ヘプタポッド

2021年1月26日 趣味
ヘプタポッド
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▼小説『あなたの人生の物語』テッド・チャン

『ゼロで割る』を読む。
この作者の小説、頭良すぎて読めるけどついていけなくなる。
うーわもうダメだーってなる。
それでも「どうなるの?どうなるのー」って気にはなるから読んでしまう。
そうして打ちのめされた気分で読み終える・・・。

『ゼロで割る』は最後意味わかんなくてネットで解説あさって、なるほどねーと納得。
・・・しかけたのに、もうすこし調べたら誤訳がいろいろあるとかなんとかで。
そんでも該当箇所みてみたところで「へ、へえー・・・」だ、こちとら。
元から把握できてないので悲しいくらい問題なかった。

前の2編にも誤訳があって「そのせいで作品の真意が伝わらない」らしい。
とか言われても知らんわ!!!!!!
いや、
わからんわ!!!!!!!!!!!!!
どっちにしろ!!!!!!!!!!!!!!!!!
悲しいなあ・・・

頭のいい人が頭のいい仕掛けをほどこした作品つくって、でも凡人には気づけなくて、でも同じように頭のいい人が「本当はこうなんだよ!」って教えてくれても、その同じように頭のいい人がウソをついてたら見抜けないわけじゃん?
いやその・・・何が言いたいかっていうと、それが本当かどうかすらこちとら判断つかないんだよ・・・ってことなんね。
この作者自身がもし「これが真実だよ。本当はこういう話だよ」つってもおれはもう疑っちゃうよ。
この作者のことだから腹の中で「えーこんなん信じちゃうの?」って思ってるかもしれない・・・思っちゃうから。
もわっかんねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
でもおもしろいことはおもしろいから次も読むー。



▼ゲーム『MTGアリーナ』

帰ってから一戦のみ。
しかし死闘だった。

相手は・・・青の、槍ざっぱーんで。
槍ざっぱーんで、仲間追放して、追放したと思ったら「ゴメンゴメン」つってもどして、仲間のトリガー能力発動。
それでドローをするする。
しかも槍ざっぱーん自体はまあまあデカいうえに破壊不能。
オイ・・・っつう。

でもなんとか勝った。
ランクルとか悪魔の抱擁とか出すたびにタップ状態にされたけど、相手にそこまでの攻撃手段がなかったから粘れて、どうにか。
2枚だけの壮大な破滅ひいておまえ自体を追放じゃいして。
やったね。
まだまだ不完全ながらやっぱり参考デッキは入ってるべきものが入ってるんだなと思った。

今のところはマラキールの選刃とかもまだ入っている。
ランクが上がるとクリーチャーに頼らないデッキも増えるから役に立たなくなる、って解説されてるけど、低ランクだと普通にクリーチャー出してくるデッキ多いから除去の出番も多いし役立ってくれている。
今は低ランクな上に月末か。
「しまった」ってエモ使う人に連続で当たったし(別人)、こっちもこっちであからさまなミスしたりだし、そんなんで言うのもなんだけど・・・今のところかなり楽しい。



▼マンガ練習

指慣らしマンガは回想編終わり、だと思う。

マンガ模写はやっぱり納得して模写できる参考作品を探すことにした。
ここで妥協したら「でもなぁー・・・うーん」を抱えながらやることになる。
それでちょっとやって結局やめたり。
最初が肝心だ、しっかり決めたい。

できれば海外アニメみたいな作風のでKindleがいい。
どう探せばいいのかもわからなかったんだけど、うろうろしまくってようやく見つけた。
「Kindle洋書」の中の「Comic & Graphic Novels」がまさにそれっぽく。
しかもKindle Unlimitedばかりなのありがてぇ・・・
海外のコミックだからか。
金脈を掘り当てたかのようだよ。
自己破壊コマンド
自己破壊コマンド
▼小説『あなたの人生の物語』テッド・チャン

SF短編集。
表題作が『メッセージ』なるタイトルで映画化されている。
とりあえず『バビロンの塔』『理解』の2編を読んだ。
以下一応ネタバレ有り。

『バビロンの塔』
かのバビロンの塔を登っていき、やがて”空の丸天井”に到達し、そこに穴をあけ、掘り進んで神のもとへ行こう・・・みたいな話。
おもしろそー、おー天まで届けな塔の描写がリアルー、でも最後には空に天井なんてないってことに気づくんだろうなー。
って読んでいったら、途中に月が出てきて、その月の高さを追い越して行って・・・あれ?ってなって、結局空には天井もちゃんとあった。
これSFじゃない!?・・・なったけど、いやそもそもバビロンの塔が神話だし、自分が勝手にSF短編集って思い込んでただけだ。
そんでそっからまた長い年月かけて丸天井突き進んでいったら、貯水池ぶち抜いちまったみたいになって、洪水起きて、でも主人公はナニコラタココラァア!!って落ちてくる水のなかを泳いで昇っていくのね。
そしたら地上に出て・・・
え?なんで?・・・ってなるんだけど、高い高い高い塔を昇って、空を突き破って神のところへいこう長い時間をかけてがんばった結果がコレ、ふりだしにもどっただけ。
いやまさか天地がこんな仕組みとは・・・・・・やぱ神ってスゲーや!!!
でEND。
おもしろかったけどSFじゃなかったー?だった。

『理解』
この短編集、表題作以外はSFじゃない可能性もあるな・・・
・・・思った矢先の2作目メチャクチャSFだった。
凄まじくSF。
スゴかった。
事故に遭った男がホルモンK療法というのをうけたら、その影響で知能が爆あがりした話。
記憶力理解力学習能力その他もろもろすべてがトンデモナイレベルになって、天才なんて言葉じゃおっつかないくらいの、最終的には超人と呼ぶにふさわしいくらいになる。
そんで知能が上がるということは、その肉体への理解も上がるということで、肉体操作能力もエライことになるみたい。
でもこのへん正直うまく説明できる自信がない・・・

肉体操作の能力が上がるといっても、岩をも砕くパンチ力だとかビルもひとっとびの脚力だとかを得るわけじゃない。
人体の発するフェロモンとか、また催眠能力とかを、こう、すっごいレベルで、ね、っていう。
たとえば人は強い感情をいだくと、特有のフェロモンを発したりする・・・ってのはなんとなく聞いたことがある。
それによって他人に好感を抱かせたり逆に不快にしたりってのが現実にもあるみたいなんだけど、こういうのを操れるようになる。
それもモノスゴイレベルでだから、ついには相手の自律神経にまで干渉できるようになるという。
対峙しているだけで相手の血管を破裂させたりできるようになる。
いやトンデモなんだけど、でもとにかく文章での説得力が凄まじいから「そ、そうなんだ・・・」ってなって読めてしまう・・・

物語の最後で主人公は同療法を自分よりちょっと先に受けた同超知能者の男と戦う。
”彼は知能を手段と見なし、かたやわたしはそれ自体を目的と見る。”ってことで相入れないらしく。
そのバトルの結末は・・・もうなんだろう、なんだろうコレ・・・ってなる。
わからん・・・・・・わからんけど、今後なにかの作品にふれたときに「これ『理解』のバトルじゃん」って言う機会がくる、おすましドヤ顔で、なことを思ったりもした。



▼特撮『魔進戦隊キラメイジャー』(再)

やっぱり今回の結末にはいろんな説が飛び交っている。
ひとつには充瑠のみたものこそ正しくて、青年の作品が落選したのはそう見せかけた敵の策略。
実は受賞しておりラストのデビューにつながってのハッピーエンド説。

これもあるかなとちょっと考えてはいたんだけど・・・というかこれじゃないと充瑠がこの話だけ、いわゆる”信頼できない語り手”になっちゃうんだよな。
それについては個人的に、充瑠だってなにも完璧な人間ではないってことをあらわしたものと考えたわけだけど。
そのほうが自分としてはもっと少年・充瑠を近く見れる気がするし。

表面の流れだけすくえばこれで通る話にはなっている。
でもやっぱりそれだと雑すぎるんだよ。
もし落選が策略だとしたらそのネタ明かしもフォローもなかったわけで、最後いっさい青年の姿を出さないなんて、この作品としては明らかな不自然さだし。
それとやっぱり最後におとずれた青年の家がとうとつに更地になっていたこと。
ただ単に引っ越した、とかじゃないんだもの。
上記のハッピーエンドの流れでいくならあんな描写いらないはずだし。

明らかに作り手が答えを出しにくい仕組みにしている。
そしてそのことが意味をもっている、少なくとも自分はそう感じた。
だから結局答えは出ない話だったとするのが素直なところなんじゃないだろうか。
「こうだったのかも」以上のことは言えない話。
それでいてそう深く考えない場合にはヒーロー作品らしいハッピーエンドにもなっている。
いつも正しいはずの、間違ったときは間違ったとすぐ訂正してくれるはずの、”戦隊レッド”にすべてをゆだねれば。
よくもこんな話作って出してくれたよ。



▼マンガ・イラスト練習

ナナチ模写終わり。
完成とは言わない終わり。
あとは「色も塗ったよー」って『メイドインアビス』仲間に見せるだけ。

次はマンガ模写。
結局まだ参考作品見つかってないんだけど・・・なんでこんな見つからないの。
できればカートゥーンアニメのコミカライズみたいなやつ参考にしたいんだ。
いやじつは1作は見つかって、というかもともと手元にあって、方向性はこれなんだけどなーーなんだけども。
まあ他に見つかるまでこれにするか。
こういう感じにはまちがいないわけだし。
やるしかない。
フランク・ボーマン
フランク・ボーマン
▼映画『2001年宇宙の旅』

見た。
以下ネタバレ含む。

思っていた以上に・・・いやかなり、小説版に近かった。
もしこれが「小説を原作とした映像作品です」だったならけっこう忠実だなと思えたんじゃないか?ってくらいに。

じっさいには映画はアーサー・C・クラークとスタンリー・キューブリックの共同脚本で、小説と並行して作られ公開も先。
結末もクラークがキューブリックに複数提案したなかで選ばれたものらしい。

しかしやはり言われているように映画単体では意味不明であろう箇所が多々あった。
先に小説を読んだ身としては「ああここはあれかー」「おー想像してたのと近いな」って楽しめたところも、最初に映画を見ていたら「なんのこっちゃー!」なっていただろうなってのは容易に想像できる。

でもだからといって、もし『2001年宇宙の旅』を人に勧めるとしても「先に小説版読んでおいたほうがいいよ」とも言いにくい。
なんなら先に映画を見ていたかった気もちょっとあって、こういうとき思い出すのはやはり、

”そして空のすべてを見た時に 人は空を殺してしまうのだ”

という谷川俊太郎の詩『空の嘘』だ(いまだに詩ってものがよくわかってない身でこんな引用するのもどうかと思いつつも)。

ざっくりいってしまえば先に映画をみた場合に想像したであろう解釈は、今となってはできない、ってことで。
実際この映画もわからないからこそ引き付けられた人が多くいて、さまざまな解釈で盛り上がった事実がある、らしいし。
「作り手の意図したところでない解釈をするのは映画を正しく見てるといえない」みたいに言った映画評論家もいて、それはそうかもとも思うのだけど、わからないからこその解釈の広がりも楽しみ方としては持っていたいところで、自身の解釈と作り手の意図、両方もてるならそっちのが得だとも思う。

とにかく小説版を元としてみると「意外にも忠実だな」となったわけだけど、ここはちがうんだってなったところもあった。

・小説版の最終目的地は土星の衛星ヤペタスだったのが映画版では木星(小説版も当初は木星を目指していて真の目的地は隠されていた)。
・小説版ではフランクの死体を回収しに行ってない(でも「手を振ったように見えた」描写は一瞬ながらも映像化されてた、気がする)。
・冬眠乗組員に対するHAL9000の殺しの手口が映画版のがダイレクトアタック。
・知性を奪われていくHAL9000が映画版だとはっきり『恐怖』を感じていると言う(ボーマンの情に訴えるのが目的で実際はそのような『感情』はないという解釈もできそうだけど)
・最後のボーマンの進化過程(準備?)が小説だと記憶が逆行していく感じだったのが映画だと肉体の老化を経てになっている。
等々。

あと映画だとしょっぱなのモノリスによる猿人教育がものっそいはしょられている。
小説だとモノリスが猿人を遠隔操作していろいろ新しい動作を教える描写があるのだけど、映画だと映像と音楽の力のみで押し切っている感。
でもあの押し切り具合、きらいじゃない。
なんか、ファー、ファーーーー!!!(音楽)で、骨ウッキャウッキャーで、うおおおおお!!!!!!・・・てなるから、充分。

