チッチ

2019年11月16日 趣味
チッチ
▼アニメ『小さなバイキングビッケ』

第10話「ギッチョンパの約束」
ビッケは幼馴染みの少女チッチとお祭りへいく約束をする。
しかし父親ハルバルもビッケを航海に連れていくつもりでいた。
先に約束したのはチッチだからとビッケは航海をことわる。
「ビッケがいなきゃおれたちヤベーだろ!!」
ということでバイキングたちはビッケを力づくでさらってしまう・・・

ビッケがメンバーになる前はあんたらどうしてたのさ?
とツッコまざるを得ない回。
初期の「子供がバイキングなんて」「だから子供なんて連れてこなきゃよかったんだ」言うてたころが早くも懐かしい。
まあ気持ちはわかるけども。
ビッケが来るまでは航海のたびに犠牲者出まくってたのかな・・・

無理やり連れてこられてさすがにむくれるビッケさんを乗せた船は、やがて一隻の商船をみつける。
ただちに襲いかかって荷物をうばい、勝鬨をあげるバイキングたち。
ごまかし一切なしの略奪行為、やっぱり海賊なんだよなぁと改めて。

そんな父親たちの姿を見てビッケさんは、
「あーあ、あんな小さな船襲ってはしゃいじゃって。だからいやになっちゃうんだよな」
とわりとクールな感想。
自分なら暴力なぞ使わず、平和的により利益を上げられる自信あるゆえだろう。

フラーケ村に帰りたいビッケは商船の船長とこっそり取引をする。
奪われた荷物を取り返してあげる、その代わり自分を村まで送ってほしいと。
船長が承諾すると、ビッケは商船にチフス患者がいると騒ぎ立て、発疹メイクをした船員に演技までさせる。
そして「その宝物をもっていったら病気が広まってしまう」と荷物を元にもどさせるのだった。

バイキングたちはあわてて自分らの船へ帰るがビッケは残り、船をつないだ橋板まで外してしまう。
そこで、わりい全部ウソなんだわとネタバラシ。
まじかおおいビッケー!!と再度船を襲撃しようとするも、すでにビッケにより武器は使用不能、オールも縛られて追えない状態にされていた。
ビッケを怒らせる、敵に回すとはこういうことなんだ。

「バイバーイ!」と商船で去っていくビッケに、焦り悔しがり「ビッケー!!」と叫ぶ父ハルバル。
しかし最後には「・・・気をつけて帰れよ」とかボソッというからこのおっさんも憎めない。

村ではすでに日は落ちお祭りがはじまっていた。
ひとり離れて座っているチッチのもとへビッケの母親がくると、
「ビッケをまってるの」とチッチは屈託なく言う。
ハルバルたちにかっさらわれたんだからビッケは来ない、ビッケ母が言っても、
「知ってる。でもビッケは必ずくるわ」と。
ここは、盲信というより、その笑顔や様子があまりにも純粋で無垢に思えてなんだか泣けてきた。
前回でもチッチは、ビッケが離れ島で危険な目にあっている、もしかしたら死んだんじゃないかと・・・騒がれているなか、平然として船で迎えにいっていた。
「ビッケが死ぬわけないじゃない」と。
なんだかチッチはビッケを信じていると共に、ビッケを信じている自分を信じているんだろうなと思えてくる。
理由はわからないけど、そんなところが何故か胸にくる。

で実際ビッケもくるし。
家族とはいえ仲間とはいえ屈強なバイキングにさらわれたってのに、その日のうちに帰ってきて約束を果たす男ビッケ。
そら惚れますよ。


▼アニメ『僕のヒーローアカデミア』第4期

レッドライオット華々しきデビュー回。
好みの問題だろうけどやっぱりこのアニメは自然に見れて良い。
『鬼滅』アニメは自分にとってとにかく音楽が大げさで邪魔に感じられて試聴継続できなかったけど、やはりこっちは大丈夫だ。
もしかしたらこうしたアニメ自体見れなくなってきているのか?とも思ったけどとりあえず。
ただ今期のOP&EDは飛ばしている。
なんか・・・うん・・・って。
3期OPが自分的に良すぎたのか。

ともかくレッドライオット熱くて優しくてまっすぐで主人公しててカッコよかった。


▼ドラマ『少年寅次郎』

最終回。
最後まで微妙なまま終わった。
泣ける!とかいちおう好評っぽい?けど・・・あらすじだけ見たらそういう話ではあるのだけど。
とにかく作りがずっといまいちで。

役者や演技のことはよくわからない。
だからまあ良くも悪くもなかったという感じ。
ただパラレルと割り切ろうとしても、義母の光子がここまで存在感のあった人なら、大人になった寅さんがなにも言及していないのはやっぱり不自然に感じてしまう。

散歩先生にしても、このドラマの散歩先生があの映画の感じにはならないだろうと。
どうにもキャラが離れている。
せめてドラマ版でも寅次郎のことは「寅」と呼んでほしかった。

今回終盤で危篤の光子のもとへ走る寅次郎が、途中で寺の鐘の音と共にカラスの群れが飛び立つのを見て崩れ落ち、その場で泣き出すというのもさっぱりだった。
光子の死を確信したってことなんだろうけど不自然でしかない。
見えない絆ってものがあろうがなかろうがそこは走り続けるところだろう。
なんで途中でうわあああああなんだよ。
何かの理由ですんごい疲れてて体力限界越えててつまづいて転んだところにゴーンカラスばっさーだったらまだちょっとはわかる。
それでも、心情的には這ってでも母親のところへ向かいたいものなんじゃないのか。
まったく共感できなかった。

撮り方も変な演出多かったように思うし、単純にこのドラマ脚本家と監督が下手だったんじゃ?・・・個人的に思うよ。
良かったところは・・・前回での二人の母親のやりとり。
産みの母お菊は相手のことを知っていて、育ての母の光子は知らない。
その状態でお菊が光子にそれとなく「寅次郎のことをどう思っているか」を確認する場面。
この前後の流れや作りなどを考慮しなければこの場面は相当良かった。

あと今回の寅次郎と父・平造の釣りのくだり。
寅次郎へそうと気づかれぬよう人伝で釣りアドバイスをする平造。
こういうような場面がもうちょっとあれば良かったように思うけど全5話ではやりづらかったのかな。


▼絵

ほぼほぼ見ないで描いたビッケ。
ビッケとはわかる・・・けどあんまりかわいくない!
比率はこれでいいはずなんだ。
少しずつ細部もこだわっていこう。

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