ルーヴルがつまらなければオルセーへ行けばいいのに
2012年1月17日 読書 コメント (2)
森ガールに鬼哭拳を叩き込む。
『名画の言い分』は、木村泰司。
毎日少しずつ読んでいる。
きっかけは悪魔調査。
悪魔の事を知るには美術の世界を学ぶ必要がある!と思ったからだ。
悪魔像というのは美術の世界で育まれた面も大きかろうと。
そんで、手っ取り早く美術の見方なんかが分かる本ないかなーと本屋探したらこれがあった。
「美術は見るものでなく読むものです」という一文を見て、これだろうと。
文庫本だし安いしこれしかだろうと。
で読んでみたら、いや面白い。
例えばマリー・アントワネットの肖像画。
その中でも有名どころと思われる、なんか薔薇を持ってるやつ。
何も知らずに見れば「まあこの絵はこういうもんなんだろう」って思うだけだ(どういうもんだかも分からないまま)。
しかしあれは描かれた当時からすると、大変野暮ったい絵なんだという。
まず薔薇を持った格好ってのがあんまりにどストレート過ぎて「薔薇てwww」みたいな感じらしく。
加えて衣装も、流行物を着ているという点でダメダメらしい。
当時のフランスの流行というのは女優から始まるものであったのだけど、女優は娼婦と同義であったため、それを女王様が着るなんて・・・てことなんだという。
この肖像画を見たマリー・アントワネットの母であるマリア・テレジアも「マリー何しとん!?」と大層驚いたとかなんとか。
そんだけマリー・アントワネットが時世に疎かったことを示す一作でもあるんだって。
おもしろいす。
他にも、イギリスの画家ゲーンズボロの作「ブルーボーイ」なんかは、パッと見は目に鮮やかな青い服を着た少年がスッと佇んでてカッコイイ感じ。
まさにブルーボーイだなー、と思うんだけど、実はこのモデルの少年はおしゃぶりのくせが抜けてなくて、しょっちゅう吸ってる指が青くなっていたんだとか。
だからタイトル「ブルーボーイ」。
おもしろい・・・。
こうしてほんのちょっとの知識を得るだけで印象がガラっと変わる。
その絵をより身近なものとして感じる事が出来るようになる。
描いた人物、また描かれた時代や意味などの背景を知る事で、真にその絵に迫れるようになるからだろうよ。
そうかー美術ってそういうもんだったんだーと。
いやまあ、薄々はそういうもんなんだろうなーと思ってはいたけども、でも別に見方なんて知らなくても困らないしー、ってことで今まで生きてきた。
なんかもったいなかったなと思う。
逆に考えれば、これから美術を見るのがちょっと楽しくなるかもなーなんだけども。
他にも彫刻や宗教画の見方なんかもポイントポイントを押さえて簡潔に教えてくれて、良いです。
とてもありがたい本です。
『暗闇坂の人喰いの木』は、島田荘司。
昨日一日かけて読破した。
最後の方は、これ全部読んだら2時過ぎになっちまう・・・明日休みじゃないんだけどなぁー・・・でもああああもう読むー!
と真相が気になってしょうがなくなってしまったので、読んだ。
以下、具体的じゃないけどネタバレな雰囲気有り
この作品には、これはどういうトリック何だろう?こっちはどういうことなんだろう?みたいに複数の謎が用意されている。
そんでその中の二つばかしの真相が・・・え、そんなんでいいの?
と、ミステリー小説としては疑問に思わざるを得ないもので。
後でネットで調べたら案の定そこは突っ込まれまくっとるし。
まあそうだよねー、って。
でも一番の大仕掛けとも言える「巨人の家」のトリックは皆高評価のよう。
してやられた!と。
あれはたしかに面白かった。
でも正直マジなんすけど、俺はあれほとんど一瞬で解いた。
いやこれはほんともうマジで。
あれ?・・・これこういうことじゃね?くらいの感じで。
俺すげーーつーか御手洗(主人公)気づけよ!!多分そういうことだって!!
思いながら読んでたし。
まあ直前に『頭の体操』読んでたせいだと思うけど。
『頭の体操』ってそんなんばっかだから。
あとトリックとはまた別に、そういやあのエピソードって何だったん?回収されてないけど・・・とかそういう部分もあって、うん・・・と。
でも全体的にはかなり面白かった、楽しめた。
だって、巨木が人を食う!!!んだぜー。
何それー!?
って思ってそうゆうのにワクワクしちゃう人はワクワクしちゃうもの。
ワクワクしちゃう人なんだから俺は。
だからまこまけこたぁいいんだよ、とにかくそういうのが好き!
