嗚呼オドラデク

2017年10月5日 趣味
嗚呼オドラデク
▼読書

『納骨堂に』(ヴィクター・ローワン:大関花子訳:昭和6年4月発表)

主人公のもとに古い友人から「なんか最近おかしいから助けて」みたいな手紙が来る。
そんで訪ねていったら友人は大分衰弱していて、この屋敷に住むものは次々死んでいくんだ・・・らしく、色々調べていったら原因バンパイアじゃね?って。
で二人で協力してバンパイアに立ち向かおうとするお話。

またバンパイアかよ!!
思いつつもこれはなんだか気に入った。
話自体は単純で事件の規模も小さくバンパイアのルールもかなりお約束な感じ。
でもそれがかえってバンパイアが本当に存在していたらこういう事件も人知れずあったりするんだろうな思えたりもして。
まあ単純といってもあくまでも現代の視点からで、当時としては斬新な設定も実は盛り込まれてはいるらしいんだけど。
何気に日本発表作品では初めてバンパイアに杭打ち&頭部切断食らわした作品でもあるというし。

主人公と友人が脅威に立ち向かおうとするさい固く握手かわすとこなんかもよかった。
短い尺の中で程よくシンプルに熱い。
描写も長くはないけど読ませる感じで。
他にも文章として印象的な描写多めだったように思う。


▼マンガ制作

4ページ目の色が決まらない。
幼少期の服で使ったような強い色を入れたいのだけど、10年後の主人公は寝間着なのでむずかしい。
代わりに寝床の色を濃いめの暗い色にしてみたものの・・・うーん・・・っていう。
初めてのマンガなのに色で悩むって正しいのか?
思うけどいまさら後には引けない。

お気に入り日記の更新

日記内を検索