ミス・キャストと言われた北島マヤのアルディスと姫川亜弓のオリゲルド。二年以内に芸術大賞を取らなければ「紅天女」は亜弓のものになってしまう。マヤはどうやって天使のような王女アルディスを演じるのか!?また亜弓のオリゲルドは・・・・・・。
 
 
 
「ガラスの仮面」は、文庫版14~16巻。
なんか・・なんかのオーディションでマヤが、出された課題に対して「なぁんだ、そんな簡単なことか!」みたいなこと言って、実際他の候補者を圧倒しまくって、最後にはむしろ負けて清々しいくらいのこと言われる・・・という話がなぜか無性に読みたくなり、わりと唐突に読んだ。
文庫版14巻に収録されている「ふたりの王女」役オーディションの話だった。
これに選ばれたものが姫川亜弓の相手役を務めるのだ。
第3次審査まであるのだが、しかし、フタを開けてみりゃマヤと他との差があり過ぎて、2次審査の時点で「もうマヤでいいよ・・」って審査員も候補者もなって選ばれちまうという。
まあそう・・・そうだよなぁ、っていう。
ちなみに上のセリフの正しくは、
「なァんだ!よかった・・・! 第2次審査だっていうからどんなむずかしいことをやらされるのかと思っちゃった・・・・・・・・・!」
っていう、ヤベエ・・・マヤがいよいよヤベエよ!っていう、いよいよフルスロットルかマヤ場面で、その実力は、思わず草加みどりが「ママ・・・あたしもう棄権してもいいでしょう・・・・・・?」と洩らしてしまうほどなのだ!!

そうしてそんなオーディションも終わり、マヤはついにダブルヒロイン劇「ふたりの女王」にて、姫川亜弓とぶつかることになる。
しかしここで、月影先生まさかの提案により、冷たい日陰の王女オリゲルドを亜弓が、天使の如き王女アルディスをマヤが演じることになってしまう。
これにはみんなビックリ。
二人のキャラを考えれば、どう見ても逆の方がふさわしいからだ。
当然マヤと亜弓は苦しむことに(実に「ガラスの仮面」)。
そんでもまあなんだかんだあって、月影先生に精肉店の冷凍庫に閉じ込められたりして(「これがラストニア国の冬の寒さよ!」)、二人は自分の役をつかんでいくのであった。
というここまでで、大体文庫版15巻半ば。
そしてこっから後は、怒涛、怒涛の、「ふたりの王女」公開編へとなだれ込んでいくのである・・・。

読む身としては、なだれ込んで、巻き込まれて、もう一気に16巻最後まで読んでしまった感じであった。
読んでいる間は、「ふたりの王女」の物語を追いながらも、同時に舞台上でその才能を存分に発揮し、更に役者としての高みへと昇華していく北島マヤ、姫川亜弓という二大才能に震え、観衆と共に圧倒されていくという、実にスペシャルーな構成となっている。
なんちゅうマンガだ。
読んだ後でちょっと、良い意味で疲れるほどで。
でもそう、こんなふうに食い入れるマンガそうそうないぜっていうのを、毎度のように思うのだ。
おそろしい子・・・
 
 
 
<昨日見たテレビ>

「アメトーーク!」
TKF。
焼肉食いたい。 
 
「もやもやさまぁ~ず」
何でもいいから食いたい。

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