川田と安生

2005年10月8日
第7試合
タイガーマスクvsブラック・タイガー
これはなんか、全然注目してなかったんだけど、わりと面白かった。
結構ちびっ子たちの声援なんかも聞こえて来たりしてたのだけれど、このちびっ子たちは一体このプロレス低迷期の今、いつどこでタイガーマスクを知ったのだろう。
まあ、親だろうけど・・・ということを考えつつ、観た。
ブラック・タイガーが勝った。

第8試合
棚橋&中邑vs川田&安生
川田ぁああッ!!!!!
正直ほんと、今回はカシンを一目見られりゃそれでいい、という感じで来たので事前情報とかも全然だった。
でもちょっとだけ、棚橋中邑の相手に川田が浮上してきている・・・みたいな噂を知り、ほ、ほんとかな・・・・えなんで?
モンスターK?
と思っていて、ほとんど忘れかけていたら、今回、マジで来た。
川田利明がドームにやって来た!!
安生を連れてやって来た!!
正直ここまではそれほどテンション上がってなかったのだけれど、この試合で一気に来た。
やっぱ川田は、良い、良いな。
まだまだプロレスファン1年生の自分でも、やっぱりこの人は違うんだなーと思った。
場内もここへ来て大盛り上がりであった。
がしかし!!
この試合、一番多くの声援を送られたのは、なんと安生の方だった。
安生もんそいウケてた。
何やっても笑われてた。
川田はいつも通りの川田だ。
棚橋中邑、若い力を真っ向から受け、容赦なく倍返す。
とにかく一撃一撃で場内をわかす。
川田だ。
で、そんな川田とタッチして出てくるのが安生。
それはウケる。
もうこの時点でちょっとウケる。
そんでもってムーブでもウケさす。
グルグルパンチ、ちょっと待ってのポーズ、「だから新日本はイヤなんだよ!!!」に場内は笑いに包まれた。
しかし、ただ笑われているだけというわけでもなかった。
安生の蹴りは笑いを歓声に変える力を持っていた。
こ、この蹴り・・・!?と思わせる、蹴り。
すげーや安生!!
でも結局最後は川田と分断されてしまい、カットの入らない状態で棚橋にフォールを取られ安生撃沈。
しかしこの試合、いや今日この日、一番みんなが呼んでいた名前は恐らくこの人、安生の名前だ。
川田共々良かったです!

そしてこの試合後、川田&安生の退場中、前の方の席がちょっとざわついてて、周りもざわついてみな立ち上がり始めてるなー、と思った時には自分も立ち上がりダッシュしていた。
まさかと思った時には体が動いていた。
なんと川田と安生が自分らの席のすぐ横を通り過ぎようとしていたのだ!!
そんなんこの席では無いと思ってた!!すげえ!!
俺、川田に触ったー!!!
かなり触った!もう!
ついでに、ああいやついでじゃないけど安生にもちょっと触った!
しかし川だ、ああ、こらもう手ぇ洗えねえぞー、だよ。さあ、どうしよう。トイレとかどうしよう。
うはー。
このためだけに金払ったと思ってもいい、俺は。
つかよくよく考えてみりゃ俺の好きなレスラー勢ぞろいだ、今日。
川田、西村、カシン。
いやー、何でもあるなぁ、人生。
そんなサプライズサプライズな第8試合であった。

そして興奮冷めやらぬ中、ファイナル前に何やら空気がおかしい・・・?と思ったら
『元気ですかー!!!』
まさか!
まさか、あそこにいるのは・・・いやあそこじゃない・・・どこだ?
花道だ!花道から元国会議員の人が虚無僧の格好、虚無僧が!?
いや虚無僧じゃなかった、後ろにいた!!
というわけでアントニオ猪木が出てきた。
『元気があれば何でもできる。元気があれば東京ドームにだって来れる。』
ああー、生だー、思った。
来るなんて言われてなかったから、場内もなかなかに驚きな状態になっていた。
アントニオさんは俺ももう歳だ、なんて寂しいことを言いつつも、今大会に喝を入れに来た、ということだった。
そこそこしゃべってくれて、ここはもう純粋に、楽しむことにした。
ていうか、素直に感激することにした。
そしてもちろん、
『イクゾー!!いーち、にぃー、さんっ、ダァーーーーーーーー!!!!!』
「ダァーーーーーーーー!!!!」(俺)
ご本人曰く、これが最後のダァー!になるかも知れない(いやそんなことは)。
俺は初めての生ダァー!だ。
いや、やれて良かった。
俺色々、今日来て良かったなぁ・・・・・。
さあ帰るか。
いや、ああ、そうかまだだ。

第9試合
藤田vs蝶野vsレスナー
だからどうしろってんだよ!この外人のおっさんモンスゴいぞどうすんだよ!!!
という、俺が見てもそんなな、レスナー。
印象を例えるなら、キン消し(通常)がキン消し(超デカ)に挑むようなもんなのだ。
それは無理だ。
うん。
でも今回は3WAY戦。
蝶野と藤田がとりあえず共闘するなりしてレスナーに向かっていけば、なんとか・・・・・
・・・・・・・・ならなかった。
まあ無理なもんは無理、と。
強いもんが勝つ。チャンプ。
至って真っ当な結果だ。
文句の付けようがない。
というわけで新・IWGPヘビー級チャンピオンはブロック・レスナー。
わーい。
つーかこの後誰がこのおっさん倒すんだ・・・・・。
あと、結果的にはレスナーが蝶野をフォールして決着したんだけど、こんなん王者だった藤田からしてみればまったくもって納得いかない結果だ。
いやまあこのルール受けた時点で、後からそんなことやいやい言う資格もないんだけど、でも心情的には「・・・」だろう。
というか、やる前から負けることを考えるバカがいるかよ!の遺伝子を受け継ぐ藤田だから、こんな結果はまったく考えてなかったのかも知れない。
終わってから、あれ?考えてみりゃこのルールおかしくね??とか今になって頭を抱えているのかも知れない。
うーん。
えとまあ、とにかく、今後がんばってください。
取り返せたらいいですね、と。
一応チームジャパンTシャツを買ってしまった俺としては、一員である藤田を応援しとかねば。

そんな初の新日本プロレス観戦だった。
どうかなーと思ってたけど、終わってみりゃかなり楽しかった。
常連にはそう満足な内容でもなかったかも知れないけど、自分にとってはまだまだプロレスは新鮮でいっぱい。
プロレスファン1年未満、今ならまだまだ何でも楽しめる時期なのかもしれない。
思わぬことも色々起きたし、良かった!

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