HALの暴走については、小説の説明だと、ボーマンとフランクにだけ旅の真の目的が隠されていることによってHALのなかに真実と秘密の葛藤がうまれ、ミスを起こすようになり(しかし人工知能はミスを認めることができない)、それを理由にシステムを切断するといわれ、自己防衛で乗員を殺しはじめたとなっている(でもフランクを殺す直前はまだHALは深刻な疑いをかけられていなかったようにも思う・・・あれもミスの内だったのだろうか)。

真の目的とは地球外生命体の調査で、ボーマンとフランクは長旅のあいだ地球の一般人とも通信を行うため秘密にされており、目的地についてから報される予定だったのだ。

このへんは映画だけだと、なんとなーーく・・・・・・わかる・・・だろうか?って作りだったように思う。
まあ、HAL故障したんだな、こういう状況で人工知能イカれたらめっちゃ怖いな、ってだけでも充分だったようにも思うけど。
むしろ個人的には映画版をみて、コンピューターは完璧っていうけど、考えてみればそもそもが完璧ではない人間が作ったものなのだから、コンピューターの完璧さもまたあり得ないってことになるんじゃないだろうか・・・という考えがうかんでもきたし。
HALが人間の完璧さを否定したのは、結局自身の完璧さの否定にもなっている皮肉でもあったのだろうかなと。

また後のさまざまな作品の元ネタらしきものの散見も楽しかった。
わかりやすく『ガンダム』のボール、『エヴァ』のシャムシエルにラミエル、『MOTHER』のスターマンとか、きっと他にもいろいろあるんだろう。

とにかく見て良かった。
小説と映画ともに楽しめたというのと、あとたぶん、後の、とくに宇宙やSF関連の作品を見るにあたり、この『2001年宇宙の旅』を知っているかいないかで受けかた変わるところは絶対あるはずだから。
それは元ネタどうこうってだけでなく、そうした作品を手がけるほうも『2001年』ありきで作ることは、自覚無自覚問わずあるだろうから、見る側としてもそれで気づくことは増えるだろうし。
そういうところでまた、この『2001年』を思い返す機会があったら、都度楽しいだろうなと思う。



▼特撮『魔進戦隊キラメイジャー』

お笑い芸人コンビ・かが屋の”かや”がゲスト。
「おー、かやだー」って先週の予告からちょっと楽しみだったけど、内容がそれ以上のインパクトで。
『キラメイジャー』だけでなく近年の戦隊でも稀な不思議回だったのではないだろうか。
それも笑いにふったシュール回とかではなく終始シリアスで。
一見話としてわかりやすくまとまっているようでいて「あれ?でも・・・」な要素が残り、いろんな解釈ができてしまう。

脚本はメインライターの荒川稔久ではなく徳永富彦。
『相棒』をはじめ刑事ものの脚本が多い人のようだけど、そういった人がむしろこういう話を作るのは意外な感じがする。
でも知っている人からすると実にこの方らしい脚本でもあるようで。
昭和のウルトラマン風味といった感想もあって、なんとなくそれは納得できるところもある。

いや思い返してみると、改めてすごい話だった気がする。
だってこの作品においていつも”正解”を出してくれるはずの充瑠(レッド)が・・・ある意味一番不安定に感じられた話でもあったわけだから。
充瑠の見た真実にそえばハッピーエンドなんだけど、視聴者として客観的にみるとそうとは言い切れない作りになっている。

かやが演じたのは引きこもりの青年。
自室で絵や漫画を描いているときと、それを友人の少年に教えているときだけが幸せで、充瑠はいつものようにそこに輝きを見出す。
それもあって最後、青年が今回の戦いに巻き込まれたことをきっかけに変わるといいなと言った仲間に対し「変わらなくてもいいじゃん」と充瑠は強めに口にした、んだと思う。
充瑠自身も絵が好きで、好きすぎて、そのせいで周囲から迫害気味になっていたからこそ、ゆずれなかったんだろう。
たしかに変わることだけが正しいとはかぎらない。
それでも変わらないことで充瑠のように輝けるものもいれば、そうでないものもまたいる。
だからこのとき、そうだよな充瑠もまだ高校生で子供なんだよな・・・とあらためて気付かされた感じがした。

ほとんどの場合に充瑠はひとつの正しさの象徴・戦隊レッドとして扱われてきたけど、この話ではひとりの少年・充瑠の思いの吐露でしかない。
いや今までもそうだったんだけど、その後の展開がそれをひとつの正解だとして見せてくれていた。
しかし今回の劇中の現実では、青年ははたしてそのままで幸せになれたのか、それとも良く変われたのか、はたまた今後も変わらず現実におびえながら生きていくのか・・・は判然とさせないまま視聴者にゆだねるかたちで終わっている。
いつもの『キラメイジャー』らしい「こうだよ」「こうでもいいじゃん!」ではなく、「あなたはどう思う?」っていう非常に異質な余韻回となった。

今までそんなこと考えたことないけど、こういう回が出てきて良かったと思う。
充瑠、そうだね、キラメイジャー正しいね!・・・っていういつもの感じも気楽で心地よいんだけど(実際そう思えることばかりだし)、でも一回ちょっと、目線変えて考えてみよっか?って作品のほうから提示してくれたというか。
なんなら、もうひとつくらいこういう回があっても良かったのかな?って(ここからの話数で入れるのはむずかしそうだけど)。
かやの演技もハマってたし、今後『キラメイジャー』語る上で外せない回だったと思う。



▼ゲーム『マジック:ザ・ギャザリング アリーナ』

まこと細々ながらも続けている。
薄暮薔薇の棘ヴィト、銀打ちのグール、靴かじり、影槍、マルドゥの先導、悪ふざけの名人ランクル、とかそんな感じの黒単デッキで。
レシピ参考にしながらカード集めている段階なのでまだ殺害とかも入ってるけど、そのおかげか低ランク帯だからか相手クリーチャーザクザク処理しつつわりと勝ててる?みたいな。
でも一戦やったらもう疲れる・・・のは変わってない。
メンタルフレイザード、勝ちたいだけだと長続きしなさそう。

いまの参考レシピにないカードでは魔王の器とか使ってみたい。
魔王の器を切削して釣り上げてどーたらみたいなの。
自分なりの工夫をもっと入れられたらより楽しめるんだろうな。



▼マンガ・イラスト練習

指慣らしマンガはいつもどおり。
回想長いな。

ナナチ模写は・・・
先週までに終わらなければ封印する、とか無責任に書いてしまったけど・・・
ここまで描いて!?
だ。

なのでいや、ほんと、今週中に終わらす。
今週中に終わらなければ、消す。
封印しない場合、あなたはこの絵を消す、っていうテキスト。
リクエストしてくれた人に(いや自主的に描くって言ったんだったか・・・)「色も塗ったよ!」って見せたいじゃあないか!

だからもう無責任に封印とか言うのやめよう。
消すもなし。
忘れるから。
忘れて「あ!」ってなってどうせそれ守らないなら意味ないから。
ど素人らしく楽しく描きなさいよ君は。
宇宙!(ピャー)
▼小説『2001年宇宙の旅』アーサー・C・クラーク

読み終えた。
休日使わなくても一週間に一冊読み終えられるんだな・・・とわかった。
おおよその目安だけど300ページなら4日。
おぼえておこう。

以下ネタバレ。

HAL事件後は、スターゲートに入って、最後はスターチャイルド。
スターチャイルド・・・人類超進化の第一歩?なのか。
宇宙旅行中じつは見守っていてくれてた地球外生命により地球人デイビッド・ボーマンは、なんか、なんかスゴイ赤子になる。
『幼年期』といい好っきやなーアーサーそういうの!ってところでもあるんだろうか。
でも『幼年期』よりはバッドな感じはぜんぜんなくて。
なんか、そうか、って。
うん・・・

とにかく読んでいる間はところどころながらも宇宙旅行擬似体験できてた気がする。
自分程度じゃうっすらだけども。
もっともっと想像力や宇宙・科学知識の長けている人なら、ほんとうにそういう体験ができるんじゃないだろうかって思う。
だって宇宙ってほんとうにあるものだからな(あるよね?)。
ほんとうにあるものを、その方面の知識すっごいある人が、その知識を分け与えて見せてくれている世界なのだから説得力や信頼感がちがう。
全面的に作品によりそって入り込める、没頭できたらそれはもう宇宙旅行ですよ。
宇宙いってきたわ。
ただいまですわ。

それでこの後は休日に映画版を見るつもりだけど、調べたらその続編もあると知った。
『2010年』ていう・・・というか小説版も続編『2010年宇宙の旅』ってのがあって・・・いやそっからまた『2061年宇宙の旅』『3001年終局への旅』ってのがある。
あるのか。
なんか『シンデレラ』がじつはディズニーアニメだと『Ⅲ』まであるみたいな感じだ(見たことはない。いつか見たい)。

じゃあ次は『2010年宇宙の旅』読むぞー思いかけたけど、これまで大して触れてこなかったSFを読み始めたきっかけは「Kindleに放置されている本を消化していこう」だったのだから、他のすでに購入しているものを先に読んだほうがいいのかな。
そしたらまた「もっと早くに知りたかったなー」なものを見つけられるかもしれないし。
それに『2010年宇宙の旅』は映画版『2001年』見てからのがいい気もするし。

とはいえ他にたまってる本もなぜかSF系ばかりだから当分はSF漬けになりそうだ。



▼金属バット

金属バットのYouTubeチャンネルのおかげで『ミュータントタートルズ』のブタとサイの名前を知る、というか思い出すことができた。
ブタがビーバップで、サイがロックステディ。
もう忘れないよ。
大深淵
大深淵
▼小説『2001年宇宙の旅』アーサー・C・クラーク

以下展開ネタバレ。

HALのところ読み終えた。
思ってたよりあっさりめだったというか、この問題が最後までつきまとうってわけじゃないんだ?って感想。
HAL9000って人工知能が暴走して乗組員を殺していくんだけど。
原因としては、命令実行のなかで葛藤を抱えてしまったがゆえにエラーを起こし、そのエラーを否定するため(なぜなら人工知能はミスを犯さないから)乗組員を殺害・・・とかそんな感じなのかな。
正直現段階ではいまいち飲み込みきれていない。

もしかしたらこのへんは映画版のほうがおもしろかったりするのかな?
とも考えて、まだ読んでる途中だからやるべきじゃないと思いつつも・・・つい、誘惑に負けてそのへんちょっと調べてしまった。
そしたらむしろ「映画版のほうがそのへん説明不足」であるらしい。
いやたしかに小説版のほうは理由をしっかり説明してくれてはいるんだけども。
されてるのに、んー・・・・・・・・うん・・・?なんだよな。

ただ最後のHALの最期は生々しい残酷さを感じた。
生き残った乗組員ボーマンは宇宙船を管理しているコンピュータから身を守ろうとするのだけど、その全機能を失わせるわけにはいかないから人工知能だけをぬきとろうとする。
HALに対していわゆるロボトミー手術を決行し、徐々に知性の失われていくさまがHALの音声で伝えられるのだ。

人工知能に恐怖という感情はないようだけど、なんだかこうした高度の人工知能に命や意志といえるものを与えることは、同時に死をも与えていることになるんだなと知った気がした。
現実世界でも人工知能は徐々に発達していってるけど、どういった段階からそのへんは深刻に考えるべきことになるんだろうか。
どの段階から「これはもはや命です」ってなるのか、それをだれがどんな物差しで決めるのか・・・というか人間は人間以上の存在を作っているはずなのに、それを制御し切れる保証なんてなにもないのに、作らざるを得ない。
さんざんSF要素ある物語で語られまくっていることだけど。

あきらかに人類最強の敵を生み出すために日々がんばっている、がんばらざるをえない、なぜならがんばりたいから。
それっておれが他にやるべきことあるのについエロ動画見ちゃう欲望とどう違うというの。
ああでも、それこそが『幼年期の終り』のあとがき書評にあった「人類存続そのものよりも、人類の存在価値により大きな重点を置く作家」ってのにつなげることができるのかな。
自分たちよりもさらに高度な存在を生み出す者たち、っていうと「人類すごし」ってなるか。
だからエロ動画を見るという行為になんらかの価値を見いだせない限りは並べて考えちゃダメだな。
せめてエロ動画を見ることで性欲を抑制し、やがては正しく子孫を残すものになることができてからだ。
でも、動画を購入することで経済に貢献はしているわけだし、それによって他の誰かが子孫を残しやすくなると考えると・・・
とにかく人間も宇宙の一部、俺もまた宇宙なんだ。
俺は宇宙。
がんばろ。