って人は同じく楽しめるんだろう。
楽しむのがいいさ。
『名画の言い分』は、木村泰司。
毎日少しずつ読んでいる。
きっかけは悪魔調査。
悪魔の事を知るには美術の世界を学ぶ必要がある!と思ったからだ。
悪魔像というのは美術の世界で育まれた面も大きかろうと。
そんで、手っ取り早く美術の見方なんかが分かる本ないかなーと本屋探したらこれがあった。
「美術は見るものでなく読むものです」という一文を見て、これだろうと。
文庫本だし安いしこれしかだろうと。
で読んでみたら、いや面白い。
例えばマリー・アントワネットの肖像画。
その中でも有名どころと思われる、なんか薔薇を持ってるやつ。
何も知らずに見れば「まあこの絵はこういうもんなんだろう」って思うだけだ(どういうもんだかも分からないまま)。
しかしあれは描かれた当時からすると、大変野暮ったい絵なんだという。
まず薔薇を持った格好ってのがあんまりにどストレート過ぎて「薔薇てwww」みたいな感じらしく。
加えて衣装も、流行物を着ているという点でダメダメらしい。
当時のフランスの流行というのは女優から始まるものであったのだけど、女優は娼婦と同義であったため、それを女王様が着るなんて・・・てことなんだという。
この肖像画を見たマリー・アントワネットの母であるマリア・テレジアも「マリー何しとん!?」と大層驚いたとかなんとか。
そんだけマリー・アントワネットが時世に疎かったことを示す一作でもあるんだって。
おもしろいす。
他にも、イギリスの画家ゲーンズボロの作「ブルーボーイ」なんかは、パッと見は目に鮮やかな青い服を着た少年がスッと佇んでてカッコイイ感じ。
まさにブルーボーイだなー、と思うんだけど、実はこのモデルの少年はおしゃぶりのくせが抜けてなくて、しょっちゅう吸ってる指が青くなっていたんだとか。
だからタイトル「ブルーボーイ」。
おもしろい・・・。
こうしてほんのちょっとの知識を得るだけで印象がガラっと変わる。
その絵をより身近なものとして感じる事が出来るようになる。
描いた人物、また描かれた時代や意味などの背景を知る事で、真にその絵に迫れるようになるからだろうよ。
そうかー美術ってそういうもんだったんだーと。
いやまあ、薄々はそういうもんなんだろうなーと思ってはいたけども、でも別に見方なんて知らなくても困らないしー、ってことで今まで生きてきた。
なんかもったいなかったなと思う。
逆に考えれば、これから美術を見るのがちょっと楽しくなるかもなーなんだけども。
他にも彫刻や宗教画の見方なんかもポイントポイントを押さえて簡潔に教えてくれて、良いです。
とてもありがたい本です。
『暗闇坂の人喰いの木』は、島田荘司。
昨日一日かけて読破した。
最後の方は、これ全部読んだら2時過ぎになっちまう・・・明日休みじゃないんだけどなぁー・・・でもああああもう読むー!
と真相が気になってしょうがなくなってしまったので、読んだ。
以下、具体的じゃないけどネタバレな雰囲気有り
この作品には、これはどういうトリック何だろう?こっちはどういうことなんだろう?みたいに複数の謎が用意されている。
そんでその中の二つばかしの真相が・・・え、そんなんでいいの?
と、ミステリー小説としては疑問に思わざるを得ないもので。
後でネットで調べたら案の定そこは突っ込まれまくっとるし。
まあそうだよねー、って。
でも一番の大仕掛けとも言える「巨人の家」のトリックは皆高評価のよう。
してやられた!と。
あれはたしかに面白かった。
でも正直マジなんすけど、俺はあれほとんど一瞬で解いた。
いやこれはほんともうマジで。
あれ?・・・これこういうことじゃね?くらいの感じで。
俺すげーーつーか御手洗(主人公)気づけよ!!多分そういうことだって!!
思いながら読んでたし。
まあ直前に『頭の体操』読んでたせいだと思うけど。
『頭の体操』ってそんなんばっかだから。
あとトリックとはまた別に、そういやあのエピソードって何だったん?回収されてないけど・・・とかそういう部分もあって、うん・・・と。
でも全体的にはかなり面白かった、楽しめた。
だって、巨木が人を食う!!!んだぜー。
何それー!?
って思ってそうゆうのにワクワクしちゃう人はワクワクしちゃうもの。
ワクワクしちゃう人なんだから俺は。
だからまこまけこたぁいいんだよ、とにかくそういうのが好き!
って人は同じく楽しめるんだろう。
楽しむのがいいさ。
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