今日は「水戸黄門」(再)見てカップ麺食った。
 
 
 
「水戸黄門」(再)は、弟思いの一番勝負(川越)。
全体的にも楽しめたけど、とにかく本格解決ムードになる、その前までの展開がかなり面白かった。
というか自信なくした。
ミステリーを創作するぞ!って意識ある身で、じゃあこのミステリーでもなんでもない、お約束番組である「水戸黄門」の話を作れるのかといったら、いやこれ無理だぞ・・・と。
今まで物語創作って文系の分野だと漠然と考えてたんだけど、これもしかして数学?思ってしまったというか。
なんか、こうしてこうして、こう、みたいなのが。
こうしておいたから、後でこの展開が活きる、でここは公式使えっから、みたいなね。
というか数学ってよりは・・・なんだ。
なんだこれは。
考え過ぎなだけだろうか。
いやミステリーは、問題があって、解決して、めでたしめでたし、でいいんだから、簡単なのは作れるはずだ。
問題を考える難しさ、というのはとりあえず置いといてね。
いやそれ置いちゃダメだろ。
でもとにかく物語のジャンルによって、核みたいなのが違うのではないかな。
例えば「水戸黄門」であれば、後々黄門様に助けられる人たちが、いかにそれまでに不幸っぷりを晒せられるか。
ミステリーであれば、トリック&事件解決の決め手をいかにするか、とか。
そういうことなんじゃないの。
で今回の「水戸黄門」は、その不幸になるまでのプロセスやドラマが、おおう・・・って感じだったもんだから、ちょっと圧倒されちゃったかなーって。

だって今回の話、このままでは持って半年の命と宣告された少年がいて、その兄と姉がものすごく悩んでるわけだよ。
兄は次の剣術の試合に勝てば江戸へ上がれて、江戸のえらいお医者さんに診せればきっと治るぞ!って弟に話してたんだけどさ。
なのに兄は、悪い上司によってあらぬ嫌疑をかけられて、出世が絶望的になってしまう。
でそんな兄姉が悩んでいる部屋の隣から「兄上、ここが江戸ですね!」みたいな弟の寝言が聞こえてくるわけだよ。
兄と江戸行く夢見てるわけだよ。
もうこれ、え、えええ・・・・・・・って・・・
でもってこの展開に来るまでに、兄がいかに誠実な人間かが描かれまくってるもんだから、より一層同情してしまうわけで・・・なんでだと。
なんで、なんでこの人らがこんな目にあわにゃならんのじゃ!!!!
神も仏もおらんのかい!!!!!!!
ってやべえ兄斬られそう!!兄斬られるやべえ!!!!!!
だれかぁ!!!!
はいそこで弥七登場~。
そらテレビの前で拍手もするよ・・・。
というか、俺はこの番組とって実にいい客だと自分でも思う。
でそっから兄が旅の隠居に向かって、あなた何者?問うて、助さんが耳打ちして、ティ~ティリリ~♪(ご老公が正体明かしたときのテーマ)
この番組おもしろっ!ってなるよね。
そりゃなるだろうさと。

だから逆に、「水戸黄門」(再)は週一でいいんじゃない?ってのも思うんだよね。
もったいなくないかって。
いやまあ、山ほどストックあるからべつにー、なのかも知れないけどさ。
とにかくこれからもありがたく見させてもらうよ。
ありがたや。

<今日の水戸黄門終わりナレーション>

武州川越から江戸に、人や物資を運ぶ水路は、兄弟たちにはまさに希望の船旅。
水戸老公の恩恵に、感涙にむせびつつ、舟は静かに岸を離れていった。

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