HAL

2021年1月19日 趣味
HAL
HAL
HAL
▼小説『2001年宇宙の旅』

今のところはもうなんだか「人類すげー」「宇宙すげー」って感じで読んでる。
まあ1968年の作品なんだけど・・・調べたら思ってた以上に古かったな。
しかも小説版は映画版の原作というわけでもないらしく。
むしろ映画のほうが先で4月に公開、同年の6月に小説版が出たのだとか。
ネタバレ踏むのこわいのでこのへんは映画版も見終えたらまた調べてみる。

読む前から漠然と「なんか人工知能のハルだかが出てくるんだっけ」ってのと「でっかいUFOと音楽でコミュニケーションとるんだよね」って知識だけあった。
そしたらハルは出てきたけど、読んでるとどうも・・・そんなガッツリUFOとか出てくる感じじゃないな・・・
思ってよくよく思い返したら後者は『未知との遭遇』な気がしてきた。
『未知との遭遇』もちゃんとみたことないんだけど多分。

読んでて景色を頭のなかで作るさいには映画『インターステラー』がだいぶ役立っている。
自分の見たなかでパッと思いつく「ザ・SF」といえばそれくらいしかないから。
その他ってなると次点でもう『ターミネーター』あたりがきてしまう。
『インターステラー』かつてないほどSF熱が高まっている今見直してみたくもある。



▼マウス

なんの前触れもなく無線マウスのBluetooth接続が切れた。
マウスとPC再起動してもダメで、他にも試せることはあったけど、まあもうUSB使っての無線でいいかな思ってそっちに変えた。
どうもMacはBluetooth接続不安定なところあるらしいので。
USBに変えたらふつうにつながって、しかもなんとなくレベルだけど動作がBluetoothより快適になったような。
一般的にもキーボードはBluetoothでいいけどマウスはUSB使ったほうがいい言われてるようだ。



▼マンガ・イラスト練習

結局その、それなりでも話をつなげはじめたら、つなげざるをえない・・・になる。
指慣らしにはなっているはずだからいいんだけど、徐々に時間食うようにもなってきてる。
そしてこの話はどこへ向かおうとしているんだ。

ナナチ模写はベースになる箇所は大体ぬれた。
ここから影つけたり、光当てたり、する。
でもほんとに見様見真似だ。
指慣らしマンガでも一応は色塗ってるんだから、そろそろ色の塗り方も調べたほうがいいんじゃないのか!

カレルレン

2021年1月18日 趣味
カレルレン
カレルレン
カレルレン
▼小説『幼年期の終り』アーサー・C・クラーク

読み終えた。
以下ネタバレ。

オーバーロードが人類を管理した目的、それは、人類を戦争などで自滅させず、ある時期まで平穏に生きながらえさせるためだった。
そのある時期とは、人類が・・・なんていえばいいんだ。
あれは進化なのかなんなのか。
とにかくある時期より生まれた子は、精神の力がそれまでの人類を超越する。
肉体、人格、記憶や歴史は無意味となり、まったく別な次元のものへと変わってしまうのだ。

そしてやがては遠い遠い宇宙にいる・・・オーバーロードにすら正体がつかめていない、同時に彼らの主でもあるという、宇宙的精神体”オーバーマインド”にすべて吸収されるという。
人類を全能の力で管理していたかのように思えたオーバーロードもまた、さらなる存在につかわれている種族にすぎなかったのだ。

物語の最後に地球の子供たちであった者たちは精神の力を開放し宇宙に飛び立っていき、膨大な力の影響で地球上の物質もみな形を変え消えていく。
これが逃れることのできない地球の終焉なのであった。

オーバーロードはときに人類を憐れみ、ときに人類をうらやみもしていたという。
彼らは地球人類のような力をもつことができないらしい。
だからこそオーバーマインドに吸収されることなく、永遠の下僕となるしか道はなかった。

しかしオーバーロードの総督カレルレンは自分たちはこの運命に決して絶望しないだろうとも思っている。
彼らが彼らであるという証、その魂だけは失うことがないからだ。
自分がこの結末を読み、なぜこんなにも悲しいと感じたのか、それは人類が自分の知る人類のまま終わることができなかったからなのだと知った。

あるイギリスの作家は『幼年期の終り』の書評に「人類の存続そのものよりも、人類の存在価値により大きな重点を置く作家に会うことができた」とつづっている。
事実ひたすらその世界に圧倒されながらも、しっかりそのテーマにそったものを心に刻まされている。
人類の存在価値、人間であることの愛おしさ、と同時に創作の価値というものもまた思い知らされた。



▼新たな読書スタイル

『幼年期の終り』最後はiMacのKindleで読み終えた。
iMacのディスプレイにページを広げ、ゲーミングチェアでリラックスしながら。
これもう映画を見るのと同じだなと思えて、なんだかそうしてみた。
ディスプレイから情報を得て脳内スクリーンに映す。
そして体勢は映像鑑賞のかたちにすることで、擬似映画鑑賞体験とするのだ。
またやってみる。



▼小説『2001年宇宙の旅』アーサー・C・クラーク

読み始めた。
出だしは原始人がウホウホで、ウホウホいってるんだけど、そこに例の、例のあの”モノリス”が現れて。
”モノリス”が原始人を教育するんですな。
で原始人はウホウホから進化し始めて・・・・・・・
物語は一気に宇宙時代に飛ぶ。
フロイド博士が月面基地にいくんだ。
クレーターの地中からなんか見つかったぞ!ってんで・・・
それは黒い”モノリス”なのであった・・・
まで読んだ。

今週中に読み終えられたら次の休日には映画版見る予定。



▼ゲーム『マジック:ザ・ギャザリング アリーナ』

地味に続けている。
とりあえず黒単。
「マルドゥの先導」強くね!?!?つってやってる。
やっぱり黒が楽しい。



▼イラスト

自キャラデザイン少しずつ変えて、今現在は「頭に袋かぶった羊」になった。
とりあえずこれでいいんじゃないかと思っている。
このキャラ使って『2001年宇宙の旅』読み始め記念イラスト描いてみた。
モノリスには決まった模様はないけど、なんか原始人に物を投げさせるために的とか浮かばせてたからそれっぽいの描いた。

2枚目はいつもの指慣らしマンガ。

3枚目は色塗り始めナナチ模写。
結局終わらなかった・・・
もう今週終わらなかったら封印する。
あとは色だけだし、ここから影とかつけ始めればそれっぽくなる、はず。
きゃー!のび太さんのグリゴリエヴィッチ!!
きゃー!のび太さんのグリゴリエヴィッチ!!
きゃー!のび太さんのグリゴリエヴィッチ!!
▼小説『幼年期の終わり』アーサー・C・クラーク

”異星人の宇宙船が地球の主要都市上空に停滞してから五十年。その間、異星人は人類にその姿を見せることなく、見事に地球管理を行なった。だが、多くの謎があった。宇宙人の真の目的は? 人類の未来は?━━巨匠が異星人とのファースト・コンタクトによって新たな道を歩みはじめる人類の姿を描きあげた傑作!”
(Kindle解説文)

セールのさい電子書籍で購入していたもの。
『2001年宇宙の旅』でも知られる作者の代表作らしい。

出だしはかなり、見慣れぬ人名、用語が当たり前のように出てきて、どうやら国同士で宇宙船開発合戦を行なっているらしい?の絵を頭の中で組み立てるのに必死で、わりと大変だった(文章そのものは読みやすいしほんの数ページなんだけど)。
いまの自分の頭でこれついていけるのか???ってちょっと不安になり。

でもプロローグが終わって本題に入ったらその不安はなくなった。

単純にその、すんごいざっくりでいうと、まず地球人類よりはるかにすごい科学力をもった異星人がきて、地球のあらゆる問題を解決して平和にしてくれる。
その異星人の代表者はカレルレンといって、このカレルレンと唯一会話をゆるされているのは地球人から選ばれたストルムグレンという事務総長。
このストルムグレンが第3部まである物語の第1部の主人公。

とにかくよくあるように、異星人が地球に攻めてきたぜ!じゃなくて、本当に平和にしてくれる。
平和のためにストルムグレンを通じて地球人と協力し、信頼も勝ち得ていく。
もちろん反発も起きるけど、そういう場合も暴力的におさめるのではなく、あくまでも平和的に(圧倒的な力を示しつつながらも)解決していく。
ストルムグレンという男をとおして考えても、この異星人は本当に人類にとって好ましい者たちなのでは?と思えてくる。

ただ、なぜ地球にここまで貢献してくれるのか、目的はなんなのか、そしてその姿は?ってところが謎。
第1部終盤ではこの『姿』の解明にストルムグレンが挑むことになる。
人類からみて全知全能とも思える存在、なぜそんな者たちが姿を見られたくないのか。
地球管理の目的は簡単には明かされないだろうから置いておくことして、でも姿は?・・・のところで興味惹かれまくって。

その姿はストルムグレンだけが第1部の最後で知ることになる。
本当は見せちゃいけなかったんだろうけど、カレルレンが引退間際のストルムグレンに報いてくれたのか?っていうギリギリの偶然を装ったような形で。
そして読者には第2部開始早々に明かされる。
「そういうことかー」なった。



▼読書のある生活

読書のある生活良い。
良すぎる。
なんだろうここへきてのこの読書欲、充実、ありがたいわ。
通勤、休憩、就寝前・・・本読んどきゃいいじゃん、なんだよ。
創作と読書でいいじゃんって。

ツイッターはほどほどだよ。
やっぱり怒りと憎しみが渦巻いているんだもの・・・
リスト作り直そうかな、創作系と楽しい人多めにして。
とにかくツイッターの時間を読書にあてられたのがよかった。



▼マンガ・イラスト練習

指慣らしがてらマンガ練習は、かわいいイラスト教本に出てくるイラストを順番に描いている。
それに枠線とてきとうな背景セリフを入れている。
この形式はなんだか良いかもしれない。
なんだかほど良い。
この形なら、そんなにむずかしいものでなければ、どんな絵でも続けられる気がする。
かわいい女の子でもいける・・・と思う。
ぜんぜんちがう作風の絵を参考にしていってもいいかもしれない。

ナナチ模写は、そういや模写にもコツがあるはずだよな思ってyoutube調べたら教えてくれる人たくさんいたので週末学ぶ。
ナナチ模写は土曜日に終わらせる。
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
▼小説『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet』桜庭一樹

でもなーんだかんだ!アナコンダ!!!!!!!!!!!!!

はい。
読書。
オメーブッ殺すぞ。
はい。
紙の本で手持ちに読みたいのがなかったので電子書籍。
というか電子書籍で購入して読んでないのいっぱいあるくない・・・?気づいたのでそれらを消化していくことにした。
興味もっていちおう購入しておいてそのままってのがいっぱいあるんだ。

以下ネタバレなし感想。

主人公は女子中学生の山田なぎさと海野藻屑。
山田なぎさは生きることに直結した行為にしか興味をもたないようにしている。
山田なぎさは生きることを”実弾”という。
中学を卒業したら即自衛隊に入るつもりでいる。
それはなぎさにとってすぐに確実に稼げる実弾だからだ。

なぎさには兄がひとりいて3年引きこもっている。
こもって以来浮世離れした雰囲気をまとった兄をなぎさは貴族だとか神さまみたいだとか思っている。
なぎさは兄のためにも早くお金を稼げる大人になりたい。

そんななぎさのクラスに海野藻屑が転入してきて物語が始まる。
藻屑はこの作中においても「なにそれ」って言われるような名前である。
そして藻屑のキャラクターもまただいぶエキセントリック。
自分を「人魚」だといい、ミネラルウォーターを飲みまくり、陸は不慣れだというように足を引きずり、ことあるごとに人魚トークを繰り広げる。
そして美少女だ。

藻屑は唯一自分に興味をもとうとしなかったなぎさに懐く。
なぎさは”実弾”とは縁遠い藻屑の一連の言動を”砂糖菓子”のようだと思う。
芸能人の父親をもち、ブランド物を身につけ、浮ついた言動ばかりを繰り返す。
しかしなぎさは藻屑の肌におびただしい虐待の痕があるのに気づく。
学校外で父親に邪険に扱われ泣いている藻屑を見る。
自分対する具にもつかない嘘だらけの言動に、ときに自分に対するやさしさがあるようにも思う。
いつしかなぎさは藻屑に対し自然と友達だと思うようになる。

しかしこの小説の冒頭には、動かし難い事実として、やがて海野藻屑がバラバラ死体で発見されることが示されているのだ。


なぜこの本を買ったかというと、なんとなくでしかない。
ツイッターで好きって人がいてそれで。
たぶん一番はやっぱりタイトルにひかれたんだと思う。
それから読み始めては、藻屑のキャラクターと、なぎさとの関係、そして感情移入していくごとに冒頭のショッキングな事実を思い出し先を知りたくてたまらなくなって。
結局1日で読み終えてしまった。
平日で本を一冊読み終えるなんてことまだできたんだなって思った(ページ数は250ないかくらいで文章も読みやすかった)。

