はぐれ刑事純情派

2005年6月29日
今日は「週刊プロレス」と朝飯を買って読んで食った。
弁当買って帰って寝た。
起きて「はぐれ刑事純情派ファイナル(終)」を見た!
 
 
【感想等】

生活費を下ろそうとしたら金がゴッソリなくなっていた。
でもまあ、なくなったわけじゃなかった。セーフセーフ。
 
 
「週刊プロレス」は、18日東京ドームにムシキングコラボレーションレスラーが来るよ!記事。
こうなったらもう何でも来い!
 
 
「はぐれ刑事」は、ついに最終回。
最終回の出来に不満がなかったわけではない。
いや寧ろ正直出来的にはちょっと、どうだろ、という感じもあった。
好きだからって、最後だからって目をつぶることは、いやできん。
だから一応今回思ったことを正直に・・・。

やっぱり最後にユカとエリの晴れ姿が見たかった!
ユカは警察官の制服姿で、エリはウェディングドレス。
つかこれやらないってのはあまりに不自然な気がする。
やっぱり「あのはぐれ刑事が帰ってきた!」ってやるのかな。来年とかに。
やってはほしいけど、今回でやってくれたらと、ここは本当に悔やめる。
そしてストーリー的には最後の、黒川の娘さんを連れてきてしまったところは、ちょっとどうかと思った。
黒川の人としての心を信じたのかも知れないけど、それでも万が一ってこともあるし、そしたらあの娘は父親のそういう姿をモロに見てしまう事になる。
どんな理由があっても子供は巻き込むべきじゃないと思う。
あとすげー個人的なとこで、最後はもっと!課長と安さんの絡みが見たかった!
最後にもう一度課長の歌が聞きたかった!
というかもういっそ安さんとデュエットしてくれればよかった(あり得ん)。
おっいらみっさきのぉーとおだいもぉーりぃーよぉー♪ 
 
<あやふやな記憶による「はぐれ」俺ベストエピソード3>

3位・・・「すまんです」

最早伝説となった堀内土下座エピソード。
堀内孝雄がゲスト出演で、少年野球チームの監督役をやっていた。
チームの少年が事件に巻き込まれてしまい、その両親に土下座で詫びる。
「すまんです・・・・・・」
この神々しいまでの謝罪姿は、視聴者に土下座と言えば堀内、利根川という印象を決定付けた。

2位・・・怒りの安さん

随分前で詳しいことはほんと忘れてしまったんだけど、安さんが若者を殴り本気で怒るというエピソード。
この時はなんかもう、震えた。
後々というかちょっと前には安さんの怒りがテーマのシリーズなんかもやってたりしたけど、この時ほどの衝撃を受けるものではなかった。
怒った安さんの姿はどれも毎回胸に来るものがあった。
安さんは特に温厚というわけでもないし、怒る時は結構怒る。
そしてその姿はやけに生生しく、納得の怒りっぷりだった。
舌打ちひとつとっても、「そら舌打ちもするわな」と思わず感心するくらいの舌打ちっぷりだし、「いやなんだ、そういうの!」とか刑事のくせに理屈じゃない不満を事件関係者にぶちまけてしまう時も、ほんとこう、安さんは視聴者の代弁者になってくれてるなー、という感じだった。
刑事として事件関係者とは距離を取りながら接しつつも、ふとした時に顔を出す、こうした安さんの怒りを伴った素顔には、毎回ハッとさせられた。
 
