殺意の波動

2019年12月29日 趣味
殺意の波動
殺意の波動
▼ドラマ『ブラウン神父』

アマプラで視聴。
ちょっと前に『ミス・マープル』見つけたのだけど1話完結じゃなかったので結局見ず。
でそれに関連してこちらは1話完結だったのでじゃあと。
とりあえず第1話はほぼほぼ聞き込みだけで解決してた感じだった。
第2話もまあ若干犯人の自滅的というか。
雰囲気はいいんだけど少し物足りなさが。

ジェレミー・ブレットの『シャーロック・ホームズ』なんかは雰囲気に加えホームズという強烈なキャラクターと演者のカッコ良さがあった。
ブラウン神父はいい人、いい人なんだけどねー、というホームズと比べてしまうとそこはまあっていう。
好みってところも当然あるけど。
神父という職業とのギャップというところかもしれないけど、そもそも神父とか教会に馴染みがないのであまりそこらへんも味わえず。

ただ第2話は、いろんなものを失った上流階級の人間に対し、「しかし得るものもあった」と諭す神父の場面にちょっと来るものがあった。
人として生きる上で何が大切か?を立場や身分関係なしのところから説いてくれる、教えてくれる、迷いや苦しみと向き合うためのヒントをくれる、そんな存在の教会や神父っていいものだなとなんだか初めて思えた。

大切なはずって思うことを考えとしてはもっていても、ひとりで抱えているだけじゃ心が弱いときに自信がもてなくなる。
心が弱っているときこそ意識すべきことだったりするのに。
そんなときこうした誰かからの穏やかな言葉ってとてもありがたいんじゃないだろうか。
良きことに寄り添った言葉からによる安心というのは。

救いの言葉ってなぜだか日常の中では弱いものな気もするし。
当たり前すぎるって前提があるからだろうか。
日常という当たり前のなかに拭い難い不満があるなら、当たり前の言葉なんてほとんど無意味なものと思えてしまうのだろうか。
でもほんとうは「そうじゃないよ」ってだれかに言ってもらいたい。
ブラウン神父にいま言われたらとても救われるだろうなと思う。
ホームズに言われるほうが感激度は高いだろうけど、でもホームズに対しては「まああなたは強いですからね」という気持ちにもなるだろうから。

そういったところでもう少し『ブラウン神父』視聴していってみようと思う。


▼生活

休みに入った。
もうなんだか疲れたし、いろんなことで自分にも失望して、なんかなぁ・・・なってる。
いつから自分は根はまともな人間だと思い込み、いつからまともかどうかなんて考えるようになったのか。
やさしくない、ふりかえってみると他者に対してやさしくないことばかりだった。
どうしても自分の理屈や欲望を優先してしまう。
そんな人間がなにを望んでかなえられることがあろうか。

もういっそ自分自身がやさしい人間になることはあきらめるか。
「俺はあいつのようにはなれない。でもあいつのような人間の盾になることはできる・・・”変身”!」
とかせめてそういう方向でいくか。
「この人やさしいな」って思えたらせめてその人だけは裏切らないような。
そうと決めたら逆に「こいつよー」って思える人間にはこれまで以上に冷酷に接するようになるんじゃないだろうか。
とかこんな葛藤はこれからも延々続くのであろう。

少しつらいのは自分はやさしい人間だと思われがちなことだ。
これは悲しい事実よ。
その場その場でどういう動きをすれば「普通」や「やさしい」と思われるかはわりと考えてるから。
自分の本質は一般からするとちょっとズレているものだとされる自覚あるゆえに。
でもそれだから、本当に人間が試されるようなときに地が出ると「そうじゃないんだ」ってなる。
それが自分でもつらい。
俺って結局そうじゃないんだ・・・って気付かされるのが。
考えてみると他人にどうこう思われるよりもそれがつらいんだな。
だってやさしくもなかったら、いったい自分には何があるんだ?ってなるから。
なんで何かなきゃいけないんだろう。

とにかく今現在はそんなだ。
何を見たり読んだりしてもおもしろいけど、大体は、おもしろいだけだなー・・・と。
なのでもう俺にはマンガしかない・・・マンガを描くことだけなんや・・・
そんな気持ちのまま年末に入り年始を迎えるであろう。

今描いてるのはこのペースだと「来年中には終わるんだよね?」くらいの感じある。
たぶん20ページ程だとは思うんだけど・・・。
だから並行して短いのもやっぱり描きたい。
この年末年始で1ページマンガの描き方学ぼう、そして描こう。
自分がやりたいと思え、そしてできることがある、それだけでも幸せと考えるべきなのかもしれない。
ブラウン神父に会いたい。


▼マンガ制作

正直服は描きながら考えている。
なので今日は3ページ目の主人公描いてから「この服ってこういう服なんだな」と1ページ目を修正した。
大丈夫なのかこんなことで・・・
思うけど、考えてみるとプロ作品でも「これ見た目こうだったっけ?」みたいなのざらにあるのでいいか。
そういうとこたいして気にしたこともないし。

3ページ目の出だしは心象風景としての神々しさ演出として、ステンドグラス風に描こうかとも考えていた。
でもまあ・・・むずいし、黒バックで上から光で十分だろう思えたのでこれで。
カラーにするなら挑戦してもよかったかもしれないけど、たぶんこれ色塗らないので。

黒バックも前ページのように「線+ちょい薄黒」にする予定だったけど、なんかうるさい感じになったのでベタにした。
ベタを使わない作風にしようかとも考えていたけど臨機応変だ。
全体のバランス次第でまた変えるかもしれない。

出だしのみコマ割りが前ページと若干かぶってしまったようにも思うけど(大ゴマの中心に主人公配置)まあいいやレベルと思うのでまあいいや。

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