手袋を投げ捨てる側であれ
今日は『ファーゴ』見終えた。



誰でもいいから殺して死刑になりたかった事件とか、
駅のホームから飛び込んで電車止めたりする自殺とか、
ああいうの、いや死ぬのは勝手だけど人知れず死ねば
いいじゃん・・・ってずっと思ってた。
でもこれ違うわ。
ある意味正しい行いをしているんだそういう人たちは。
もしそこに、他者を道連れにして、他者に迷惑をかけて、
そんで死にたいって意志があるなら正しい。
それならそうするよなと納得する。
だってそれがその人にとってのルールになってるんだし。

一般的なルールの中でまあまあ以上うまくやれてる人は、
なんでそんなことするんだ!!やめろ!!って言うよ。
俺も言うよ一応今なら。
でもそうじゃない、むしろ一般的なルールによって虐げ
られてきたような人、なんでこんなことができないんだ
よー、えーお前そんななの?とかずっと言われてきたよ
うな人が、何かのきっかけで、それ以外のルールも選択
できると知ったらどうなるか。

例えば人を傷つけたり殺したりする方が、現状のままで
いるよりマシと思える状況になっていたら、ルール変更
やむなしにもうなずける。
だって一般的な社会のルールに納得してない、どころか
それは自分を傷つける敵であり、その枠の中にいる者達
も敵であって、そんなやつらの声になんてもう耳は貸さ
ないだろうし。
そういう人に一般社会が傷つけられたとき、なんでこん
なことするんだ!って怒っても、いややられたからやり
返しただけだけど?って話だそんなのは。
そんな怒りは現実的に何の意味もなさない。

というようなことを『ファーゴ』を全部見て思った。

なんか結局書いてみたら普通のことだった。
ワイドショーとかでも散々言われてるようなことだ。
でも『ファーゴ』を見てより具体的な納得を得ることが
できた。

レスターは、マルヴォという怪物をきっかけとして生まれ
たまた別の怪物だ。
第9話とか最終話とかもう震えたし。
でもマルヴォが現れるまで、その下ごしらえを担当して
いたのは周囲の普通の人間だ。
怪物レスターは、普通の人間と、怪物マルヴォの共作な
んだな。
世の中、今のこの日本にも、レスター予備軍がどれだけ
いることか。
もし今後、そうした事件が起きたら俺は反省する。
俺たちまだまだミスを犯してるなと。



▼明日

・立て直す。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索