蛹化になる日

2005年6月4日
今日は起きて寝て起きて渋谷に行った。
ライブに行って帰って寝た。
 
 
【感想等】

6月4日はムシの日=蛹化の日ということで、ライブに行った。
”デルタ・ラブ・コネクションLOVE.3「蛹化になる日」”
かなり早めに現地に辿り着き、無事当日券を購入することができた。
購入待ちの時、向かい側のガラスドアで誰かが顔を出していたようなのだけど、スタッフの出入りが結構激しく、あまり視界にも入ってなかったので気にしてなかった。
そしたらそれが戸川純だったという・・・。
「ほら純ちゃんいるよっ、手ふらないの?」と前に並ぶおねーさんに言われて気付く。
つか、え、手・・・ふるの?とうろたえ、結局何もできなかった。
「すいません、そういうルールとか自分まだよくわからないんで・・・」というよくわからない受け答えをしてみたりする。
ふっといた方が良かったのかな、やっぱ。
まあこう、挨拶みたいのしとくべきだったな、とちょっと後悔した。
なんでも経験だな、と思った。

ライブ開始、一発目はロリータ18号。
正直なとこ、前回と違いライブは体験済みということで、余裕はなくもなかった。
まあ要領はわかってっから、等と高をくくっていた部分がなきにしもだったのだが。
どっこい。
ロリータ18号にやられた。
ビバ音撃。
自分のいた場所がスピーカーのまん前だったのが悪かったのか、それとも会場どこにいても同じだったのか、とにかく体験したことないえんらいサウンドウェーブが全身をぶち抜けた。
なんかもう、初めて海きて泳げねーっつーのによいしょーっとパーフェクトストームにぶちこまれたくらいの衝撃っつーか。
このままでは本当にやばいと、こういう場合は、あそう、流れに逆らうな身を任せろ!とかあの、そういうパターンだろきっと。
とか思い、思いっきり身体でリズムに乗っかってみることで、何とかなった。
いや単に耳ぶっ壊れただけかもしれないけど。
そんでその後はもうずっと、ノリノリの人みたいにノリノリ。
つか俺すっげーノリノリじゃん?みたいに・・・。
もう照れとかそういう事考えてる場合じゃござんせん、乗らねば、ということで。
開花した。
ありがとう、ロリータ18号。

つか、事前に調べときゃよかったなーロリータ18号、と今更ながら後悔したりもした。
ロリータ18号はパンクバンドだった。
うあ・・・。
なんかこう、わぁ泉谷しげるだー、みたいに水を口に含んでブァーっと観客にぶっかけたり(ぶっかけられた)。
そんで観客の方に手ぇ伸ばしてオラ握手ーみたいにやったり(握手した)。
あとこう、ふッッ!!!とか腕上げたり(上げた。ノリで)。
真ん中ら辺りの人が、もろ18号ファンの方々なのだろうな、という感じで、そういったアクションをばっちりきめていた。
でもまあ自分としては、中途半端にやれるほどふっ切れてもいないし、今後ロリータ18号に傾倒する気配もなさうだしなので、ほどほどにしといた。
そして「蛹化の女」もばっちり歌っていた。
正直、ロリータ18号の方々とは、できれば今回限りで・・・と思う。
でも反面、また縁があったら、今日よりはもちっとがんばってみたいな、という気があったりもする。
楽しくはあった。
 
そんな怒涛のロリータ18号の次は、お待ちかねの東口トルエンズ。
なんか別にほんと、ロリータ18号が悪かったというわけじゃないんだけども、でもすげー良心めいたものを東口トルエンズに感じてしまった。勝手にだけど。
「バンドの後はやりづれぇぇーーー!!!(by.山本久土)」
な、なごむなぁ・・・。
アコースティックギターは迫力では負けていないものの、バンド音よりは耳に優しく。
最初がギター山本久土ソロなのはお決まりのようで、前回と同じく「バージンブルース」や「諦念プシガンガ」等を歌った。
そして満を持し、曰く「何とか生まれ変わったまま」新生戸川純が登場。
前回よりも予備知識は増えているので、いくつか、実はそうだったのかという曲があり、例のアノ曲は「踊れない」だったのかと、今回で判明した。
「踊れない」は、今までより歌詞の部分を増やしたらしかった。
「前はあんまり間が空きすぎてたんで・・」ということで、確かにあれは不安になるくらいだったなー色々と、と思い出した。
この曲の時、前回のソロライブでは会場が妙な雰囲気になってたけど、今回は笑い声が起きていたりした。場所によって違うもんだ。
東口トルエンズのファンは比較的お行儀のよろしい人たちばかりなのかも知れない。
まだ初心者の自分は・・・別としといて。
実際会場の、あートルエンズファンっぽいなー、十中八九、という人たちはおとなしい感じの人たちばかりに思えた。
今回もトークはグダグダっと冴えわたっており、会場の受けもよく面白かった。
戸川純は、何故か東口トルエンズではなく、戸川純個人の過去話をしてくれたりもした。
戸川こんなこともありました、という。
それがまた何だかよくわからないのだけど・・・・・何か良かった。
終了時も「えっ、あ・・東口トルエンズでした〜」と奥に引っ込まれていき、来てほんと良かったなぁと思った次第であった。
「蛹化の女」、この時は歌わず。

最後のM.J.Qは、ヴォーカル・遠藤ミチロウ、ドラム・クハラカズユキの2人ユニット。
遠藤ミチロウに興味があったのだけど、既に不安の方が圧倒的にデカくなっていた。
ロリータ18号が予想外もいいとこの有様だったし、遠藤ミチロウが更にもっとそういう意味で凄まじかったらどうしよう、とか。
ギターもって観客に殴りかかりでもしてきたらどうしたらいいんだ。
もし殴られたら、殴り返した方がいいのかな?(ルールとして)、等と危険な方へ危険な方へと考えは進むばかり。
そんな中舞台上ではものものしく着々と準備は進められ・・・。
そして登場したM.J.Q!
ミチロウさんはとっても気さくな方でした(ああ・・)。
いや実際のとこは知らないけど。
ただ不安がモノスゴかった分、そう思えたのかも知れないけど・・・とにかく!
カッコ良かった、遠藤ミチロウ。
遠藤ミチロウさんの声は、何だか脳に来るものがあった。
これは、またすげーもんだな、って感じで。
とにかくとりえあず、CDを買って聴いてみないといかんなと思った次第であった。
途中からは、ギターで山本久土も参加した。
今日という日にちなみ「虫」を歌った後には、M.J.Q版「蛹化の女」。
通常、パンクバージョン共に歌ってくれた。
その終わりには元祖”蛹化の女”戸川純が飛び出し!
東口トルエンズTシャツ(三千円)で乱入。
本家本元「蛹化の女」をばっつりと歌い上げたのであった。

そしてアンコールに応えては、今回の3人ヴォーカル皆で「解剖室」。
踊り狂う。
「解剖室」ってTHE STALINの曲だったのか、なんてことも今日初めて知ったくらいのド素人。
そんな自分がここにいるのは・・・つかここは今、どこらへんなのでしょう。
音楽世界的に、ここは本当に、どこら辺りなんだろうか。
何もわからん。
ああ耳がいてぇ・・・・・・・。
終わって帰ってそのまま倒れこんだのであった。
一緒に行った段手氏は「2度はゴメンだ」とおっしゃっていたのであった。

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