今日は朝飯とファミ通を買って食べて読んだ。
少しパソコンをいじって寝た。
起きて「まさかのミステリー」を見た。
 
 
(感想等)

漫画家の横山光輝さんが亡くなられた。
自分は正直特別ファンというわけでもなく、「三国志」すら読んでおらず、マーズといったらゴッドマーズ、といった感じだ。
しかしそれでも一番の代表作「鉄人28号」には唯一思い入れというものがあったりする。
幼い頃、とある理由で古いマンガ読み放題な環境にいた時、その他多くのマンガ本の中に「鉄人28号」があった。
超少年級の少年探偵・金田正太郎が、署長さんやクロロホルム達仲間と、そして鉄人と一緒になって様々な悪と戦う物語。
鉄人はほんと強かった。
だってでかいし鉄だしね、ガオー!!みたいな迫力があって、ほんと強かった。

なのでかなりの無敵級なので、悪者もさること、正太郎&鉄人とガチンコばかりでなくそのコントローラーを狙ってきたりして、実際わりとちょくちょく奪われたりしていたように思う。
もう、たぶんあの形状から考えるに、奪ってしまえさえすれば、今時のゲームっ子くらいなら簡単に操縦できる代物だったに違いない。
その見るからにお手軽そーな感じが、また子供心の「手にいれさえすればおいらも・・・」みたいな夢を刺激したのではないかなーと思ったりする。

そんで悪者はそんな風にコントローラーを奪ったり、鉄人ではなく正太郎を攻撃してきたり、そして自分らもロボを作って戦いを挑んできたりしていた。
そのロボットの中で自分が一番好きなのは、たぶん世間的にも人気が高そうなブラック・オックスというロボットだ。
こいつは単純な強さは鉄人並な上、なんか自らのボディより強い磁力(だったと思う)を発し、周囲の自分以外のロボットの制御を妨害してしまうのだっ!!
こいつはマジで手強く・・・・・てか鉄人こいつにやられました。
子供は単純に強いものが好きです(大体)。
だから俺はブラック・オックスつっえー!っと、一気にブラック・オックス派になってしまった。

それで結局そのブラック・オックスで攻撃してきたやつに鉄人まで奪われてしまい2体の無敵ロボに襲われ、も、もうだめじゃん!となるのだが・・・・・・。
やはりなんというか、ジャスティスは勝つ!というか、おてんと様はみてるよ、ということで奇跡が起きるのだけど。
それでその後は、ブラック・オックスも正義のロボみたいになっていた。
確かその後のストーリーでは、鉄人のピンチ時に駆り出されていたりしていたような気がする。

そんな風に「鉄人28号」、結構夢中になって読んでたんだけど、結局は従兄弟(俺の)が・・・。
まだ全巻読んでなかったのに・・・。

あと、自分が思春期に大きな影響を受けた2人の作家がいて、一番最初にアニメ化された「鉄人28号」を見て、一人は夜の舞台にビルの隙間からライトを浴びた鉄人の姿に感動し、もう一人は鉄人が叫んだ途端アニメという物そのものに絶望した(とてもちゃっちく感じたらしい)、とコメントしていた。
後者のその後のアニメ嫌いは、その筋でわりと有名だ。
そしてどちらも同じくアニメ版のオープニングを見ての感想なのがなんだか面白い。

どちらが欠けても、今の自分はきっと今の自分じゃなかっただろう、というくらいそれぞれの作品には影響を受け、また作品と自分との波長というものが合っていたのだと思う。
しかしその2人が同じアニメ「鉄人28号」のオープニグを見て、正反対の印象を受けていたというを知って、なんだかとても面白く感じた。

最近は何だかんだと、ネタがないのか、古い作品が様々な形でリメイクされたりしていて、ガッカリしたり、ふーんと思ったり、今度こそはどうだろう・・と思ったりなことばかりだ。
そしてその流れか元祖「鉄人28号」もまたアニメ化され、実写で映画も作られている。
それらの出来とかそういうのはともかく、こういった現象により過去の作品に少しでも目が向けられることは、悪かないことだと思う。
そして、だからとか、今だからという事ではないのだけれど、やはり69歳という年齢でしかも事故で亡くなってしまったことは、惜しむ他無い。
でもマンガやアニメ、子供の為の夢や冒険の物語、というものが無くならない限り、それらの礎となった作品を生み出した作家の魂というものは、きっと永遠に残っていくものなのだろうと信じたい。

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