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2018年6月2日 趣味
『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』
1976年12月25日公開シリーズ18作目。
先週見た『寅次郎と殿様』が19作目だったのでなんとなくさかのぼって見ていくことにした。
全作みてるわけではないんだけど、でもこれわりと特殊回なのかなぁ・・・という気がした。
笑いやおかしみより悲しみの色がいっそう濃くて。
終盤はもうほぼ涙出っぱでみてたし。
作品としてはなにを文句のつけどころもないんだけど、個人的にこのシリーズはからっとした笑いの多くあるほうが好みなんだと思う。

とはいえ笑いどころも通常どおりにたくさんある。
前半のほうでは、旅先で寅さんが顔なじみの旅芸人一座に大盤振る舞いし、翌朝に一座を見送ったあとに実は金がない・・・ということで無銭飲食で捕まってしまう。
それで連絡をうけた大心配のさくらが拘留先の現地警察署まで金をもってきてくれるんだけど、
署員1「そうですか、それはわざわざ・・・おう、寅さんはどうした?」
署員2「あーいま風呂にいってます」
みたいなやりとりに、寅さんおそろしい男だな・・・思ったり。
まあこれはこの警察署が大らかすぎる設定というのもあってのやさしい世界ギャグ。

あとやっぱり寅さんの会話ってとても粋だし大人だ。
マドンナの京マチ子と移りゆく季節を軸に会話する場面があって、そう長いやりとりではないんだけど、そういや自分はこういう会話がちっともできない人間だと気づかされたりも。
外の世界や情景をまじえて会話できる人は本当に格好良い。
でもちょっと前までは多分、そういうのはただおっさんくさいと思ってたんだな。


『ハンドメイズ・テイル』
第6話「女の領域」
やっぱそうきたか・・・という今回のラスト。
どうなるの。


『劇場版 仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』
自分の中で平成ライダーの劇場版ではこれが最高作、次点が『W』。
・・・だったんだけど、今見るとけっこうキツかった・・・。
良いとこはすごく良いんだけど粗いとこが本当に粗削りで。
公開当時見に行き、主人公の正体がTV本編に先駆けてあかされたりの衝撃もあって(あの瞬間の場内ちびっ子らの静まり具合はほんとスゴかった)そこらへんの補正も強かったんだと思う。
平成ライダーの映画の中では傑作って評価は変わらないけど、でもちょっと、まあ、あくまでも平成ライダーの中でね、ってとこはこれまでより強調したくはなってしまった。
なんだったら一般の人にすすめても大丈夫!思ってた時期もあったから。
うん・・・
でもまあ、傑作よ。


『巨神ゴーグ』
第4話「出合い」
ゴーグ出た!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


『アドベンチャー・タイム』
フィンの親父は悪人という感じではないけど良いところが本当にひとつもない。
ダメ人間なのに活動力だけはモリモリにあるという迷惑まき散らしマシーンみたいな人物。
無害で親切な生きものを悪意なくこき使い、自らのもたらした害の始末もしようとせず自分だけさっさと逃げ出そうとする。
どうしょもない。
しかしそれがゆえに妙に生々しいキャラクターに思えたり、あとこの人が本当にフィンの父親なら、この人がいなかったらフィンもいなかったんだよな・・・って考えると、そこにもまたリアルを感じたりもする。


明日は『キング・オブ・エジプト』見る。



▼読書

『七悪魔の旅』(マヌエル・ムヒカ=ライネス)

プロローグと第一章を読む。
「天国ならいいよ?でもここは罪人に罰をあたえる地獄なんだから、おまんらがダラけてたら天国になっちゃうでしょーが!!」
みたく地獄の大魔王に叱られ、七悪魔たちは試練のため地球へと派遣されるのでした・・・といった始まり。
この作品が水木しげるの世界にものすごく近しいことに気付いた。

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