今日は起きて「赤毛のアン」見て朝飯食った。
海老名行って昼飯食って「インディ・ジョーンズ」見た。
帰って夕飯食った。
 
 
 
「赤毛のアン」は、アンの休日。
相変わらずダイアナの服装が変わらないよ!
なんだろ、放送局にお金送って「これでダイアナの服買ってあげて下さい」ってやったら変わるのかな。
なんかファイバードみたいに。
ってこれ再放映だぜ。
おそし……。
そしてアンはカレッジのことをマリラやマシュウに言い出せない。
でもマリラはリンド夫人からそのことを聴いてしまう。
そして、あの子がそれを望んでいるなら……と。
はたしてどうなる。
 
 
「インディ・ジョーンズ」は、老兵消えず(レイダース・マーチ)。
<ネタバレ有り>
こんな感想の書き方は初めてだと思うけど、この作品はもう、面白いとか面白くないとかじゃなくなってしまった。
そりゃあ単純な映画の出来を語れば、文句付けるところはいっぱいあると思う。
過去作に比べてあそこがどーだの、過去作と比べなくたって映画としてどーだのと、いつもならもーなんでも書いちゃう。
日記だからいいべって。
でも今回は書かない!!!
今回はもうそういうことじゃないんだ。
ああもうそういうことじゃないさ。
ないんださ……。

<以下、この作品のごく個人的な見方であって感想でもなんでもないような感想>
いきなりラストから書くけど。
息子が帽子をとるシーン。いやほんと最後のとこだけど。
インディの結婚式で、風が吹いて、息子のところにインディのフェドーラ帽が転がってくる。
息子それをとり被ろうとする。
しかしインディが奪って被ってニヤリ。
でEND。
どーよ……。
インディまだ引退しないって。
まだまだおまえにはこれは渡せないよって。
このジジイいつまでヒーロー気分だよ!
いいかげん引退しろ!うっとおしい!
でもそれは今の若者のせい!!!
俺らのせい!!!
俺のせい!!!!
インディが引退しないのは息子が、俺がふがいないからだって……

そりゃあ俺たちは老いたさ、役者から監督からほかのスタッフまでみんな歳とっちまった。
いつだって一緒だった仲間もずいぶんいっちまったし、今じゃ自慢の鞭さばきだってこのとおりだ。
でも、それでもおまえたちに今の俺が超えられるか?
俺のようなヒーローを作れるのか? どうだ?
それができないようじゃあまだこの帽子は渡せないぜ。

てなこと言われてんだよあのインディにさ!!ニヤリっつってさあ!!
むかつくじゃねえかあのジイサンよお。
むかつくけど、でも、何も言い返せないよ俺は、本当今は。
俺自身はなにもできてない。情けない。
それに悔しいけど、ほかの誰かがインディをビビらせることができるとも思えない。
結局今のままじゃあのジイサン、映画は終わってもずっとトップ・ヒーローのままでいやがるんだよ。
腹立つじゃないか。
だからこの映画に対していっくら「こここう思うー」的な批判したって、ずっと余裕ぶっかまされてるしかないんだよ。
あの笑いは消えやしないんだよ。
むかつくし悔しいじゃないかよ。
ジョーンズ……。

あの帽子は力づくで奪わなければならない。
ただ風が吹いたから、ただなんとなく、ただ手にとって、ただ被れるような代物じゃあないんだ。
力づくで奪うか、それか「こんな汚い帽子いらねえ」つってほいって返さなきゃいけなかったんだ。
いつまでもあの背中を追うのが悔しいってなら、そうすることもできるはずなんだ。
これから何度も何度もあの生意気でうっとおしいジイサンをぎゃふんと言わせる。
そうすりゃいつか向こうから勝手に投げて寄こしてくることだろうぜよ。
そういうもんなんだあれは。
ただなんとなく手に取れるようなものじゃあないんだ。

で映画の最初の方に戻って、核爆弾vsインディの場面。
冷蔵庫に入って核爆発回避のジョーンズ博士。
んなバカな。
ギャグとしてもイマイチでは?
って言おうと思えば言う事もできる。
でもあれはまるで、同じ大層な知恵と金を使った・殺人兵器vs娯楽ヒーローの図式じゃあないか。
たくさんの人を殺す兵器よりたくさんの人に夢や希望や力を与える娯楽映画の方がずっと強いんだぜ!
っつーそういうことを考えちゃうと……もうなんも言えなくなってしまう自分が情けない。
でもそうだと思ってしまったのだから仕方がない。
インディの勝ちー。

そしてクライマックス、宇宙人とUFO。
ついにそんなものに遭遇してしまったインディ・ジョーンズ。
荒唐無稽であろう。
しかし初作でだって亡霊の群れなんてもんが出てきたのだから、構わないといえば構わないともいえる。
それになにより、この地球に果たして本当のスリルや謎や冒険なんて残されているのだろうか?
クライマックス直前にロシアの女軍人は宇宙人に全知を望んだ。
すべてを知る事を望んだものの、それがはたされるやいなや、もうたくさんだ!と泣き、そして消滅した。
この世界、知られることは何でも知ってやろうというのが我ら。
そのためのツールのなんと格安でお手軽手頃で稚拙なことかことか!と。
しかし身の丈にあった以上の知を望むべきなのだろうか。
結局は我らも彼女のように泣きはしないのだろうか。
インディは例のヒーロー超感覚でヤヴァイと思ったのだろう。さすがだ。
例の如く崩れる遺跡から脱出。
そして巨大な円盤を見た。
知らなくともよいすべての知がつまっているであろう銀塊を彼はただ仰ぎ見るばかりだ。
それこそが残された未知であったのだ。
今のこの世界が唯一インディにプレゼントできる、最後の「謎」であったのではなかろうかと思う。
ご満足いただけたでしょうか博士。

そしてそして、妻。
おそらく我々の目にする彼の最後の冒険であろうのフィニッシュでインディまさかの結婚。
かつての恋人マリオンと!いやー。
レイダーース。
しかしマリオンの役者さん(カレン・アレン)は実に楽しそうだった。
個人的にはこの映画で一番輝いていたのは彼女だと思う。
いや演技力とかそういうのはわからない。私そういうのほとんどわからない。
でも本当この人生き生きしてたもの。
良かった。
魅力的だった。

まあそんなこんなで、そんなこんなだ。
だれかに、お勧め?って聞かれたら、ううんって答えるか、あのねーって答えるかは、その人次第だ。
映画の味方は人それぞれだもの。
でも俺の気持ちを分かってくれそうな人には、ぜひ見に行ってもらって、まあそうかもね…みたいなことを語り合いもしたい。
そんな見方だってあるんだ。
悔しいよインディ。
映画終わったってどうせまた冒険に出るんだろうしさ。
どうせ今度は奥さんもついてくんだろ。
こっそり出かけたつもりが…そうはさせないわよ、なんだろ。
ヒーローだよあんたは。
そうやってあんたやあんたがたはずっとヒーローなんだ。
いつまでたったってインディ・ジョーンズは消えやしないんだな。
輝き過ぎだよインディアナ。
勝ってみせるよ。
必ず勝つよインディに。
俺は勝つよ。
帽子なんか拾わないよ。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索