セス堕ち

2020年11月18日 趣味
▼アニメ『メイドインアビス』

毒と左腕の回まで見た。
今回で気づいたけどやはり自分はこのアニメにあまり感情移入できていない。
かなり悲惨ですごく痛々しい描写あったんだけど「まあ・・・そうもなるよね」って感じでわりかし平然と見れてしまったし。
リアルでもそうだけど、例えば「あっちに落とし穴があるよ」って注意されてるのに「そうなんだー」ってトコトコいって落ちて怪我するような人にはどうにも同情しきれないというか。

だからとにかく、いってみれば猛獣のウヨウヨいる密林に小学生ふたり放り込んでるようなものなんだよ。
それがいくら本人の意思だといっても、大人がいるならそんなところ行こうなんて子はなんとしてでも止めるのが普通だろというのが、こっちのリアルな一般的感覚。
なのにこの作中ではその引き止めがどうにも弱いままここまできている。

リコにしてもせめて、自分のアビスに対する認識の甘さを知り、地上にもどりたいみたいな思いを見せてくるならまだわかる。
それなら子供だしいっときの思いで行動するのも仕方ないなとも思えるし。
でもリコの「母親に会いたい」という動機を強く後押ししているのはどうもアビスの「呪い」らしく、そんな不思議な動機ではとらえようがなく感情移入もむずかしい。

もしリコがふとしたときでも、母親に対する思いは別にして、呪いに対しての疑問や恐怖を感じたりするならこっちも「そうだよな」ってなれる、キャラの感情に近づける。
でもいまのところリコはこの「母親に会うためめちゃくちゃ危険なアビスの底を目指す」に感情丸ごと全乗っかりで進んでいる。
それで獣に襲われて死にそうになる姿見せられても「そらそうだろ」になってしまう。

もしくはリコには呪いがあるからしかたないとするなら、レグが無理矢理でもリコをとめる、地上に帰そうとする、とかがあればまだしもに思う。
リコみたいな子供がこんな目にあう、そんなことをさせる呪いを忌まわしいと思う、今それができるのはレグなわけだし。

この先そういう引き返そうよ展開があるのかどうなのか。
いやリコがあの状態からいくらか回復して、そのあとでもそのへんはうやむやのまま再び底目指すなら、なんかもう、だ。
あ、このキャラたちはちがうんだな、こっちのリアルとは、ってなってしまう。
そら自分にしても創作のすべてにリアリティを求めたいわけじゃないけど、どんなに設定がぶっ飛んだ作品でも「ここは押さえておいてほしい」というのがあるからキャラに感情移入できるわけで。
そういう意味で『メイドインアビス』は魅力的な設定は数多いのに、数少なくも肝心な「ここ」がいまいち押さえられてない感じがする。

というかこういうのって「こうなったからにはもう後戻りはできない!」てのが早々にあるから成立するもんだと思うんだけど、この作品には今のところないんだよな。
それひとつあるだけで大分違ったんだろうな。



▼マンガ『僕の心のヤバイやつ』桜井のりお

karte.58 僕は頼りたい
https://mangacross.jp/comics/yabai/63

おのれ。
つか最後の「あんまり足立に話しかけるなよ」はふつーに足立のことを思ってのセリフだろう、市川の性格からして。
そんな独占欲まるだしみたいなこと口に出すような人間じゃないんだし。

しかしこんなここまで多くの人が読んでいる、二次創作も盛ん(自分の追っているものにしては)な作品を読んでいることに対してはいまだ新鮮な感じがある。
ひとつの作品で盛り上がるってこういうことなんだ、というのを初めて感じているというか。
まあそれなりになんだか、マイナーなものばかり好んできて、メジャーなものはすこし距離おいてたしなんでますーみたいなスタンスでやってきたから。
でも桜井のりおが急にこうなったから。
『キン肉マン』とか『バキ』とかとはまたちがうんだよな。



▼『衛府の七忍』山口貴由

打ち切りとか。
というか作者が放り投げた説。
なんでよおおおおおおおおおおおおおもおおおお
いやいーじゃん、これは最後まで描こうよ?描きましょうよ?
思うんだけどなああああなああああああも
もおおおおおおおおおあああああああ
もったいね。
もったいないよ。
今年最後の悲報かなこれは。
これっきりにしておくんなましな・・・・・



▼イラスト練習

DAY4まで終わった。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索