海野藻屑のエキセントリックなキャラクターは坂口安吾の作品に出てくる女性を、内容ではところどころ映画『台風クラブ』を思い出しもし。
とにかく惹かれるままに空き時間使いまくって一気に読み終えてしまったんだけど、終わってみるとなんだか、何が残っているんだろう・・・って正直ちょっとなっている。
正直終盤の展開は、なにが不満てこともないんだけど、そうか、って感じで(こういう展開があるならもっと早めのうちに先生を印象付けておいてほしかったなくらいで)。
冒頭で示唆されている以上のことがなく、それ以外の山やひねりも特になかったので。
まあでもこれはそういう作品じゃないと言われたら納得するしかなく・・・もっと昔に読んでいればもう少しちがった感想をもったのかもしれない。

読み終えてからこの作品も一応ラノベに属するものと知った。
電子書籍だと表紙の絵がそういうんじゃなかったから意外だったけど。
だからかなりイヤなふうにいうと、ラノベでも自分がこんなに惹かれる作品もあるんだ、というのと、ラノベだからこんなものなのかな、という思いがある。
実に正直である。
自分の人としての拙さを隠さない。
でも「ラノベだからまあいいんじゃない」というのは失礼でしかないよな。
ダメだ、偏見だわ、オールドタイプだわ。
そもそも自分がもっともお金を注ぎ込んだ作家である菊地秀行もラノベ作家、その走りと言われているではないか。
あれがラノベなら俺ラノベ大好きなんじゃんなる。
俺ラノベ大好き人間だった。

菊地秀行の作品がアニメアニメしいキャッキャキャッキャな女の子表紙ばかりだったら読んでないんだろう。
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』もそうだ。
『ジョジョ』だってそうだろう。
だからアニメ女子も好きだけど自分の読書空間・読書タイムにはいらないってことなんだ。

とにかく『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』は、「読んだよ」としか言えない。
なんだろう、この作品からのみ、って要素を自分は見つけて取り出せなかったってことなんだろうか。
上に書いた彷彿とさせる作品はあったにせよ、でもそれは既視感がどうとかいう話ではない。

感情移入はできても共感はできなかったんだろうか。
自分は実にのほほんとした学生時代を送り・・・まあ1年間ほどクラスに友だちと呼べる人間のいない状態はあったけど、劇的ななにかは何もなかった。
死にそうになったことはあったけど死にたいと思ったことはない。
世界に甘えて甘えて甘えまくって今に至る。
それでもこの今に至れてしまっているのだから世界に対する強い疑問、思いなんて薄いものでしかない。
だれかの思惑で腑抜けにされているだけだといわれても、じゃあもしそういう人間がいなくても、人は何かあらかじめ決められたルールにしたがって生きていかねばならぬものだし。

わからん。
悪くなかったのは間違いない。
とにかく読んだ。



▼武田航平入籍

仮面ライダーグリス、入籍。
結婚がもうめでたいものなのかどうなのかわからなくなってるけどとにかく結婚は祭りだ。
「だれがおれを満たしてくれるんだよぉぉぉぉ」のグリスが選んだ人なんだからきっと良い人。
プロポーズの言葉は「覚悟決めろコラァァ」だったのかな。
心火を燃やして幸せになってほしい。
ツイッターの「みーたんのことは諦めたのか」はちょっと笑った。
式に三馬鹿がそろってたらいいな。
カシラおめでとう!

パトラ姐さん

2021年1月12日 趣味
パトラ姐さん
パトラ姐さん
▼バッ常

バッ常さん見てて思ったのは、3人以上を演じるならコンビよりピンのほうが都合がいいんだなということ。
落語みたいにやれる、ひとりのほうが多人数を演じやすいというのはちょっと面白い。
この方は作風もスローテンポだからキャラの切り替えも自然だし。

しかしバッ常さん調べても売れてるのかどうなのかいまいちわからない。
評価はされてるみたいなんだけど・・・売れてほしいな。



▼Twitterと読書

ナイツ塙『言い訳』を読み終えたのでひさびさにツイッター長めに触れる。
相変わらずイヤなことばかり書かれている・・・
まあそういうツイート多めの人を選んで集めたのは自分なんだけど。
もちろんイヤであっても知っておくべきことも多々ある。
とはいえしかしだ。

今日はレッドブルの広告(「くたばれ、正論」ってやつ)に怒っている人たちへのツッコミツイートがメインだった。
改めてほんとになんだか・・・ツイッターは怒りのネタがつきないな!!!思った。
(怒りのネタを)探して、怒って、ツッコミ、探して、怒って、ツッコミ、探して、怒って、ツッコミ・・・
だ。

だからやっぱり「紙の本っていいな」思った。
そうした体によくない情報の渦とは独立した時間をお手軽に設けられる。
評価一周した、正直「は?いや紙の本もいいけどなんでそんな電子書籍否定すんの?いやだねーこれだからアナログ至上主義は」みたく思ってたけど、やっぱガッツリ読むなら紙の本っすわ。
集中できる、紙のがやっぱり。
結局個人的にも慣れてるのは紙のほうだから。

なのでツイッター時間をほどほどにするためにも新たな紙の本を求める。
せっかく高まっている読書欲を持続させていきたい。
これを機に図書館通い復活させてもいいかもしれない。



▼イラスト・マンガ練習

マンガ練習はとにかくまず枠線。
できるかぎり吹き出し。
そして枠内にイラスト。
これで少しずつマンガを描くための筋肉を養う。
コマ同士は独立しているのでストーリーになってなくてもいい。

・・・というつもりだったんだけど、今のところわりとつながっている。
結局そのほうが楽だからだ。
導入もオチもウケも考えずに描くなら連続させたほうが描きやすい。

イラストは『メイドインアビス』ナナチ模写続き。
今は余計な線やヨゴレを消しながら線を整えている段階。

ナナチ描き終えたらマンガ模写にもどる。
それで考えたんだけどやっぱり・・・『ジョジョ』じゃないなと。
何度目の紆余曲折だ?で恥ずかしいかぎりなんだけど。
とにかく100メートル走を早く走れるようになりたいからといって1万メートル走を練習するのはちがう、とナイツ塙も言ってたし。
好きなマンガと自分で描きたいマンガは別なんだ。

けっこう明確に「こういう作風で描きたい」というのがあるんだから、それ系を練習していくべきなんだ。
今週はナナチ描きつつ次の参考となる作品を探していく。

バッ常

2021年1月11日 趣味
バッ常
バッ常
▼読書『言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか』塙宣之

再読了。
あんまりおもしろかったからYouTubeで塙のM-1評も聴き始めている。
M-1自体をそんなに見ていないというのに。
しかしなんであれ物事の仕組みを知るのは楽しい。

当のM-1はアマプラで塙批評で取り上げられているものをつまんで見ている。
でもこのコンテストでの成績はこの場この時だけのものでなく、直前までにできあがった流れや雰囲気(大会内だけでなくここまでの活動すべて)、芸人たちの認知度なども大きく左右するらしい。
言われてみればそういうものだと思う。
塙は審査員もまた人間だと言っていた。

なのでつまんで見るよりはもっと全体的に見たほうが、M-1における笑いはより感受できるんだろうなと思う。
塙批評を読むまでは「ネタがおもしろいかどうかが全てなんじゃないの」考えていた。
まあでも、ただ楽しみたいだけなら単純にネタ見るだけで十分なんだけど。

去年のは優勝したマヂカルラブリーの最後のやつだけ見た。
見たときは「へーおもしろい」くらいだったけど、仕事で疲れて帰宅途中ふと思い出して笑ってしまった。
ほぼ動きだけの笑いだとあまり脳を使わなくていいから頭の中で再現しやすいんだろうか。



▼バッドナイス常田

バッドナイス常田 『深夜の山道』(約4分)
https://www.youtube.com/watch?v=NlEm9XGnvus

バッドナイス常田『人類の限界について考えました』(約2分)
https://www.youtube.com/watch?v=S4yyiCFHLMI

三四郎の年末年始特番ラジオでバッドナイス常田が出ていた。
そこでの”夜回り先生”に扮しリスナーの悩みを聞くコーナーがすごくおもしろくて。
動画あさったら元はバッドナイスというコンビで、いまは相方が引退してピンでやってるらしい。

ネタはどれも本当におもしろいんだけど、特に感心してしまったのは上の2本のネタ。
いってみれば同じネタの尺ちがいバージョンで、そういうのって自分の知るかぎり、短いバージョンは通常からいくつかネタを引いて再構成したようなものが普通だと思う。
だから長いの知ってから短いの見ると「あーあのくだりカットしたんだ」ってちょっと残念になることもある。
でもこの2本は、上の4分から下の2分にするにあたりまったく別の要素をいれて再構成している。
オチまでちがっていて、しかもどちらも各々の味でしっかりおもしろいという。

自分は本当にテレビを見なくなっちゃったので、常田がいま一般的にどの程度認識されている人なのかわからない。
テレビから離れてもおもしろいものはたくさんあるけど、新しいおもしろい人に気づくのは遅くなったというのは感じる。



▼机と椅子

先日の休みは昼寝をしなかった。
特に睡眠時間はそれまでと変わっていないのに。
だからやっぱり新しい机と椅子だ。
座ってるだけで快適だからずっといれるし。
考えてみれば以前の部屋はくつろげる場所が寝床しかなかったんだな・・・
良い、日々の楽しさが底上げされた感じすらある。



▼異世界烈海王の件

作画と原作で内部分裂とか。
そうと知ると、そりゃそーだろ、なるな。
せっかく異世界いくんならドラゴンやらオークやら魔導士やらを「喝ッッッ!!!」つって中国拳法でバッタバッタしていくの見たいわけじゃないか。
それしかないわけじゃないか。
スーサイドスクワッドみたいにリセットしてやり直そうよ。



▼絵

ナイツ塙が「ひとくちに漫才といっても尺によって芸人それぞれの得意不得意がある。短いなら短い、長いなら長いで使う筋肉もちがう」みたいなことを言っていた。
だからやっぱり、絵とマンガもちがうのだと改めて思った次第で。

なので指慣らしイラストは今後指慣らしマンガにする。
参考にするかわいいイラスト教本はそのままだけど、枠線とふきだしを入れて、形だけでもマンガにする。
あくまでも形だけなので連続しているようで連続していない。
無理やりつなげているだけで、あくまでもマンガ筋肉を慣らしていくのが目的だ。

そしてイラストは『メイドインアビス』のナナチ。
本当はマンガの練習時間にしたいんだけど「そういや『ナナチ出てきたら描いてみるわー』ってメイドインアビスすすめてくれた人に言っちゃったな・・・」を思い出し。
なのでとりあえず描く!
とりあえずだけどスゲーがんばってる。
色もちゃんと塗りたい。
クローズ&グリス
クローズ&グリス
クローズ&グリス
▼特撮『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』

東映特撮ファンクラブアプリで視聴。
『仮面ライダービルド』スピンオフ。
主人公は2号ライダーの仮面ライダークローズ万丈龍我。
なのでスピンオフにありがちな本編主人公は出ない、もしくは顔見せ程度なのかなー思ってたらそうでもなく。
戦兎もわりとしっかり出演。
というかカズミンもヒゲもみーたんも紗羽さんもウツミンもいて・・・
なんか、ほんとに、本編の続きって感じだった。

TV本編ラストでは万丈以外の人々が戦兎の記憶をうしなっていた。
しかし今作ではわりと早々に記憶復活。
復活早っ!あのラストの余韻は一体・・・
・・・思ったけど本編終了が2018年8月で、このスピオンオフ公開が2019年4月だからリアタイでみていればもっと素直に喜べたところなのかも。

今作では万丈が本編ラスボスのエボルトと共闘することになる。
まあ敵のキルバスがエボルトの兄で、こいつが宇宙そのものを滅ぼしたいっていう破滅型イカレ野郎なものだから。
見る前から不安材料だったのが、共闘するのはいいけど中途半端な流れとか雰囲気でエボルトってキャラがゆるされる感じになってもイヤだなってところ。
でもそこは杞憂だったのでよかった。
エボルトはエボルトなままで、万丈も最後までエボルト絶許を貫いていた(そらそうだ)。

