レコルター
▼マンガ『デスコ』(カネコアツシ)

全7巻一気読み。
一気買いしたわけでなく、とりあえず1巻だけ・・・あもう1巻・・・じゃあもう1巻だけ・・・で気付いたら。
同作者の『SOIL』もそんな感じだった。
あと自分にストレスがたまってるとマンガ一気買う癖があるというのもあり。

身もふたもない言い方をすれば殺し屋少女が人を殺しまくる話。
年齢は十代前半らしいけど、とにかく人殺しにしか興味がなく遊ぶように幼児がはしゃぐように人を殺していくので、絵面的には5、6歳の女の子のようにも見える。
意外とそういうのはありそうでなかったんじゃないかと思う。

なんでもかんでも”少女”を用いて、持ち上げて、色々させる感じには個人的に大分うんざりきているのだけど、大体そういうのには男性目線からの歪んだ性へのある種の願望が見え隠れしている。
本音をいえばそんなのもキライじゃないのだけど、あんまり出張られるとそこまではいらないし邪魔ってなる。

でも『デスコ』の殺し屋少女”デスこ”にはそれがない。
デスこは幼児であり子供として見れる。
だから素直に迫真的に「コイツはヤバイ」と思える。
いってしまえば作者の絵がそっち系に向いてないというのが大きいのかもしれないけど。
天才的な殺しの才能をもった子供が、遊び感覚で、人形を改造した「ころしどうぐ」を使い、大人を殺しまくる。
物語を通じての人間的な成長なぞ微塵もなく。
デスこはただひたすらに死そのもの、死神(リーパー)として描かれているのが、キャラクターとしては非常に頼もしく思え、その点だけでいえばすばらしく安心して読める健全なマンガであるといえなくもない。

作中において死は理不尽かつ平等なものとして描かれる。
誰であってもそれはそういうものとして与えられる。
徹底して一貫している。
最後まで読み終えても心残りはある。
しかしそれすらも含めて『デスコ』という作品なんだろうとも感じてしまう。
死とはきっとそういうものなのだろうと。


▼マンガ『喧嘩稼業』(木多康昭)

11巻。
衝動買いした。
『デスコ』に打ちのめされたので、ならば格闘技には激しい「生」がほとばしっているはず、心のバランスを図らねば、ということで。
結果、うん。
うん・・・・・・・・・


▼マンガ『邦画プレゼン女子高生 邦キチ!映子さん』(服部昇大)

とにかく楽しい気分になりたかったので購入。
『オーズ』の映画が紹介されてるの知ってて気にもなってたし。
結果、なれた。
マニアックな現代邦画を80年代少女漫画チックなキャラが紹介していく。
ヘンテコな愛にあふれた楽し楽しマンガだった。
全1巻らしいけどもっと読みたい。


▼マンガ『スナックバス江』(フォビドゥン澁川)

1巻。
『パープル式部』より読みやすかった。
次も買おう。


▼TOPANGAリーグ

ようやくリアルタイムで見れた。
動かざることウメガイルのごとし。


▼怖い話作り

なんで霊能力のある大学の先輩女子って美人だったりかわいかったりばかりなの?霊能力があるなんてレアな人の中にさらなるレアってそうそうないはずだよね?これ実話(系)じゃないの?実話なら霊能力はある頼もしい女先輩だけど不美人とかそういうのでもよくない?あんまり美人ばかり出してっとモテない野郎がせめて創作世界だけでも理想的な女性とイチャコラしたい・・・みたいな願望が透けて見えてはあ?実話系怪談ナメてんの?って思っちゃうしそういうのほんといらない「この先輩とはその後も長い付き合いになるのだが・・・それはまた別の話w」とかふっざっけんな地獄に落ちろマジ落ちろ

という個人的などうでもいい思いはさておき、最初は単純な話から探っていくことにした。
ただ、実話系をもとにするといっても、やっぱり参考にするなら創作として見た場合でもおもしろいと思えるものを選んでいく。
あとおもしろくはあっても上記みたいな理由でなんかムカつくから嫌・・・ってのは参考にできない。
「だったら先に言っとけよ!」系とか。
そんな感じで。

お気に入り日記の更新

日記内を検索