋心を抱く大学教授(小林桂樹)があらわれる。
この二人は師弟関係で歳も離れているんだけど、でもなんだか、そうかこういうのもありなのかな・・・と思わせる雰囲気があって。
そうとは知らない寅さんが、むちゃくちゃ頭はいいんだけど恋愛についてはからっきしの教授に、愛とはなんぞやを説く。

「ああいい女だなあと思う。その次には、話がしたいなあと思う。ね?その次には、もうちょっと長くそばにいたいなあと思う。そのうちこう、なんか気分がやわらかぁくなってさァ、ああもうこの人を幸せにしたいなあと思う・・・。もうこの人のためだったら命なんかいらない、俺死んじゃってもいい、そう思うの。それが愛ってもんじゃないかい?」

これを聞いて教授は寅さんを「師」と呼び、後にマドンナへの想いを手紙にたくしてプロポーズするのだけど・・・
なんとフラれてしまう。
そんなのは見ているこっちも、そら寅さんがフラれるのはもうしわけないけど確定事項だし、「あー・・・ね」ってなって終わるんだと思うじゃん?・・・からの今回はこっちもかよ!!は、つらい。
そっちは心の準備できてないよ・・・って死角からこられると、今の自分の状況もあってもろに突き刺さる。
洋次ほんま。
つらいよ。


▼『アンダー3』(1)
榎本俊二の新刊。
”ほっこり”って言葉を目にするたび何故か「うああ・・・」って気持ちになる(幸い耳にしたことはまだない)。
でもこのマンガのセリフでは全然嫌な気持ちにならなかった。
女性がチ○コのぬくもりで温められたメガネをかけて「ほっこりする~~~」、電車内で尿意をもよおした女性のためおっさんらが口を開け即席公衆トイレと化したさまに「ほっこりするね」等。
あ、ほっこりって本来こういう使い方をするものなんだ、とてもやさしい言葉なんだな、と教えてもらった。
ジャスジャス。
http://afternoon.moae.jp/lineup/367
『OCEAN TV』
板ザン、ガチくん、まちゃぼーによる特別番組。
おもしろかった・・・。
板ザンがなぜチームメイトにこの二人を選んだのか?
って質問のくだりなんか、キン肉アタルがチームメイト選んだ各理由に通ずるワクワク感あったし。
格ゲーってほんとに少年マンガの楽しさをリアルにやってくれる世界だよなーってのを再確認した。


『FLAME TV』
ときど、マゴ、ふ~どによる特別番組。
こっちもおもしろかった・・・。
野試合最強と言われ続けているマゴさん。
マゴさんのヒヨりは大きな試合で勝ちを意識するとこから始まるという分析。
ならば野試合ポテンシャルを大会でも引き出すため当人の試合以外では目隠しと耳栓で戦況を隠しておく作戦・・・これマジでやるらしい。
やはりマンガだ。
でも本気なんだよなってのがもう。
ああ。


『大草原の小さな家』
第23話「ジョーの約束」
あ、よかったー・・・ああよかったー。
って最後になる回。
そしてオルソン回からオルソン夫人の悪い人じゃないんですよ感やはり上がってるな。
中身的には特に変わってないはずなんだけど以前のような嫌なオルソン夫人はもうもどってこないのだろうか。


日常の一件についてはちょっとあった。
少しわかったのは、声かけるのはこっちの気持ちがあるからタイミングと勇気が必要なんだけど、いったん会話はじめるとすごい話しやすいということ。
これは話がうまいというよりは、相手の人柄に加えて、この人やっぱり絶妙に変なとこあるな・・・ていうおもしろさと興味の部分が大きい気がする。
今日とか二人で普段よりはかなり話せて、こっちのどうでもいいような質問にもちゃんと誠実に答えてくれたんだけど、え、これにそんな具体的な例えで説明してくれるの?ってことがあったりもして。
そのときはまじめに答えてくれているのだし、こっちも内心は舞い上がってるとこあるから気付かないんだけど、あとで帰って風呂とかで思い出すと笑ってしまう。

とにかく次、今日みたいな時間があったらもっと踏み込める。
気がする。
正直最近ちょっと心折れかけてて、大洲行き準備しようかな・・・若干考えてしまっていたところ、実は全然大丈夫だったこともわかり。
というか今日だってもっと色々訊けたような気がしなくもないんだけど、どうでもいいような話でも楽しく、なんなら相手の方から会話延長してくれる感じがあっても踏み込む前に時間切れになる。
あの話しやすさにのまれ過ぎないようにする。



▼読書

『奇談クラブ〔戦後版〕 06 夢幻の恋』 (野村 胡堂)
『奇談クラブ〔戦後版〕 07 観音様の頬』 (野村 胡堂)
『奇談クラブ〔戦後版〕 08 音盤の詭計』 (野村 胡堂)
『奇談クラブ〔戦後版〕 09 大名の倅』 (野村 胡堂)
『奇談クラブ〔戦後版〕 10 暴君の死』 (野村 胡堂)

『暴君の死』などのいききってる傍若無人話、嫌悪すると共に魅かれてしまうとこもあるのはなぜなんだろうか。


▼創作

策を練らねば。

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