1位・・・歌う川辺課長

そのまんま東がゲストの回。
東は元警察官で、昔は課長、はるちゃんと共にコーラス部に入っていた。
というか課長が作った部らしかった。
その東が事件の容疑者となった。
時が進むにつれ東が本星の線が濃くなっていく。
安さんもその線で捜査を進め東を追い詰めていく。
でも課長は一人は東を信じていた。
「あいつが、あいつがそんなことをするはずがないんだよ!そんなことが出来る奴じゃないんだ!」
課長が短絡的なのはいつものことだ。
つかいつもは誤った人間を捕らえては「よーし、それじゃホンボシは○○できまりだな!」「・・・課長、ちょっと」「おいおいおいおい安さん。また妙なこと言い出すんじゃないだろうね」「いやどーもひっかかるんですよ」「指紋も一致して目撃者もいる、一体何がひっかかるっていうの?!」「課長」「・・お、これは署長」「安さん、なんかあるのか」「いやそれがですね・・・・・・・・」「そうか、課長、ひとつ安さんの好きにやらせてみたらどうだ?」「はっ、署長のおっしゃる通りに」とかやりとりしてるのに、たまにホンボシを捕らえてみりゃ旧友なりで「あいつじゃない!」かよ!・・・という感じがしなくもない。
あまりに感情的、まこと刑事としてあるまじきだ。
でもそんな課長だったからこそ、いつもいつも安さんの活躍が引き立っていたのだ。
そんでこの話では、結局東が犯人。
そしてついに東逮捕となったその時・・・・・
おっいらみっさっきのおーとおだいもぉりぃよぉー♪
東の肩を抱き突然歌いだす課長。
それはコーラス部時代、みなで歌った思い出の歌だった。
しかし、それにしたって唐突だ。
安さんだったらきっとこういう時、さらりとうまいことを言う。
自然にいいセリフを言って場をしめるはず。
安さんと比べたら、ちっともなっちゃいませんよ課長!
でもそんな課長だから、不器用なんだけどそんな課長だから、みんな課長のことが大好きだったんだ・・・・・。
 
やはり何だかんだ言っても「はぐれ」には課長だった。
安さんと課長の2人がいて、初めて番組は「はぐれ刑事」の看板を掲げることができるんだと思う。
だって課長がいなくなったら、安浦刑事ははぐれようがないもの。
安さんは同僚の皆から支持されているし、署長だって安さんの行動は認めている。
後ろから「お!ちょ、ちょっと待ちなさいよ安さん!」って呼び止めていたのはいつだって課長一人だった。
頭が固く教科書どおりの思考行動、下にはガミガミ上にはへーこらを、一手に引き受けてくれたのが川辺課長というキャラクターだった。
なんて分かりやすい。
安さんが何からはぐれて行動する刑事だったかは、課長を見ればすぐ分かるようになっていた。
で、それでいてたまーに課長がそうしたことから自らはぐれたりもしてたもんだから、課長のおいしさはある部分安さんを越えていた。
それはもう、ずるいくらいに。
俺は安さんと課長どっちが好き?と言われたら、悩む。
1年くらいかけて悩んだとしても、「いや決めらんねぇな・・・」と結局なると思う。

その他キャストも本当に魅力的な人たちばかりだった。
本来そんな魅力も出せないはずの役柄の人も、何故だかすっごい魅力的になってしまっていた(by.高木今井)。
18年間という歴史は伊達じゃない。
役者の力と相まって、ドラマのキャラクターが本当に命を、人生を持ってしまうことのできる長さだったんではないかと思う。
いやすげーよはぐれ。
すごかったよ・・・・・・・・こんなドラマ、また出てきてくれるだろうか。
おもしろ刑事なら今たくさんいるけど、ここまでガチで長いのは他にまだない。
追いかけてくれ!ぜひにも安さんの背中を!と、心から願う。
そして18年間、なんだけど俺的には10とちょい年間、本当にいいものを見せてもらった。
このドラマに関わった全ての人に感謝だ。
18年間、本当にお疲れ様でした!
本当もう、終わりだけど、でも安さんは生きてるからな。
とにかく安さんのごやっかいになるような事だけは、しないようにしないといけない。
そんで安さんが信じているような世の中になるよう、俺も考えて生きるよ。
俺は安さんと「はぐれ刑事」が大好きだからな。
そうなるように生きないと。

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