物語の最後でエボルト自身は再び倒されることもなく地球から去っていく。
視聴後調べると、このエボルトの生存自体に納得いかない意見もあるようで、まあそれも、わかる。
でもここでエボルトを何かしらの理由でも消滅させるってなると、今作では協力関係にあり、エボルトらしい万丈への励ましなんかもあったりしたので、最後万丈になんら情を示させないまま終わらすのも難しいんじゃないかって気がする。
なので地球を去るエボルトに対し、他意なく憮然とした態度のまま「二度と戻ってくるんじゃねーぞ」と見送るのが程よいとこだと思う。

今作はオリジナルライダーのデザインもよかった。
そもそも自分が『仮面ライダービルド』をちゃんと見てみようと思ったのはキルバスが最初のきっかけでもあったし。
なんだこの赤いやつ・・・必殺技もかっけーなって。
そして仮面ライダークローズエボルも。
まさにクローズとエボル(ブラックホール)のデザイン融合絶対強い感、クローズ唯一の長裾フォームがカッコイイです。

とにかく全体的に楽しめて、自分の見たかぎりでのライダースピンオフ作のなかでもトップクラスにしっかり作られていた気がする。
まあ本編見ていて、こういうところは許してね、ってのを知った上でって条件はあるとは思うけど。
おもしろかった。

エンディング『CROSS』
https://www.youtube.com/watch?v=uRSVDd22rlE



▼特撮『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』

『クローズ』と続けて東映特撮ファンクラブアプリで視聴。
主役は仮面ライダーグリス猿渡一海。
ドルオタネタ全開のミニストーリーから始まり、続いて本編へ。
本編めっちゃシリアスなのにドルオタストーリーけっこう大事なとこだったりもして。
笑えて、泣けて、熱く、そしてハッピーエンド。
こちらもキャストほぼ全員出演、スピンオフという枠にとどまらない集大成的な作品に仕上がっていた。

本編や前作スピンオフでの「結局あの件はどうなんだろ?」という要素も消化されていて。
なかでも生身の葛城巧とやりとりは感慨深かった。
そしてビルドのジーニアスフォームでのバトルもあり。
一応は戦兎単体での最強フォーム・・・であると思うんだけど、正直ジーニアスでそれにふさわしい強敵を倒したのって今作が初な気もする・・・ので、最後の見せ場があってよかったと思う。

戦兎は前作に続き当然メインはゆずっているけど、もともと本編主人公であるとともにサポーター博士ポジションでもあるから違和感なくそういう位置にもっていける。
でも、だからこそな、つらい決断をくだす役目を要所で背負ってきた気もする。
『ビルド』のキャラはそれぞれに魅力的だったけど、戦兎にしかできないことが多すぎたんだ。
こういう主人公は平成からのライダーのなかでも異質なんじゃないだろうか。

今作のストーリー的には、というか『クローズ』の時点でかなり賛否両論だったと聞いて「え?」ってなってしまったんだけど、調べるとTV本編をかなり真っ向から高評価な人には前作&今作は受け入れがたかった人もいる様子で。
個人的には、結果的に好きと言える作品にはなったけど、そんでも『ビルド』はいろいろとハードル下げてこそ楽しめる作品ってところは結局変わらなかった。
なので「せっかく本編がこうだったのに!」ってところにはさほど熱量ないため、うるさ型ゆえあえて低くした目線のおかげでむしろ素直に見れた感じでもある。

ひとつだけ言うなら今回の敵が孤独ゆえ悪に堕ちた人間だったので、逆に絆パワー全開だったカズミンには、許されない相手なれど「うち(農場)で働けよ」みたいなこと言ってほしかった気もする。
それで相手が心動かされる描写が少しでもあるとカタルシス薄らいじゃうかもしれないけど、カズミンに言わせるだけなら問題なかったと思うし。

エンディングも前作に引き続き「らしい」曲で良かった。
今回は主役・猿渡一海要素をふんだんに盛り込んだ、仮面ライダーグリスを見事歌い上げた歌詞になっている。
新たなマイお元気ソングとして登録した。

エンディング『Perfect Triumph』
https://www.youtube.com/watch?v=pI2raO2diIQ



▼その他『仮面ライダービルド』

スピンオフで唯一『仮面ライダーローグ』だけ見れていない。
ブルーレイコレクション特典映像ゆえ東映特撮ファンクラブにもない・・・

まーでも、一個だけ見てないのがあるというのも悪くない気もする。
正直なにがなんでも見たい!!・・・ってほどではないし。
いや見たいは見たいよ?っていうくらい。
気に入ったものは完全には終わらせたくない気持ちもあるので、まあ、機会があればでいいと思う。

あと平成ライダーは小説シリーズが前作『仮面ライダーエグゼイド』までは出ているのに『ビルド』から出ていないらしい。
ファンはずっと待っているみたいだけど、ここから今更どんなタイミングで出るのか。
でもこれも読めるなら読みたい気持ちはあるので自分も待つことにする。



▼イラスト『仮面ライダービルド』

ラフな線を下描きとし、きれいな線でなぞってから鉛筆(デジタルだけど)で塗ってみた。
なんだかスゴイ微妙になった・・・

雑味のない線の絵を雑に塗るとこうなるということなんだろう。
ためしにラフな線にもどし、同じ塗りを重ねたら、まだこっちのが多少マシ(あくまでもマシ)って思えたし。
雑なら雑で統一したほうがいいっぽい・・・のだろうか。
今の自分のレベルでは。

まあ、こういうのはダメなんだな・・・を改めて知ったということで。

言い訳

2021年1月7日 趣味
言い訳
言い訳
言い訳
▼読書『言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか』

お笑い芸人・塙宣之の本。
一昨年購入して一読している。
板垣恵介本を甥に貸したので、代わりの平日のお供として再読。

おもしろい。
ああそういうことなんだー、これほんとそうだなー、いやいいこと書いてあるなー、の連続。
なんだか一読したといっても結局肝心なところは全部忘れている気がしてきた。

こういう賢い人の賢いところに接するとなんだか胸がじんわりする。
自分は本当にもう賢い人に憧れているんだなって思う。
賢いことに感心して楽しませてもらいながら、いいなぁ・・・ってなる。
憧れとうらやましさと自虐のないまぜというか。
ここに嫉妬がないように思えるのはせめてもの救いなのだけど。
嫉妬が感じられないのはまだ、自分もいつかこういうふうになれるんじゃないか?って考えているからだろう。
この根拠のない自信、自惚れ、エゴになって人に迷惑をかけないかぎりはけっこう大事にしていきたいところではある。

お笑いは表面的にエンタメとして楽しませてもらっている程度だけど、そんな自分でもこの本にはほんとうに唸らされてしまう。
次の休日はアマプラにある『M-1』を見てみようと思った。
自分は『M-1』は苦手でちゃんと見たことがない。
なんだか、お笑いはひたすら笑って楽しみたいだけなのに、コンテストってなるとその背景に戦いがあって、勝者敗者が浮き彫りになる、というのがどうにも感情的に折り合いつけ難く。

自分がもし、あーすごくこの人たちおもしろかったなー、って思っても、その人たちが負けてしまったらその楽しい感情にケチをつけられてしまう気がする怖さがあるというか。
頭では、いやそうじゃない、自分が楽しいと感じたならそれはそれでいいんだ、って思うんだけど。

でも思い返すと『IPPONグランプリ』とかはふつーに楽しんで見ている・・・あれは主には数とかスピードの勝負だからだろうか。
ネタ自体には各々そのときそのときで一応の平等的な合格評価がくだされているわけだし。
しかし漫才となると、なんかその・・・というか漫才見て笑いながら、同時に「がんばれ!」って思えるものなの??というのを思ってしまう。

それを確かめるためにもここらでしっかり見てみたい。
とにかく塙のいろんな芸人の「これはこうだからおもしろい漫才なんです」みたいな分析、解説がすごく具体的で感心しきりになる。
それを踏まえた上でという形で見てみる。



▼絵

ビルド、結局完成ならず。
明日たぶんモノクロで色つけて終わらせる。
でもこういう中途半端な、落描きなのか本描きなのかっていう絵はあんま描かない方がいいんだろうか・・・
いや!でも楽しいから、描きたくて描く絵は否定するところじゃないだろう。
この絵、今の時点でも自分なりにはけっこう描けてるのでは?思えるし、気に入っているし。
そういうの大事にしていこう。

今まではこの線のままを使って完成としていたけど、明日はひとつの試みとして、今の線をあくまでも下描きとして、この上からなぞって本線を描いてみるのもいいかもしれない。
荒い線も好きなんだけど、せっかくだ、練習だ。

下の絵は正月に甥姪が勉強しているとき横で描いてたやつ。
仮面ライダービルド(終)
仮面ライダービルド(終)
▼特撮『仮面ライダービルド』最終話感想・前編

全49話見終えた。

あえてものすごい強引な、誰にも同意されないことを言うと、
「いそがしい人は37話の次は途中とばして48話見てもいいよ」
と書き記しておきたい。
まあその・・・カズミンいなくなってるけども。
そこさえどうにか飲み込めれば(飲み込めるわけがない)、大まかなストーリー的には問題ないのでは?
ってどーーしても思ってしまうんだよな・・・

以下ネタバレ。

最後はもうラスボスであるエボルトは正攻法では倒せないみたいになってた。
なので、えーと、えー・・・・・・・・パンドラボックスっていう超エネルギーを秘めたアイテムを使って、「エボルトの襲来していない」並行世界の地球を呼び出し、そっちの地球と融合することで「エボルトの被害を受けていなかった歴史をもつ」世界を作ろうということになる。
うん・・・

でそのドサクサに、ふたつの世界が接近することによって発生する時空の裂け目みたいなのにエボルト放り込むんだ!そしたらエボルト消滅するはずだから、その消滅のさいに発生する莫大なエネルギーによって地球融合をはたすんだぜ!これならエボルト倒せるうえに被害もなかったことになって一石二鳥ギャラクシーだぜ!!!
・・・っつうね。

とかたぶん、そういうことだった、はず。
あとで放映時のツイッター見たら案の定混乱してる人多数だったけど。
それもやむなしだ。
だって、エボルトを裂け目に放り込んだはいいけど、万丈も行っちゃったから彼を助けるために戦兎も裂け目突入したら、
「おれをここで倒さないとエネルギーは放出されずふたつの地球は消える!」
とかエボルト言い出すんだもの・・・・・・・
なっ・・・・え?・・・・あー・・・・いや、え?
ってどういう・・・・・じゃ当初言ってたことは・・・・・?
そらなるよ。

とにかく第一の目的は、正攻法じゃ無理ゲなエボルトを倒すこと。
だから並行世界の地球をよびだして、時空の裂け目つくって、そこにエボルトぶち込んで消滅させる。
そのさいの消滅エネルギーで地球融合もはたす。
・・・でもじっさいは裂け目の内部(景色的にはよく見る地球の採石場っぽい感じだよ!)にぶちこんでもエボルトは消えず、結局は正攻法の肉弾戦という・・・・・・・
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。

だからせめてエボルトのセリフは「おれはここで消えるが万丈も道連れだ!ハッハッハー」みたいなのでよくなかった?と思うんですけどどうでしょうか。
そうすれば当初の作戦に誤りはなく、視聴者も混乱せず、それでいて戦兎にはヒーロー的な決着をつける理由もあり、てなふうにできたのではないでしょうか。

ちなみに結局肉弾戦バトルじゃねーーか!!の結果は、
・事前に幻徳(仮面ライダーローグ)に重要アイテム破壊されていた。
・パワーアップのために体内に取り込んだ万丈が戦兎の呼びかけに応えて邪魔をした。
という理由でエボルト弱体化。
いっぽうの戦兎は、絆パワー的な流れで強力なラビット&ドラゴンなフォームに変身。
結局ヒーローものとしてしごく正攻法な流れでエボルトを撃破したのだった。



▼特撮『仮面ライダービルド』最終話感想・後編

「『ビルド』のヒロインは万丈だよねー」
みたいなことを言うファンがわりといる(万丈は男性で今作における2号ライダー)。
というか万丈の役者さん自身も同じように言い、のちに謝罪もしたらしい(ネタだろうけど)。
そういうこと言いたい人ってどこにでもいるよなー、って自分としては「まあそういう楽しみ方もあるんだろう」な受け止め方をしてた。

でも最後まで見て「あれ・・・この物語のヒロインってもしかして万丈・・・?」
わりとナチュラルに思ってしまった。

だって最後、ふたつの地球がひとつになったことで、エボルトとの戦いの記憶が消滅し、人々は戦兎の存在を忘れてしまうんだ。
なぜなら桐生戦兎はエボルトの存在なくしては生まれなかった人間だからだ。

