山影

2014年2月26日 獄中
山影
今日は半分やりました。


やってやりました。
ところで関係ないのですが女性の死にたいアピールは毎回困ります。
なんだかあんまり本気っぽいので、死なせてあげた方がいいのかな?と考えることもあるのですが、結局しばらく経つとけろっとしてたりするので疲れます。
いい加減学習して、そういうもんなんだと慣れろと自分でも思うのですが、今度こそ本当に死にたいのかな?とつい考えてしまいつきあってしまいます。
でも本当に死にたい人、死ぬ人は黙って死ぬんですよね。
あとはパターンの問題です。
死のうが死ぬまいがどっちでもいい・・・まあいいってこともないですがいいってことにとりあえずしておくなら、毎回同じようなアピールの仕方じゃこっちも飽きるんですけど、という部分です。
エンタテイメント性としての問題を真面目につきつけたくなります。
本当にやる気があるのか、アピールする気があるのか、本気で心配させる気があるのか、と。
「死ぬのはいいんだけどさぁっ」てところから入りたくなります。
問題があるのは相手なのか自分なのかというところでもあります。


▼今日の読書(第16回)
◯『猿ヶ島』(読書時間:約15分)
これはもう単純に面白かったです。
読み終えまして、わあおもしろかった!って単純に思い、ついネットで感想などを調べてしまったのですが、めちゃくちゃあれこれ考察されててビビりました。
正直感想書く気が失せてしまいました。
でも書きます。
以下オチ直前までの若干ネタバレ解説です。
ある者が海を越えて島へたどり着きます。
そこはずいぶん狭い島で、猿がたくさんおります。
少ししてから、一匹の猿が話しかけてきて、ここで初めて主人公自身も猿であることが明かされるのです。
最近は太宰治作品に対して、物語という部分においてはだいぶ疑いつつ読むようになっていたので、こんな簡単な小説的仕掛けでもなんだか喜べてしまいます。
そうして地元の猿は、ここはぼくらの島だよ、あそこに見える人間たちはぼくらにとっていい見世物さ、みたいに説明するのですが、実際は逆で、見世物は猿たちのほうで、島は島でなく動物園だったのです。
それで主人公猿は、ここはいやだ!私は故郷へ帰る!脱走する!と決意します。
地元猿君は止めようとします。
ここにいればさぁー、飯とかの心配しなくていいしー、けっこう快適だぜぇー?ここにいようよー、みたく。
しかし主人公猿の決意は変わらないのです。
・・・というお話です。
これこのあとのオチでまた「おおう」となります。
物語の筋自体はとても単純です。
しかし普遍的なテーマや、当時の時代背景を鑑みての考察、また作者が太宰治という点で、あれこれといじくりまわせる作品でもあります。
大学の先生なんかがえらくまた、深く的確に考えてくれてます。
そこまで考察されてるなら今更私が感想考えたり書いたりする意味ってなくない?と思えるほどに。
いや、そういう人様の考えと、自分の考えをすり合わせることに、また意味がある、ということなんですね。
私はなんだか、自分の感想を述べるとなると、今の自分からのみ出た交じりっ気なしの思いでなくてはいけないと考えていましたが、そんなこともないんですね。
でも今日は疲れましたので、『猿ヶ島』おもしろかたよー!で済ませます。
後に、やはり同作品を読んだ私のような自信のない読書感想家が、この日記にたどりついて「ああこんな感じ程度の人もいるんだ」と気を楽にしてもらえればそれでいいです。
今回はそういうことにしておきます。
http://www.youtube.com/watch?v=9XsdE6-mwXs

▼今日の課題
流れ見直し(済)
読書(済)
日記(済)
整理(済)
23:30までに諸々停止(できず!)

▼今日の反省
間を空けないようにする。

▼明日の課題
流れ見直し
読書
日記
整理
23:30までに諸々停止

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