豚で死ねるか

2018年8月31日 趣味
豚で死ねるか
▼ドラマ『ザ・フラッシュ』

シーズン4第23話「新たな家族」
最終回。
今シーズンは大きな不満もなかったぶん大きな驚きもなかったような。
フラッシュの能力によって起こせるスケールのでかい事件は前シーズンまででやりつくした感がある。

新キャラのラルフはきらいじゃなかったけど回を隔てての扱いにブレがあったように感じた。
ゴム人間の動きも楽しかったけど新鮮味は特にないものだったし。
生き残ってくれたのはうれしいけど次シーズンも出るような感じじゃないのかな。

ハリーのことは悲しかった。
天才的頭脳を失い平凡な知性になった代わりに、おだやかで人好きのする人間にはなったけど、でも多分シスコと同じで、いち視聴者としては頑固で自意識が強くて自信過剰でイライラしては物を投げる(この悪癖は途中で改善)あの厄介で頼りになる天才ハリーが好きだった。

最後の戦いは、やはりこれまでのようなスピードスター対決のような派手さや満足感にはいたらなかった。
そしてその代わり(?)がマトリックス。
エージェント・スミスのごとくデヴォーがわらわらと。
能力を用いて総攻撃でなく肉弾戦。
人類一の知能はどうした。

前シーズンまでと比べるとちょっとやっぱり物足りない感じはあるものの、まあでも楽しめた。
今シーズンを経ての次がどうくるのかに期待。


▼アニメ『魔法が解けて』

Netflixオリジナルアニメ。
『ザ・シンプソンズ』等のクリエイターであるマット・グレイニング制作。
『ザ・シンプソンズ』な感じをお姫さまが主役のおとぎ話世界でやったら・・・なアニメ。
何が起きても不思議じゃないおとぎ話の世界に、あの傍若無人な作風をもちこんだらどうなるんだ的な。
先の展開がまったく見えない。

主役のお姫さまからしてナチュラルに不美人。
一時期はとくに日本のアニメで・・・美少女美少女、はいまた美少女、モブも母親も美少女美少女・・・なにこれブスのいない世界なん?
とか、美人美少女アレルギーにもなって、今はもうそんなことに不満もらすのも疲れて飽きて忘れちゃってたけど、ここへきて急にブスヒロイン。
ブスだろうがキャラが活き活きとしてりゃ魅力はあるんだよな、って海外アニメを見ているとつくづく思わされる。
まあまずは見てもらわなければならないわけだし、キャラクターは商品だから見た目も大事なんだけども。
しかし制作者のたしかな実績があってようやくこうしたヒロイン像でOKになるんだから、ある意味では創作品においてブスは美人より上の存在ともいえるんじゃないだろうか。
おいそれと扱えるもんじゃないよっていうそういう意味で。
わからんけど。

ただこのお姫さまビーンが、そこまで中身魅力的かといわれたらまだそうでもない。
型破りなお姫さまではあるけどそこまではちゃめちゃってわけでもなく。
むしろこのカオスな世界においては”普通”くらいといえる感じすらある。
姫に憑いたパーソナル悪魔のルーシーが悪事をうながす役割なもんだから(大したことはいわないけど)、姫自身はそこまででもないって程度で、そのぶんなりゆきで人を殺そうとすることもあるけど(うっかり殺っちゃったこともあるけど)優しさもあるよってところは守られているのかも。

まだとくに触れられていないところでも、掘り下げたら楽しそうな要素がすでにたくさん散りばめられている感じなので、そのへんやキャラクターの成長には期待したく、それなりに長く続いてほしいけど、無理っぽいような、今のところはそんなだ。
https://www.youtube.com/watch?v=pt2n508ROE4&feature=youtu.be

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