なので仲間たち、万丈すらも、戦いのない時間を歩んできた人々に戦兎の記憶はない。
戦兎にできた仲間や家族たちは新たな世界にはいないのだ。
この結末は見てて、正直うっとなった。
なるほどこういう終わり方なのか『ビルド』・・・って。

そしたら終わりギリギリくらいに「戦兎!」って呼びかけられて。
そこに万丈がいて。
旧世界の万丈、新世界の万丈とは別の、我々のよく知るあの万丈が。

万丈は体内にエボルトの遺伝子をもっているため、創造主・戦兎と同じようにイレギュラーな存在として融合からはじかれたらしい。
でこの呼びかけのタイミングでOP曲がかかったんだから、そら涙もでるだろう・・・
よかった、よかったなぁ戦兎・・・って。

でもちょっと冷静になってから、いやしかしこれって本来ヒロインがやることでは?と。
いやべつに相棒でも仲間でもだれがやってもいいんだけど、でもこの、ふたりだけが特別な世界で、戦兎と万丈って・・・え、これヒロイン万丈?・・・まあーなる。
なので納得した、万丈ヒロイン説提唱やむなしですこれは。
もし異をとなえるにしても「ヒロインはむしろ戦兎のほうなのでは?」って言いたくなるくらいの感じだったし。

とかそんなこんなだった。
もし今後『ビルド』見ようかどうか迷っているって人が現れたら、すすめる。
でもハードルは下げておいて、だいぶガバいとこある、あと終盤残り10話くらいで急にグダつくからそこだけ気をつけて、って言う。

とにかくまあ、見て、良かった『ビルド』。
そうだ、見て良かった、悪くなかったと思えるってことは良かったんだな。
『仮面ライダービルド』おもしろかったわ。



▼『ビルド』バトルBGM

【仮面ライダービルド】さぁ、実験を始めようか エレクトーン(ELS-02C)
https://www.youtube.com/watch?v=t484tSQ9AuI

公式のがなかったので一応これで。
でもこれほぼまんま。
泣ける。
Amazon Musicだと『ビルド』関連音楽かなり無料なのでそれで聴いてるけど、いまはOPよりもこっちが泣ける。
これ聴いてると言ってないんだけど「さぁ、実験を始めようか」って戦兎が言ってるんだよな・・・言ってないのに。

作曲は川井憲次で『ガンダム00』とかも手掛けてる人。
「へー」って思ったけど、『科捜研の女』BGMもこの方と知って「ほんまや科捜研や・・・」なった。
この曲バックに沢口靖子らが事件解決のため奔走しててもなんら違和感なし。
だからこれはやっぱり科学を用いて正義をなそうとする戦いの曲なんだな。



▼絵

仮面ライダービルド途中。
明日完成させる。
なぜなら私の『ビルド』視聴はまだ少し残っているからだ。

新年

2021年1月4日 趣味
新年
今年もよろしくお願い致します。



▼甥姪とスマブラ

年末年始は近年恒例で甥姪きた。
4日間相手をし、相手をしてもらった。

彼らは来るたびにスペックを上げてくる。
もはや運動も勉強もかなわない。
彼らに示せる威厳はもう今まで過ごした時間と、年上だからという雰囲気的な理由しかない。

というかこっちがどうこう以上に彼らがハイスペックすぎないかっていう・・・
親が教師な上に運動部顧問だから、勉強はもちろん運動もまあーあよくやるし。
甥っ子はサッカーでの活躍いろいろ聞いてて、でも姪っ子のほうはそんなでもないのかな?思ってたら学年でぶっちぎりで足速いらしく。
男子合わせても学年2位、じゃりン子チエかって。
バドミントンの練習の手伝いもしたけど、勝てっこないと判断し審判に徹したくらいだった。

そんななので今回スイッチと『スマブラ』を持ってきてもらった。
ゲームならまだ対等に!という狙いと、あとセフィロス使ってみたくて。
最初は甥っ子にぜんぜん勝てず、というかもう自キャラを見失わないようすることで精一杯状態。
でも協力戦では、ゆーてこっちゃ君らが生まれる前からやっとんねんゲーム!年季の違い教えたる!
の矜持を発揮し、小手先のテクニックではない大局視点での動き(逃げ回っておいしい場面でのみスマッシュ決めてまた逃げる)により成績1位をキープし続けることができた。
正月中に何かしらスペックでの威厳を示せたのはこのときだけだと思われる。



▼甥姪とマンガとアニメ等

今回甥っ子とは主に『呪術廻戦』の話をしていた。
甥っ子は『呪術廻戦』を知らなかったので「いやあ鬼滅の次はこれっしょー」とかてきとーなこと言いふくめつつアマプラで解説しながらアニメ視聴。
甥っ子はほんとにルックス、インテリジェンス、フィジカルそろってて、こんなんで思春期になったら・・・一体きみはどんな、伯父さんにとってどんだけ異次元な青春送るの・・・
なヤツであると思うんだけど、しかしまだ!まだギリガキんちょなので!!「『呪術廻戦』はだれが一番強いのー?」とか訊いてきて。
まだまだ純粋なザ・クソガキ男子なんである。
そういう質問に伯父さんはすごくほっとするんだ・・・

そんでなんやかんや正月の間中『呪術廻戦』トークして、両面宿儺のイラスト描いたらLINEで送る約束もした。
あと例の板垣恵介の本「これ読む?」ってちょっとだけきいて、帰るとき思い出してもう一度ダメ元ですすめてみようかと思ったらもうカバンの中に入れててくれた。
なんかそれで・・・・・・・この子はほんとに、いまだおれのことを、昔と変わらず思ってくれてるんだなって。
このことだけでそう感じたわけじゃないけどなんだか。
うれしいけど切ない。
伯父さんはそんなんじゃないんだ・・・ほんとはそんな思ってもらえるような人間じゃないんだよ・・・って思うんだけど、自分が知る自分だけが真実ってわけでもないはず。
そう思いたい。
だからせめて、激しい幻滅だけはさせないよう、甥っ子が自分に割いてくれる時間が無駄にならないよう、今後もできるかぎりふんばって生きる。

姪っ子のほうはなんかしらんけど『おしりたんてい』にハマってた。
小学3年生の女子ってまだこういうのにハマるんだっけ・・・やや疑問に思いつつ共にアニメ見た。
いろいろなカラフルなお尻をふたりで一生懸命探した(物語の要所にカラフルなお尻が隠れてるんだ)。
そのいっぽうで『逃げ恥』にもハマってて、興味の幅広いなーと感心もし。
自分は初めての『逃げ恥』体験で、こういう感じなんだー、あーこれが例の踊りなんだー、と。

しかし『逃げ恥』は新作終盤あたり、コロナの話が出てきてから姪っ子は明らかに集中力欠いてた。
やっぱりなんだか現実すぎるリアリティを持ち込まれて冷めたんだろうか。
単に長いから疲れただけかもしれないけど、このへん理由訊いておけばよかった。

そして甥ベイビーは、もう少しで歩く、というかもう歩いてよくない??くらいになってた。
この子はどんな子になるんだ・・・・・兄姉はたぶんぜったいいわゆる”陽キャ”になるだろうから、キミは”陰キャ”でもよくない?少し思っている。
親がそうはさせないだろうけど・・・・・・とにかく早く会話してみたい。



▼甥姪と威厳

威厳ガーとかつい考えてしまうこともあるけど、実際はそんなものなくたっていいんだ。
仲良くできればそれでいい。
むしろこっちが知らないことをたくさん教えてもらいたい。
今回もお互いへの質問の量は同じくらいか、こっちが少し多かったんじゃないかってくらいだったし。
自分のそういう、知らんことを人から訊くこと自体を楽しいと感じる性格はキライじゃない。

いつかは「あ、この伯父さんってなんだか・・・」って気付く日もくるだろう、それは覚悟している。
でも伯父さんのほうはとにかく、キミらのおかげでとても楽しく有意義だと感じられる時間が増えたってことは断言できる。
この先の関係がどうなろうとこれを言えるだけでもいいだろうと思う。



▼ドラマ『岸辺露伴は動かない』

第3夜「D.N.A」。
この話がいちばん微妙だった。
原作も個人的にいまいちで、今回のドラマもそれとはちがったところでウーン・・・で。
能力描写の改変とか、”スタンド”ではなくあくまで”ギフト”呼びとか(ジョジョじゃないんだとそうハッキリさせられるとやはりさみしい)、急な透明化とか。

話の展開的にはあの婚約者の元の肉体人格をよそに、魂人格だけをメインとした感動話で進められたのに違和感があって。
肉体人格のほうがちと・・・ないがしろすぎないかと。
そこはもしかしたら編集者さんの心が離れた(?)ってところが一応のフォローになるのかもしれないけど、最後のああいった展開で押し切るにはちょっと足りない気もした。

そんななので大体の人が言っているように自分としてもおもしろさは2>1>3。
もし次回作があるならまたこのメインスタッフのまま作っていただきたい。



▼マンガ『ワンピース』

1月11日まで71巻分無料公開。
[https://sp.shonenjump.com/p/sp/2012/onepiece_71free/](https://sp.shonenjump.com/p/sp/2012/onepiece_71free/)

『ワンピース』読みたい、スピンオフマンガ『恋するワンピース』をより楽しむために・・・
思ってたらコレがきて渡りに船。

とりあえずクロコダイル倒したとこまで読んだ。
正直ちょっと疲れてきた。
もうこのへんまででいいかな・・・ちょっと思い始めてる。
でもとにかく読めるとこまで読むぞ!



▼マンガ『呪術廻戦』

結局アニメの続きから既刊全部買ってしまった。
おもしろいな・・・おもしろいぞやっぱり。
これがこうなら『チェーンソーマン』もぜったい同じくハマっちまうだろう。
全巻一気買いしてしまう可能性大、なので今は読んじゃダメだな。

『呪術廻戦』はあっちこっちからネタ持ってきすぎ!みたいなツッコミもわりと見かける。
まあパクリだいやオマージュだみたいなので。
正直わかりはする、ああこれはあれか、こっちはあれだな、ってよくなる。
『ハンター×ハンター』『ヒロアカ』『NARUTO』などをけっこう強く彷彿とさせてくる。
でもだからこそ「うまい」とも感じる。
少年マンガのおもしろいところ、少年マンガを好むような人が好む要素を知ってバンバン使ってくるのだから。
そしてそれらはもはや普遍的ともいえるところだからパクリとはいわない、と思うので個人的には素直に楽しめているし。

ほんとうに単なる普遍のツギハギ作品ってだけならこんなに興味もそそられていない。
どちらかといえば独自色のほうが勝っているので受け入れられる。
思うに『鬼滅の刃』もそうで、というかほとんどのこうしたジャンルの少年マンガはそういうもの、そうあるべきとすら思う。
ある程度用意された骨格に作者のセンスがどう肉付けされていくかだ。
で、用意されているからといってそれを独自の作品に活かすのも、それ以前にそれを組むこと自体も大変なわけなんだから。
まあそんなんは読むだけのこっちとしては考慮すべきとこじゃないんだけども。

あとは経験と年齢だ。
許容できる・できないはやっぱり。
自分もむかし『るろ剣』の貫殺飛苦無を見て「これ殺陣黄金蟲(『無限の住人』)じゃねーか!!」ってなってそっから『るろ剣』読まなくなったことがある。
でも今なら「んー・・・まあ、まあ」で済ませられる。
「これくらいのポジションのキャラが使ってるならまあいいや」ってなもんで(気にはする)。
このへんはどっちが正しいって話でもないと思うし。



▼映画『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』

出来具合でいえばよくあるライダー映画クオリティ。
気になったのは万丈の彼女が犠牲になった一因に、今作オリジナル敵キャラが絡んでいたってなったところ。
あえて勘繰ってしまうと・・・こうすることでエボルトへの絶許キャライメージちょっと軽くしようとしてない?というのが。
虎眼先生のイメージが後になるほどクリーンになったみたいに(あれ実は牛股が斬ってました的な)。

本編終了後のスピンオフ作で万丈がエボルトと共闘するのは知っている。
まあそれがあるなら、こういうのもやっておいたほうがいいのかどうなのか。
ほんとに単なる勘繰りってだけかもしれないけど。



▼映画『ヘイトフル・エイト』

Huluで視聴。
タランティーノの西部劇サスペンスミステリー的なやつ。

”舞台は山の上のロッジ、登場人物はワケありの7人の男と1人の女。人種も境遇もバラバラの8人、わかっているのは全員が嘘をついているということだけ。犯人は? 動機は? 8人の本当の関係とは? 実はオープニングから、すべての会話と視線、何気ない身振りに、巧妙かつ緻密な伏線が仕掛けられている。タランティーノ印のブラックな笑いと過剰なアクション満載の謎解きに挑め!”
(Amazon解説より)

