クローズ&グリス
クローズ&グリス
クローズ&グリス
▼特撮『ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ』

東映特撮ファンクラブアプリで視聴。
『仮面ライダービルド』スピンオフ。
主人公は2号ライダーの仮面ライダークローズ万丈龍我。
なのでスピンオフにありがちな本編主人公は出ない、もしくは顔見せ程度なのかなー思ってたらそうでもなく。
戦兎もわりとしっかり出演。
というかカズミンもヒゲもみーたんも紗羽さんもウツミンもいて・・・
なんか、ほんとに、本編の続きって感じだった。

TV本編ラストでは万丈以外の人々が戦兎の記憶をうしなっていた。
しかし今作ではわりと早々に記憶復活。
復活早っ!あのラストの余韻は一体・・・
・・・思ったけど本編終了が2018年8月で、このスピオンオフ公開が2019年4月だからリアタイでみていればもっと素直に喜べたところなのかも。

今作では万丈が本編ラスボスのエボルトと共闘することになる。
まあ敵のキルバスがエボルトの兄で、こいつが宇宙そのものを滅ぼしたいっていう破滅型イカレ野郎なものだから。
見る前から不安材料だったのが、共闘するのはいいけど中途半端な流れとか雰囲気でエボルトってキャラがゆるされる感じになってもイヤだなってところ。
でもそこは杞憂だったのでよかった。
エボルトはエボルトなままで、万丈も最後までエボルト絶許を貫いていた(そらそうだ)。

物語の最後でエボルト自身は再び倒されることもなく地球から去っていく。
視聴後調べると、このエボルトの生存自体に納得いかない意見もあるようで、まあそれも、わかる。
でもここでエボルトを何かしらの理由でも消滅させるってなると、今作では協力関係にあり、エボルトらしい万丈への励ましなんかもあったりしたので、最後万丈になんら情を示させないまま終わらすのも難しいんじゃないかって気がする。
なので地球を去るエボルトに対し、他意なく憮然とした態度のまま「二度と戻ってくるんじゃねーぞ」と見送るのが程よいとこだと思う。

今作はオリジナルライダーのデザインもよかった。
そもそも自分が『仮面ライダービルド』をちゃんと見てみようと思ったのはキルバスが最初のきっかけでもあったし。
なんだこの赤いやつ・・・必殺技もかっけーなって。
そして仮面ライダークローズエボルも。
まさにクローズとエボル(ブラックホール)のデザイン融合絶対強い感、クローズ唯一の長裾フォームがカッコイイです。

とにかく全体的に楽しめて、自分の見たかぎりでのライダースピンオフ作のなかでもトップクラスにしっかり作られていた気がする。
まあ本編見ていて、こういうところは許してね、ってのを知った上でって条件はあるとは思うけど。
おもしろかった。

エンディング『CROSS』
https://www.youtube.com/watch?v=uRSVDd22rlE



▼特撮『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』

『クローズ』と続けて東映特撮ファンクラブアプリで視聴。
主役は仮面ライダーグリス猿渡一海。
ドルオタネタ全開のミニストーリーから始まり、続いて本編へ。
本編めっちゃシリアスなのにドルオタストーリーけっこう大事なとこだったりもして。
笑えて、泣けて、熱く、そしてハッピーエンド。
こちらもキャストほぼ全員出演、スピンオフという枠にとどまらない集大成的な作品に仕上がっていた。

本編や前作スピンオフでの「結局あの件はどうなんだろ?」という要素も消化されていて。
なかでも生身の葛城巧とやりとりは感慨深かった。
そしてビルドのジーニアスフォームでのバトルもあり。
一応は戦兎単体での最強フォーム・・・であると思うんだけど、正直ジーニアスでそれにふさわしい強敵を倒したのって今作が初な気もする・・・ので、最後の見せ場があってよかったと思う。

戦兎は前作に続き当然メインはゆずっているけど、もともと本編主人公であるとともにサポーター博士ポジションでもあるから違和感なくそういう位置にもっていける。
でも、だからこそな、つらい決断をくだす役目を要所で背負ってきた気もする。
『ビルド』のキャラはそれぞれに魅力的だったけど、戦兎にしかできないことが多すぎたんだ。
こういう主人公は平成からのライダーのなかでも異質なんじゃないだろうか。

今作のストーリー的には、というか『クローズ』の時点でかなり賛否両論だったと聞いて「え?」ってなってしまったんだけど、調べるとTV本編をかなり真っ向から高評価な人には前作&今作は受け入れがたかった人もいる様子で。
個人的には、結果的に好きと言える作品にはなったけど、そんでも『ビルド』はいろいろとハードル下げてこそ楽しめる作品ってところは結局変わらなかった。
なので「せっかく本編がこうだったのに!」ってところにはさほど熱量ないため、うるさ型ゆえあえて低くした目線のおかげでむしろ素直に見れた感じでもある。

ひとつだけ言うなら今回の敵が孤独ゆえ悪に堕ちた人間だったので、逆に絆パワー全開だったカズミンには、許されない相手なれど「うち(農場)で働けよ」みたいなこと言ってほしかった気もする。
それで相手が心動かされる描写が少しでもあるとカタルシス薄らいじゃうかもしれないけど、カズミンに言わせるだけなら問題なかったと思うし。

エンディングも前作に引き続き「らしい」曲で良かった。
今回は主役・猿渡一海要素をふんだんに盛り込んだ、仮面ライダーグリスを見事歌い上げた歌詞になっている。
新たなマイお元気ソングとして登録した。

エンディング『Perfect Triumph』
https://www.youtube.com/watch?v=pI2raO2diIQ



▼その他『仮面ライダービルド』

スピンオフで唯一『仮面ライダーローグ』だけ見れていない。
ブルーレイコレクション特典映像ゆえ東映特撮ファンクラブにもない・・・

まーでも、一個だけ見てないのがあるというのも悪くない気もする。
正直なにがなんでも見たい!!・・・ってほどではないし。
いや見たいは見たいよ?っていうくらい。
気に入ったものは完全には終わらせたくない気持ちもあるので、まあ、機会があればでいいと思う。

あと平成ライダーは小説シリーズが前作『仮面ライダーエグゼイド』までは出ているのに『ビルド』から出ていないらしい。
ファンはずっと待っているみたいだけど、ここから今更どんなタイミングで出るのか。
でもこれも読めるなら読みたい気持ちはあるので自分も待つことにする。



▼イラスト『仮面ライダービルド』

ラフな線を下描きとし、きれいな線でなぞってから鉛筆(デジタルだけど)で塗ってみた。
なんだかスゴイ微妙になった・・・

雑味のない線の絵を雑に塗るとこうなるということなんだろう。
ためしにラフな線にもどし、同じ塗りを重ねたら、まだこっちのが多少マシ(あくまでもマシ)って思えたし。
雑なら雑で統一したほうがいいっぽい・・・のだろうか。
今の自分のレベルでは。

まあ、こういうのはダメなんだな・・・を改めて知ったということで。

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