▼大山登山
登山できず。
ヤビツ峠から登る予定がふもとまでもたどり着けず。
初の敗北を喫した。
いやむしろ今までたどり着けてたのが奇跡だったんじゃ?
てくらいの方向音痴なのだから、まあいいんだ。
一回こういうの経験しておかないとかえって心配だし、早めでよかった。
今回はスタートからして目覚ましかけ忘れの寝坊からだった。
さらに靴下も短めのをはいてしまい、ひたすら舗装された平地を歩いただけなのに登山よりよっぽど足を痛めたし。
確実に油断、慣れによる気のゆるみがあった。
こんなんで登らなくてよかったな・・・とか思ったくらいだし、もしかしたら山の神さまが守ってくれたのかもしれないね、って言う人は言うかもしれない。
当人的にはぜんぜんそんなん思わないけど。
とにかく乗るバスを間違え、よくわからんとこで降ろされ、そのままバス停で待てばいいのに、「そんなに移動してないし歩いて駅までもどるかー」・・・でそっから2時間くらい迷った。
この現代文明社会、IT時代に、2時間も歩いて街なかで迷うことなんてあまりないんじゃないかと思う。
子供じゃないんだから。
人に道を訊くなり適当なバスやタクシーでもどるなりできるだろう。
グーグルマップがいけなかった。
いやグーグルマップを使いこなせない自分が悪かった。
これを持っている自分が人に訊くとかタクシーで帰るとかありえないっしょ?気分だったし。
使いこなせないのに過信してしまっていた。
結果、
「まっ・・・また同じ橋・・・だとッ!?」ゴゴゴゴゴゴ
みたいなのを何度もやらかした。
しかし最後には覚醒した。
さすがに機械におちょくられてるみたいな自分にウンザリきて、最後にはもう川を頼った。
そう川は道しるべ、古来よりの・・・
思い立ち、ひたすら川頼りで歩いたら、あっさり駅までもどれた。
色々問題がある。
俺はやはり自分自身に色々問題がある。
それはそれとして川よありがとう、自然に感謝だ。
だから今回得た教訓は”初心忘れるべからず”。
そして”自然は嘘をつかない”。
グーグルマップは嘘をつく。
良い経験になった。
▼映画『男はつらいよ フーテンの寅』
1970年1月15日公開シリーズ第3作目。
なんだかいつもより一層元気でキレ味のある寅さんが見れてうれしい。
と自分はそんな単純な見方しかできなかったけど、今作は監督が違うらしい。
山田洋次ではなく森崎東。
山田洋次は脚本のみの参加。
森崎東はTV版での脚本を多く書いていた人で、そもそも寅さんというキャラクターは森崎東と共に作り上げたのだと山田洋次も言っているのだとか。
とにかく楽しく見れて、疲弊したメンタルに心地よかった。
笑いどころが多いように思えたし、それでいておいちゃんの寅さんに対する思いの場面ではグッと泣けて。
マドンナである旅館の女将さん(新珠三千代)にはあっさりフラれる。
まあ元から婚約者がいた人でもあって。
女将の最後の表情は、多少なりとも寅さんになにか思いがあったのかどうなのか。
▼小説『名人伝』(中島敦)
ひさびさに無性に読みたくなったので読んだ。
どんなに荒唐無稽な話でもこの筆致でやられたら、なんであっても成立してしまうのではないか、思わされる。
それでいてこの話は今もって、道極めんとする者を語る際に用いられているのを要所で見かける。
やっぱり中島敦が一番好きだ。
登山できず。
ヤビツ峠から登る予定がふもとまでもたどり着けず。
初の敗北を喫した。
いやむしろ今までたどり着けてたのが奇跡だったんじゃ?
てくらいの方向音痴なのだから、まあいいんだ。
一回こういうの経験しておかないとかえって心配だし、早めでよかった。
今回はスタートからして目覚ましかけ忘れの寝坊からだった。
さらに靴下も短めのをはいてしまい、ひたすら舗装された平地を歩いただけなのに登山よりよっぽど足を痛めたし。
確実に油断、慣れによる気のゆるみがあった。
こんなんで登らなくてよかったな・・・とか思ったくらいだし、もしかしたら山の神さまが守ってくれたのかもしれないね、って言う人は言うかもしれない。
当人的にはぜんぜんそんなん思わないけど。
とにかく乗るバスを間違え、よくわからんとこで降ろされ、そのままバス停で待てばいいのに、「そんなに移動してないし歩いて駅までもどるかー」・・・でそっから2時間くらい迷った。
この現代文明社会、IT時代に、2時間も歩いて街なかで迷うことなんてあまりないんじゃないかと思う。
子供じゃないんだから。
人に道を訊くなり適当なバスやタクシーでもどるなりできるだろう。
グーグルマップがいけなかった。
いやグーグルマップを使いこなせない自分が悪かった。
これを持っている自分が人に訊くとかタクシーで帰るとかありえないっしょ?気分だったし。
使いこなせないのに過信してしまっていた。
結果、
「まっ・・・また同じ橋・・・だとッ!?」ゴゴゴゴゴゴ
みたいなのを何度もやらかした。
しかし最後には覚醒した。
さすがに機械におちょくられてるみたいな自分にウンザリきて、最後にはもう川を頼った。
そう川は道しるべ、古来よりの・・・
思い立ち、ひたすら川頼りで歩いたら、あっさり駅までもどれた。
色々問題がある。
俺はやはり自分自身に色々問題がある。
それはそれとして川よありがとう、自然に感謝だ。
だから今回得た教訓は”初心忘れるべからず”。
そして”自然は嘘をつかない”。
グーグルマップは嘘をつく。
良い経験になった。
▼映画『男はつらいよ フーテンの寅』
1970年1月15日公開シリーズ第3作目。
なんだかいつもより一層元気でキレ味のある寅さんが見れてうれしい。
と自分はそんな単純な見方しかできなかったけど、今作は監督が違うらしい。
山田洋次ではなく森崎東。
山田洋次は脚本のみの参加。
森崎東はTV版での脚本を多く書いていた人で、そもそも寅さんというキャラクターは森崎東と共に作り上げたのだと山田洋次も言っているのだとか。
とにかく楽しく見れて、疲弊したメンタルに心地よかった。
笑いどころが多いように思えたし、それでいておいちゃんの寅さんに対する思いの場面ではグッと泣けて。
マドンナである旅館の女将さん(新珠三千代)にはあっさりフラれる。
まあ元から婚約者がいた人でもあって。
女将の最後の表情は、多少なりとも寅さんになにか思いがあったのかどうなのか。
▼小説『名人伝』(中島敦)
ひさびさに無性に読みたくなったので読んだ。
どんなに荒唐無稽な話でもこの筆致でやられたら、なんであっても成立してしまうのではないか、思わされる。
それでいてこの話は今もって、道極めんとする者を語る際に用いられているのを要所で見かける。
やっぱり中島敦が一番好きだ。
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