正直全体的には微妙だった。
というか
”実はオープニングから、すべての会話と視線、何気ない身振りに、巧妙かつ緻密な伏線が仕掛けられている。”
っていうこのコピー自体がウソじゃねーか!っていう・・・
実際いちばん期待するとこだろうに。

でもまあ多少はそのへん疑いつつだったからそこまでのガッカリもなかった。
すごくゆるいことを言えば、このウソキャッチコピーのおかげで終盤前まではわりとしっかり映画として楽しめたし。
「え、オマエ撃たれるんかい!」のとこでふつーにビックリしたり。
だからまあ・・・うん。
まあね。



▼椅子と机とiMac

ゲーミングチェアの背もたれを倒し、iMac21.5インチディスプレイをやや見上げる角度に調整、ゼロカロリーコーラをお手元に。
この体勢での映画鑑賞はもはやプチシアターなんすよ・・・
ミニとはいわない、ミニとまではいわんけどしかしこの充足感。
慎ましき贅沢。
iPadやノートPCじゃ味わえない。
『ヘイトフル・エイト』をそれなり楽しめたのもこの環境あってこそ。
ここへきてようやく21.5インチディスプレイが意味をなした。



▼イラスト・マンガ創作

甥っ子リクエストによる『呪術廻戦』の両面宿儺。
線は荒いのに塗り方はアニメなのでなんだかいっそう安っぽく見える。

なんでこうなったか考えると、線は荒くてもそれらしくなりやすいマンガの線を選び、塗り方はシンプルなアニメのほうを選んだからだ。
無自覚に楽なほう楽なほういった結果だ。

しかしちょっと今はまだ、塗り方のことまで頭回したくない・・・
全体の形としては左右反転しても見れる感じだったし及第点としたい(反転して崩れる絵がダメってわけじゃないんだけど)。

言葉は生き物

2020年12月29日 趣味
言葉は生き物
言葉は生き物
▼ドラマ『岸辺露伴は動かない』

第2夜「くしゃがら」。
前回より自然に見れた。
露伴の実写ドラマ見るぞ!頼むぞ!
っていうのが一回解決されたからだろうか。

前半は高橋一生、森山未來のほぼふたり芝居、会話劇だったけどずっと見れて、引き込まれて、不気味って思えた。
これが役者の力ってやつなのか・・・
放映前から期待の声の高かった森山未來の演技、評判通りでとても良かったし。
原作は小説なのにキャラクターがちゃんと絵的に”ジョジョ”になってて。
なんだろう、自分としては、露伴に聞き返したときの耳に手を当てたそぶり、あれが特に。
あ、ああー・・・あるわこれ、なんか、って。

森山未來は過去にはやはり荒木飛呂彦原作の短編『処刑執行中脱獄進行中』の舞台の主演もしていたらしい。
そのときに荒木作品を読み込んだのか、元々好きだったのかわからないけど、とにかくこの作品への熱度表現度はもうありがたさしかない。
今回ドラマ見る前に高橋一生のインタビューも雑誌等で読んで、「この人間違いなくだな」って思える『ジョジョ』好き露伴好きな人だった。
自分なんかより全然作品やキャラクターへの理解度や情熱がすごくて、それをそのまま人生に活かせてる、そんなふたりの演技が激突してるんだから、そらこんな大したもんが出来上がるってもんだなと納得。

あと、そうか、映像作品だからって、映像的なおもしろさを重視した内容が正解ってことじゃないんだなというのも思った。
「くしゃがら」は映像化、映像映えとしてはどうなんだろう?って疑問があったけど、今回のドラマ的にはむしろこれくらいの感じが程良いように感じたし。
高橋一生と森山未來の演技を見たあとだからこそ言えることなんだろうけど。
この話でこれくらいのものを作ってくれるなら、やっぱり「幸福の箱」を実写ドラマで見たいなと改めて思ってしまった。

ちなみに今回の「くしゃがら」と、個人的にドラマで見たいと思っている「シンメトリー・ルーム」「幸福の箱」を書いたのはすべて同じ”北國ばらっど”という作家さん。
露伴スピンオフ小説は複数の作家が書いていて、本当にどの話もおもしろいんだけど、個人的に特に好きなのを作家気にせずあげたら全部この人だった。
この方は『呪術廻戦』のノベライズも手がけていてそちらも評判いいみたいなのでぜひとも読んでみたい。

あと微妙に細かいところでは、今回ヘブンズ・ドアー使うときに露伴が開いた手を横にやった動き、相手を本に変えて開く動作って感じのところは、見てなるほどと思えた。
原作だと原稿やスタンドのビジョン通して能力発動するから、それにそったまた別のポーズをとっているわけだけど、ドラマのように露伴本体が発動させているような形だとこれも有りだなーと。
ドラマならではの自然さって感じ。

ドラマは次が最後の第3夜、いやいいよこれずっとやろうよ、このさい全話見たいよ、クロアワビとか盗りにいこうよ、なんだけど終わりなのか。
つか次回予告に出てきたあの少女、衣装再現度高いな!早速思った。
そんなにそこ記憶してたわけじゃないはずなのに、見た瞬間、あそう、これだわ、なったし。
露伴や編集者の衣装もそうだけど、それでいてギリコスプレ大会にならないような感じに仕上がってる(小林靖子氏いわく、それでも現実これで外には出られない、ではあるけど)。
たぶんこのドラマ、自分が思っているよりもずっと遥かに、プロの作り手たちの熱が込められているんだろうなという想像だけはできる。
ネットの感想見てても、自分の頭じゃ届かない、拾いきれてないところも解説してくれている人がたくさんいて、そうだったのか、すごいな、わかる人はわかるんだなー・・・って感心しながらまた見返したくなってるし。
なんかな、『ジョジョ』好きで良かったと改めて思ってる。



▼読書『板垣恵介の激闘達人烈伝』板垣恵介

『板垣恵介の格闘士烈伝』読み終えてすぐ注文してすぐ読み終えた。
むっちゃくちゃおもしろかった。
世にいるマジの格闘技の達人たちを『刃牙』シリーズ作者の板垣恵介が訪ねていくという。
もうほんとむっちゃくちゃおもしろかった。

何が?っていったらだって、そんなことムリだろう、まやかしだろう、トリックだろう、と思えるようなことを実際に現実にできる、木を素手でチーズのように切断したり、触れただけで人を5メートル吹き飛ばしたり、50人の暴漢相手に戦ったり、とそんなマンガだろうなことを実現してきた人たち。
そんな人たちが現実にいる、これほどのロマンがあるだろうか。

おそらく感想書いたらきりがないのでひとつだけ書くと、空手家・中村日出夫はあるとき「素手で木を切断しよう」と思ったんだって。
でそっから三年かけて修行して鍛えて切れるようになったと。
そこで板垣恵介が本文でツッコむ、「なんで途中であきらめなかったの?」と。
いやおれもそう思う・・・だって3年て・・・いやどっかで、「これはムリだな」ってならないわけ???と。
実際できたことがスゴイのはそうだけど、まずそれをあきらめなかったことがすごいよ、狂気だよって。

でも中村日出夫先生、雰囲気とか圧とかとにかく怖くて板垣恵介は恐縮しまくったらしいんだけど、この木を切れた瞬間の感想を聞いたときには、本当に心底から嬉しくてたまらなかったって表情にぱっと変わったんだって。
なんだかさぁ・・・もうさぁ・・・とりあえずなんかわからんけど、凡人の自分は泣いた。
なんの涙かまったくわからないけど泣けた。
ギャップとかそういうんじゃなくて、なんだろうもう、すごいの究極であり、そして同じ人間で、こういうことができる人がいる、自分は今からじゃ到底出来ない、悲しい、悔しい、残念、でも現実にはこういう人もいる、いるんだっていう、それがなんだか。

とかそんな人が次から次へと紹介されていくんだよ。
もうさぁ・・・・・・・・・・もういっかい読も。



▼新マウス

ロジクールのM575ってやつを購入。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08L51XVLF/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

親指のところにトラックボールが付いてて、マウス自体は動かさずカーソル操作はボールでするタイプ。
ショートカットのカスタマイズは休み入ったらするつもりだけど、もしかしたらパッドとの二刀流が一番強いのかな・・・もちょっと思ってる。
できればひとつのツールで全部こなしたい感じあるんだけど何事も慣れか。

マナーは大事

2020年12月28日 趣味
マナーは大事
マナーは大事
▼ドラマ『岸辺露伴は動かない』

第一夜「富豪村」見た。
生意気だし偉そうなのを自覚して感想をいうと、ギリッギリ及第点?なのかな?
ってところ。
なんだ及第点って、て自分で思うけど、思うんだけども・・・

『岸辺露伴は動かない』脚本・小林靖子が大事にした荒木飛呂彦イズム
https://realsound.jp/movie/2020/12/post-682248.html

このインタビューによればライト層向けだということで、じゃあ自分はそれなりにジョジョファンとしてライトじゃないのか、というのがちょっとうれしいようなどうでもいいようなだ。
いや、今回のドラマ、すごく、きらいじゃない。
かなりもう、出来うる限りで作ってくれてるんだと思う、思える。
だから個人的な期待がデカすぎるんだ、自覚している以上に。

なんだろう、そこはこうじゃダメだったのかな?というのがわからなくて引っかかったりして。
ドラマ露伴マンガ描くのおっそ、ってところとか、原作のあのスピードをこの実写ドラマの雰囲気でやるのは本当になしだったのか?とか。
露伴の能力だったら泥棒を拘束する必要すらなくない?拘束する必要があったのならその理由を説明しておいてほしい・・・・・・いやしかしこれは原作を知っているからこその疑問なのかもしれない、このドラマに持ち込むところじゃないのだろうか・・・とか。

スタンドのビジョンも結局は出なかった。
でもこれについては、視聴中は「あー出ないんだ」って思ったけど、ネットに「視聴者はスタンド使いじゃないのだからスタンドは見えないという演出だともいえる」みたいな感想あって、その解釈は納得というか、ある意味原作では味わえなかった一般人目線からの露伴を見れるという点ですごくおもしろいなと思えたのでこれはこれでになった。

あとまあ・・・うん・・・・・・・いやあらためて振り返ってみると不満点なんてほぼないな。
ないんだよ。
つかそもそも・・・・・・『富豪村』自体がそこまでおもしろい話でもなくない?と私は言ってしまうよ(決してつまらなくはないよ!)。
むしろ”マナー”ってテーマをより掘り下げてくれたこのドラマ版は、本当によく作り直してくれたとすら思えるくらいだし。
結局『岸辺露伴は動かない』の何が一番おもしろいのかってのは”岸辺露伴”というキャラクター自身なんだから。

なのであの、自分がエライと思っている生意気なガキになんの躊躇も大人気もなく圧をかけるシーン、あのサディスティックな表情、すごくよかったし。
ああ、露伴先生だな・・・って、実に。
あれ見れただけでもうこの話十分だろう岸辺露伴だろうってくらいに。

正直ストーリーだけ、岸辺露伴のキャラクター性抜きにして、ストーリーだけのおもしろさでいえば、自分は小説版のほうが勝るものが多いと思っている。
まあ話数も多いし。
なので第2夜の小説原作「くしゃがら」には期待・・・・・・うーん・・・
これ映像的におもしろい話かな?って、ちょっと。
じゃあなんならいいんだよ!!といったら小説なら「シンメトリー・ルーム」とか「幸福の箱」で、原作ならやっぱり最初のポップコーン投げるやつが見たい。

だからもう全部映像化するくらい続けてほしいので、今回のドラマぜひともファン以外にも広く好評であれ。



▼特撮『仮面ライダービルド』

本当にこの終盤に来るまでは「おもしろさでいえば自分の知る限りのライダーでトップクラスかも」くらいに思えていた。
なので逆に、前にも書いたようにここへきてのこの失速グダグダ具合は、如実にそれまでの楽しさとは違いすぎて、評価として切り離しやすいのが救いに思えているほど。
本当になぜゆえこうなったんだ。

終盤は戦兎の父親が物語に絡んでくる。
実はずっとエボルトと組んでいたという一応の衝撃展開で。
戦兎は、父の作ったビルドドライバー(変身ベルト)は正義のためのものじゃなかったのか・・・とショックを受け、またしても一時戦意喪失する。
・・・・・・んだけど、なんだか、そんなに父親の印象って強かったっけ?ってのがどうしても。

初期の記憶を失っていた戦兎が父親に言及しなかったのはまあ当然。
でも記憶を取り戻してからも、父親の存在ってそんなにそこまででもなくなかった?と思えてしまう。
なんというか戦兎的にというよりは視聴者的に。
それに、戦兎が戦う理由に父親はそんなに絡んでないはずだよね?とも。
絡んでいるいないは別としても、そのへんのヒーローとしてのアイデンティティみたいなのはもうとっくに戦兎のなかで解決済みなんでは?ってのも思ったし。

