今日は「栞と紙魚子」が届いたので読んで夕飯食って寝た。
 
  
 
「栞と紙魚子」は、「何かが街にやって来る」。
七不思議有り、温泉有り、ゼノ茶有り、井戸有り、例のやつっぽいの有り、といった短編が収録。
そして表題作の「何かが街にやって来る」。
この「何か」の、何か、は何か。
何かわからん。
「何か」としか言いようがない正体不明の奴らが胃の頭町に攻めて来るのだ。
まず先兵として物見隊がやって来る。
物見隊は、器物と虫が同化したかのような、器物が虫になったのかのような、そんなような奴らだ。
物見隊は小動物を襲う。
その次には露払い部隊がやって来る。
大頭将軍、大足将軍という軍団最強の2体が、更に多くの虫らを引き連れ大々的な攻撃を開始するのだ。
ターゲットとされるのは、お化け妖怪その他もろもろの不思議な存在や、それを感知できるもの、また「何か」の存在を嗅ぎつけた人間達だ。
基本的に何も知らない人間は襲わない。
将軍2体の戦闘力は中々のもので、胃の頭町不思議連合軍では束になっても歯が立たない。
大足将軍はきとらさんとの対決の末に彼女を捕らえてしまう。
大頭将軍はクトルーちゃんのお母さんと絡んでしまい、こちらは大頭将軍の方が終始押され気味。
これはしょうがない。
クトルーちゃんのお母さんは名状し難き存在でありながら、悪質訪問販売を許さない燃える正義の奥様なのだから。

そして最後にやって来るのが「何か」らのボスである「姫」だ。
姫は・・・・・・本当なんだかよくわからん。
結構きもい。
姫は新たな街を身篭る。
新たな街は姫の体の繭の中で育ち、そこには今ある街とまったく同じ建物があり、住人までいる。
そして成長した新たな街が外に出ると、今ある街や生物は泡と消え、姫の生んだ新しい街がそれにとって変わるというのだ。
わけがわからんがとにかく脅威だ。
そうはさせじとの奮闘の末、まあ、最後は胃の頭軍が勝ちました。
だって胃の頭町だしみたいなことで。
ちゃんちゃん。

とそんなこんなな第二次胃の頭町ウォーズいかがでしたでしょうか、といったようなお話であった。
個人的には前回の魚襲来編よりも面白かった。
きとらさんもこの巻はこの話でしか出てこないのがちょっとさびしのだけれど、そこそこな見せ場作り役になっていたので、まあそれは良かった。
ということで胃の頭町俺的最強ランキング(戦闘力編)です。

1位.クトルーちゃんのお母さん
2位.鴻鳥さん
3位.きとらさん
4位.ボリス
5位.ヨグ

1位に異議を唱える人はいない。
2位と3位の順位は今回の「何かが〜」によって。
煮てました。
おそるべしビューティ鴻鳥さん。
クトルーちゃんはあまりにも未知数過ぎる、まだ小さいし、ということでランキング対象外。
ゼノ奥さんはペットなどを含めたらかなりの戦闘力になると思われるが、とにかくよくわからんので対象外。
長姫は今いるのかいないのか分からんので対象外。
4位と5位はもちろん数合わせ。

そんでも胃の頭町バトルロイヤルなんかやってみた場合、最後まで立っているのは栞な気がする。
なんか知らんけど勝手に始まって勝手に終わってたみたいな感じで。
そして残骸の下から紙魚子も出てきて埃を払って「行きましょ」とか言いそうだ。
そんな主役だこの2人は。
本当よくわからん。
続くかな。

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