またもともとゆるいところは要所にあった作品だけど、このグダりのなかでそれが出るといっそうのゆるゆる味が味わえる。
敵に捕まってガスで改造されたけど、強化された段階で脱出してやったぜ!最初からそれが狙いでわざと捕まったんだぜ!!!
・・・はいいんだけど、脱出方法がまるで無策ってのはさすがに・・・(カプセルの中で改造されてそっから無理矢理出てきた)。
昭和ならいいよ?だ。
敵さんも捕まえたなら意識くらい失わせておけよ・・・だし。

唯一ちょっとこれは良いかもだったのは、戦兎の父親がビルドのノーマルなフォームで襲ってくる、しかもそれなりに強敵ってところ。
ビルドドライバーは元々この父親のために作られたので性能を真に発揮できるって理由が一応あって、この終盤で初期フォームが他のパワーアップしたライダー相手に暴れ回るのはおもしろい。
一応の販促にもなってるし?って。
あーやっぱり親父さんもニンニンコミック多用する感じなんだー、やぱニンニン使えるよなーってとか思いながら。

とにかく45話まで見た。
次はいったん劇場版見る。



▼イラスト・マンガ練習

ジョジョ模写再開。
日にち飛び飛びでもとりあえず1ページを7日で模写する。
区切りをつけないとダラダラしてしまうから。
7日経ったら途中でも次ページいく。

おかか

2020年12月27日 趣味
おかか
おかか
おかか
▼マンガ・アニメ『呪術廻戦』

『ジャンプ+』で無料の2巻分読み、続きをアマプラアニメで見た。
おもしろいけど設定とかキャラの構成が『NARUTO』っぽい?また要所で『ヒロアカ』っぽくもある?思ったらやっぱりそう言われてるようで。
でも作風ぜんぜんちがうからいいのよ。
今風ってやつだなとして楽しむが勝ち。
アニメはOPEDオサレなのも良いんだ。



▼マンガ『恋するワンピース』

『ジャンプ+』連載で連載されてる『ワンピース』パロディマンガ。
何気なしに読んだらめちゃくちゃおもしろくて。
『ワンピース』にちゃんとした形で接したことのない自分でも楽しめる作りになってる、ギャグマンガとして相当なクオリティを味わえる。
『恋するワンピース』をより楽しみたいという理由で本家『ワンピース』を読みたくなってるくらい。
でも本家クソなげえよ、どうすべか。



▼ゲーム『マジック:ザ・ギャザリング アリーナ』

カラーチャレンジ。
とりあえず黒終わらせた。



▼ゲーミングチェア

後頭部の枕クッション、綿の代わりにタオル入れたりして微調整。
しかしやはり枕自体はいらんという結論に。

枕クッション通す用のプラスチック穴が後頭部に当たるので(そこまで気にならないけど)、そこにタオル巻いたらさらに「これでええやん」なった。
完成したわ。



▼生活

お菓子とジュースを用意、座ったゲーミングチェアの背もたれを倒し、L字机上のiMac、フル画面で『呪術廻戦』を見る。
なにこれもうシアターじゃん・・・・・・なった。
この快適視聴ライフはもはやプチシアターと言っていいでしょう。

しかし仮眠はできなかった。
やっぱりこう、椅子の上で寝るという選択肢は自分の中にないんだな。
そもそもすぐそこにベッドあるしなっていう。

そしてあまりに快適なんで、あと一個だけとして、マウスも注文してしまった。
今現在はiMac純正のトラックパッド使ってるんだけど・・・やっぱりマウスのがよくない?ずっと思ってて。
なんか親指部分にボール付いてるやつ買ってみた。
生得領域精度上げていこ。



▼イラスト・マンガ創作

指慣らしイラストはクマちゃんと『呪術廻戦』虎杖悠仁。
虎杖悠仁は結局指慣らしでもなんでもなくマジ模写になってしまった。
がんばった。
https://www.youtube.com/watch?v=AWEm4tA2hMc

自キャラ模索はなんとなくの全体のデザインを決めたら、次はパーツごとのクオリティを上げていってみるのはどうかと考えた。
靴なら靴、こういう体ならこういう体、って決めて参考画像検索して部分的に模写していくとか。
やってみる。

まぶたの裏の雲

2020年12月24日 趣味
まぶたの裏の雲
▼読書『板垣恵介の格闘士烈伝』板垣恵介

おもしろい。
1999年末に出た本なので情報が古いところもあるけど、当時の自分の知る限りの格闘技シーンを思い返しつつ読んでいる。
今日読んだなかではグレイシー柔術と合気道が強く印象的だった。

グレイシー柔術。
自分はK1、PRIDEで格闘技に興味をもった時期があるよ程度の人間。
グレイシー柔術を知ったときにはもう当たり前のように語られているものだった。
それが知られ始めたころ有識者がどんな反応だったか、どれほどの衝撃をうけたか、実際何がすごいのか、この本を読んで初めてその一端を知れた気がした。

合気道。
自分にとってかなり魅力的な武道。
いちおうちょっと見学しにいって参加させてもらったこともある。
そこの先生のひとりに言われて手刀で打ちかかっていったらなんか、どんってなって、気づいたら組み伏せられていた。
初老な感じの先生だったけど、上からでかい丸太を乗っけられてるみたいだった。

板垣恵介は高校で少林寺拳法、自衛隊に入ってからはボクシングをやっている。
自分なりに学んだ理論と照らし合わせ、合気道についてはかなり懐疑的だったらしい。
しかしあるとき合気の技をその身に受け、評価が一変した。
ちがう、これは本物だと。

それから養神館の塩田剛三(『刃牙』の渋川剛気のモデル)とも交流するようになり、そのエピソードも少し語られているのがうれしい。
自分も一時期塩田剛三の自伝や技のDVDを購入してワクワクしていた時期があったから。

この本には『刃牙』の元ネタが要所で出てくる。
それは著者自ら経験したことだったり、表には出ていない伝聞話だったりもする。
読んでいてなんとなく「リアリティ」について考えさせられた。
『ジョジョ』では岸辺露伴が「マンガに最も大切なのはリアリティだ」と言っている。
それって本当の本当に事実どうなのか?ってことよりも、描いている作者が「これってこうなんだぜ!すごいだろ!?」となっていることが大事なのかもしれないと。
特にフィクションにおけるリアリティというのは。
作者が事実として体験した、あるいは「これってこうなんだ!」という驚き、そういう熱が作品の迫力となり、この板垣恵介も言っている「迫力が説得力を生む」ということになるんじゃないだろうか。

板垣恵介の人柄もいい、やっぱりなんかこの方はいい感じだ。
初めて作者を映像で見たのは船越英一郎の『週刊少年○○』で、最近ではケンコバの『漫道コバヤシ』、どちらもなんだか、怖いところもあるんだろうけどいい具合のところで物腰柔らかい人なんだなと思えた。
『板垣恵介の格闘士烈伝』を読んでいるとそりゃそうもなるかとも思った。
傲慢にはなれない、この人は強い人を追いかけ続けてきたおかげで、現実で怖い目に何度もあいさまざまな敗北を経験し打ちのめされてきたからだ。
それも自分が想像もつかないような深い意識のなかで。
だから少し持ち上げられるようなことをいわれても「いや自分なんて」と言う。
それでいてマンガには絶対の自信をもっているんだと思う。
もちつつも、完璧な非の打ちどころのない評価を得ていない段階では、いまだ成し遂げられていない自分としているみたい(このへんは『漫道コバヤシ』で語っていた)。
かくあるべきなんじゃないだろうかと思わされる。



▼早寝早起き

人類が誕生して700万年が経っているという。
そんななのになぜいまだに「夜更かししないですぐ寝れる方法」が確立されていないのか。
700万年だぞ。
怠慢という他ない。
がっかりだ人類には。

だからなんかもう・・・・・・中国か。
中国4000年、この人類文明史上としては長期のなかで追求されたものはみな高い実績をもっている。

「料理━━ 医療━━ 房中術━━ こと人間の本能に根ざしたジャンルを追求させたなら 中国という国は生半可ではない」

範馬勇次郎がそう言ってるし。
なら”睡眠”もその範疇にあるであろうことは確実。
中国4000年の睡眠法を調べてみることにする。



▼イラスト・マンガ創作

今日はフクロ釘バットなし。
フクロ釘バットは仕事の合間にメモ帳に描いたやつを携帯で撮り、帰ってからそれをなぞっている絵だ。
今回撮影するの忘れてた。
自分は一度帰宅してくつろいでしまうと仕事関係のものは手で触れるのもイヤなんだ。

パンダイラストは昨日よりは形整えられた。
横向きはお手本にはないけどなんとか描いてみた。
形単純なのでそれらしく描きやすかった。
マンガ形式で描いてくのやっぱり良いな。

ミカン先生

2020年12月23日 趣味
ミカン先生
ミカン先生
▼読書『板垣恵介の格闘士烈伝』板垣恵介

読み始めた。
こういう感じなのかなーがまさにな内容で、すごくおもしろい。
作者の憧れた、実際に生で見た、さまざまな格闘家たちが紹介され、随所には作者の「強さ」や「強き人」への思いのあふれまくっている文章。
いい、楽しい。
否定的な人物に対しても、こうであってほしかった!みたいに書かれているからぜんぜん嫌な感じしない。

電子書籍がなかったのでひっさびさの紙の本なのだけど、紙の本、いいな・・・
って改めて。
自分はあんまり人に嫉妬したりうらやましがったりってのがないと思うんだけど、どうしてもひとつあるのが、ガチの読書家な人たちに対する嫉妬だ。
自分もできればそうなりたかった、んだと思う、というのがずっとあるから。
子供のころはよく本を読んでいただけに。
でそういう人たちは大体「やっぱり本は紙じゃないとー」とかいうもんだから、「え?いやいいじゃんべつに紙でも電子でも同じじゃん」と強いてでも思うようになっていた。
すかしやがって!てなところだ。

でもひさびさに紙の本を手にして読むと、やっぱちがいますわ。
まずぜいたくですわ、紙の本は。
時間や空間、”紙の本”であるってこと自体だけでもこの贅沢感。
だってただのデータって点では電子も紙も同じなはずなのに、これだけのために物体がこう、あるんですよ。
手元に。
きっと未来では「大昔は紙の本なんて贅沢なもんがあったんだねー」って言われるんだろうし。

それと没頭感もちがう、気がする。
まあこれは気がするだけかもしれないけど。
あと慣れか、やっぱり付き合いは電子より紙のがずっと長いわけだし。

とにかく紙か電子はそれぞれに良さがあるわけだからまあとして、あらためて読書はしていきたいなと。
今後はツイッターの時間をほぼ読書にしようかとも考えている。
自分のツイッターはこのごろはとくに皆怒ってばかりだし。
頭のいい人たちが怒っているのを見て、感心したりはするけど、自分はその頭のいい人たちみたいにはなれない。
単にツイッターを見ているだけでは近づくこともできない。
だからまあ・・・・・・とりあえず読書を。
そこから広がる世界のほうが可能性はあるわけだし。
自分の理想とする自分に近づく道の。
そんな気がするので読書する。



▼早寝早起き

起きれはするのだけど。



▼椅子

ゲーミングチェア、やっぱり枕みたいなの外して正解っぽい。
これでリクライニングが最強すぎる。
ぜったい寝れる。
次の休日ここで仮眠とってみよー、っていう、なにをするでもなく休日予定に”仮眠”をいれてしまうくらいに。

しかし寝るとなったらやはり枕はほしい気がする。
枕は中身の綿をぬいて調整してもいいらしいので、それも一回試してみる。



▼イラスト・マンガ創作

指慣らしのかわいいイラスト。
明日はこのアニマルたちを使ってマンガの練習をしてみる。
そういうこともしてこう。
変なことばっかり考えて変な絵ばっかり描いてちゃだめだ。
かわいい、ふつうの、平和な、教室の壁に貼られてもいいようなものを描こう。
そこでマンガの初歩を学んでいこう。

フクロ釘バットくん。
視界確保し空気穴もあけた。
ほんとは穴なんてあいてなくて袋をそのまま被っているのがおれの心だ。
なんだおれの心って。
でもまあそれはそれとして、キャラとしてもうちょっとこう・・・マイルドってわけじゃないんだけど・・・みたいなところで。
あと、これだと表情から逃げることになるのでは?というのもあり。
ちょっとずつマイナーチェンジしていきたい。

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